虫パターンのブラックバスにはベイトリールがマッチする!上手く虫をイメージさせて釣っていく方法とは?
水中に居るブラックバスですが、動くもので口に入る大きさであればほとんどの生き物を捕食します。
中でも簡単に捕食されるのが虫ではないでしょうか。
虫は水面に落ちてしまうともがいたり、ゆっくりとしか移動できなかったりするためブラックバスは好んで狙います。
ただしカバーが絡んだりすることが多いため、ベイトリールを使っていくのがよいでしょう。
今回は虫パターンのブラックバスを、ベイトリールを使って攻略していく方法を解説していきたいと思います。
目次
まず虫パターンとは?
虫パターンとはその名の通り虫を捕食するブラックバスを狙っていくパターンのこととなります。
このパターンになると、他の小魚や甲殻類には目もくれないような状況となることが多いです。
それだけ虫はブラックバスにとって捕食しやすいエサとなっているということでしょう。
虫といってもセミやバッタ、トンボなどいろんな種類が居ますので、その場で捕食されている虫をしっかり把握することが必要となってくるでしょう。
虫パターンが効果的となりやすい場面
虫パターンが効果的となりやすい場面は2つです。
まずはなんといっても夏の終わり頃といった形です。
夏が終わりに近づいてくると、どうしても虫は弱ってくるものが多くなります。
弱ってきた虫は何かに驚いたりした拍子に飛んだりして、また木につかまっている力が弱く風が吹いたタイミングなどで水面に落ちてくることが多くなります。
この状態をブラックバスは待ち構えていて捕食することになります。
次に虫パターンが効果的となりやすいのはクリアウォーターです。
クリアウォーターではより深くまで日差しが入りますので、水面に落ちた虫の姿が確認しやすく、影も落ちるのでブラックバスが見つけやすくなります。
マッディーウォーターだとどうしても虫が見つかるまでに時間が掛かるのでパターンが限定的となりやすいです。
このような2つの条件が重なっているときには虫パターンが効果的となりやすいでしょう。
虫パターンで重要なこと
虫パターンで重要なことは、水面に落ちた虫はほとんど軽量であり、浮くことが前提だということです。
また羽ばたいたりしても移動はほとんど無いです。
虫パターンにおいてはしっかりと水面にルアーがあり、かつ移動距離を抑えてアクションさせなければなりません。
このようなことに気を付けてルアーやタックル、アクションを選んでいく必要があります。
虫パターンで使いやすいルアー
ここでは具体的な虫パターンで使いやすいルアーを紹介します。
主に使われるのは下記に紹介される3つです。
まずはそれぞれの種類について解説していきます。
クローラー
羽根が付いたルアーをクローラーと言います。
ただ巻きではクロールするように泳ぐルアーですが、虫パターンにおいては羽根の抵抗を利用して水面に波紋を出す使い方がメインとなります。
特にセミがエサとなっている状況でおすすめです。
バグ系ワーム
虫を模したワームをバグ系と呼びます。
バグ系ワームにはいろんな形があり、足や触覚、羽根をリアルに模しているものが多いです。
とても軽いのでそれに合わせたタックルを使っていく必要があります。
小型フロッグ
虫が落ちやすいのはカバーや木の下などでルアーが引っかかってしまう状況であることも多いです。
そういったときにはサイズ感を虫に寄せた小型フロッグを使ってみるのもよいです。
小型フロッグであれば、カバーに撃ち込んでもほとんど引っかかることはありません。
それでは続いてそれぞれのルアーのタックルとアクション例について解説していきたいと思います。
クローラーのタックルとアクション例
クローラーは小刻みにアクションを加えていくのが基本となります。
また羽根の抵抗がキャスト時にあるため、バックラッシュしにくいリールを選んでいく必要もあるでしょう。
下記の例を参考にして使ってみてください。
ベイトロッド
6フィート後半の長さのあるロッドがよいでしょう。
長さがあることによってより高い位置にティップが来てくれるので移動距離を抑えてアクションさせることが出来ます。
またクローラーの重みをしっかり乗せてキャストすることも出来るでしょう。
ベイトリール
スーパーハイギアのベイトリールがおすすめです。
クローラーをはじめ虫パターンではある程度の距離を引いたら回収して再度着水させてその音でもブラックバスにアピールしていった方がよいからです。
ラインは水と比重が近いナイロンラインで12ポンド程度を目安に使っていくとよいでしょう。
アクション
クローラーのアクションはシェイクを基本としてみてください。
キャスト後、波紋が消えたくらいからシェイクを加えていくとよいでしょう。
シェイク中にはたまにポーズを短く加えていくと効果的です。
ブラックバスがバイトしてきたら、ルアーが水中に引き込まれたことを確認してからフッキングするようにしましょう。
バグ系ワームのタックルとアクション例
バグ系ワームはとても軽いので、キャスト時にトラブルのないようなタックルセレクトが必要となります。
また細かなアクションが必要なので繊細さも兼ね備えている必要があるでしょう。
下記の例を参考に選んでみてください。
ベイトロッド
長さは6フィート半ばのウルトラライトやライトアクションのロッドがよいでしょう。
テーパーはファストテーパーがシェイクしやすくおすすめです。
軽くシングルハンドでも投げられるロッドが良いと思います。
ベイトリール
ベイトリールは軽いことがほとんどであるバグ系ワームに合わせてベイトフィネス用のものを使ってみてください。
特にエクストラハイギアのギア比となっているものがよいでしょう。
できるだけ効率よく探っていけるようなベイトリールを選ぶのが良いです。
アクション
アクションンはシェイクが基本となります。
バグ系ワームではラインスラックを出したままでシェイクするようにしたほうがよいでしょう。
ラインを張ってしまうとすぐ手前によってきてしまうからです。
ブラックバスがバイトしてきたときにはラインスラックを巻き取ってラインを張ってからフッキングするようにすると上手く行くでしょう。
小型フロッグのタックルとアクション例
小型フロッグではキャストの正確性を高めていくセッティングがおすすめとなります。
その正確性と併せてある程度の強さも必要となります。
ウエイトは10グラム以下を使用することを前提として選んでいきましょう。
ベイトロッド
ミディアムパワーで6フィート前半のロッドがおすすめです。
鋭くキャストできる振り抜けのよいロッドを選んでみてください。
テーパーはレギュラーテーパーがおすすめとなります。
ベイトリール
スーパーハイギア、もしくはエクストラハイギアでスプール径33ミリ程度のベイトリールがよいでしょう。
使っていくラインはフロロカーボンラインかPEラインがよいでしょう。
小型フロッグの釣りではよりキャストトラブルが少ないマグネットブレーキのタイプがおすすめです。
アクション
小型フロッグでは水面に木があるような場所では枝にラインを引っ掛けて吊り下げ、1点でアクションさせるといった使い方が行いやすくおすすめです。
このアクションはプレッシャーが高ければ水面からわざと離して空中で上下に動かしたりするのも効果的となります。
岸際のカバーにおいては岸に一度小型フロッグを乗せてから水面に落とすといったテクニックが効果的です。
ブラックバスはこのような状況をよく見ていますのでヒットさせやすくなるでしょう。
バイトが合ったらラインスラックを素早く巻き取りフッキングしてみてください。
まとめ
今回は虫パターンのブラックバスを、ベイトリールをメインとして攻略していく方法について解説してきました。
虫パターンは水面にあるルアーにブラックバスが食いついてくるエキサイティングな釣り方であり、パターンとしてはまると爆釣してくれることも多々あります。
ぜひ今回の記事に紹介した3つのルアーをベイトリールで使って、虫パターンを攻略してみてください。