実は簡単!? ケース別! 誰にでもわかるエギングロッドの選び方

エギングロッド

ダイワ(Daiwa) ロッド リバティクラブ エギング 862M

エギングを始める際に、釣具屋さんに行くと、たくさんのエギングロッドが並んでいます。

ここから自分に適したロッドを選ぶのですが、特に初心者の場合は、何を基準に選んでいいのかもわからないでしょう。

多くの場合は店員さんに聞くことになると思いますが、質問のポイントもわからないと思います。

この記事では、ポイントを押さえたエギングロッドの選び方をご紹介します。



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まずは重さを意識する

エギングロッドを使った釣行では、常にロッドを上げ下げしなければいけません。

そのため、第一に気をつけなければならないのはエギングロッド自体の「重さ」です。

お店で触って試した時には軽くても、実際の釣り場ではリールやエギを装着して使います。

釣りをした場合は水圧も加わるので、想像以上に重く感じるはずです。

あまりに重いロッドだと、適切なロッドアクションを行うこともできません。

疲れてしまうのも早く、疲労によって釣りが雑になると、釣果も期待できなくなります。

通販などで重さだけを見て購入を決める人もいますが、ロッドのウエイトバランスがそれぞれ違うこともあり、持った時に想像以上に重く感じることもあります。

ロッドを選ぶ場合は、できるだけ店舗に足を運び、実際に持って試してみることをおすすめします。



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強度を確認する

重さと同じくらい大切なのは強度です。

エギングロッドは、常にエギを動かし続ける釣りに対応するために、ある程度の硬さを持って作られています。

メバリングロッドやシーバスロッドと比べてみると、意外と硬いことが分かるでしょう。

ロッドが柔らかすぎると、手元でロッドアクションを行っても、ロッドがしなりすぎてアクションを吸収してしまい、ルアーが意図した動きをしてくれないのです。

しかし、硬くしたということは、脆くなったということでもあります。

「硬いのに脆い」ということにピンと来ない人もいるかも知れませんが、ガラスとゴムを想像してみてください。

ガラスはゴムより明らかに硬いのに、すぐ割れてしまいますよね。

フィッシングロッドは、柔らかいほうがしなって粘るため、折れにくくなるのです。

そのため、強度の確認が不可欠なのです。

強度の確認は難しいのですが、とにかくロッドをよく見ることです。

小さな傷があれば、そこから折れる可能性があります。

コーティングが剥がれた部分があれば、そこから傷がつくこともあります。

気になる傷やコーティングの剥離などがあれば、他のロッドを選ぶようにしましょう。

なお、仮にメーカー側の初期不良でトラブルがあった場合は、交換してくれることもあります。

長さも大事

多くのエギングロッドは、8~8.6フィートの長さで作られています。

換算すると2.4~2.6メートルくらいとなります。

堤防からの釣りを考えると、このくらいの長さがあれば十分と言えます。

長ければ遠投の際にも有利ですし、風が強いときはロッドを水面近くまで近づけることで糸フケを軽減することができます。

手元で小さくアクションをしても、ロッドが長ければルアーは大きく動きます。

しかし、長すぎるロッドは取り回しが難しく、慣れていないとルアーのアクションが大きくなりすぎることもあります。

また、持ち歩きに難儀することも考えられます。

釣りのときは何かと荷物が多くなりますし、獲物を釣って持ち帰る場合はさらに荷物が重くなります。

釣行中だけでなく、持ち歩きに適しているかもしっかりと考えなければなりません。

ケース別に考察

基本的に、エギングロッドは以下の4種類に大別することができます。

●長くて硬い
●長くて柔らかい
●短くて硬い
●短くて柔らかい

ここからは、ターゲットのサイズや釣行場所、さらには実際にエギングロッドを使う人の熟練度等を考慮して、それぞれのケースでどのようなタイプのロッドがおすすめかをご紹介します。

女性や初心者向きのロッド

女性や初心者には、短くて柔らかいロッドがおすすめです。

長すぎて扱いに困るよりは、短くて取り回しのいいロッドを使ったほうがストレスが少ないからです。

短いロッドを使うことで、正しいロッドアクションやルアーの動かし方を覚えることができます。

柔らかくて短いロッドは、比較的しなりが適度で、「釣り竿」といった感じが掴みやすいこともあります。

そのため、初心者はこのタイプのロッドで経験を積むのがおすすめなのです。

また、しなりを利用することで、長いロッドには敵わないものの、ある程度の遠投をすることが可能です。

しなりを利用したキャスティングのやり方を学ぶには、短くてしなりのあるロッドが最適なのです。

女性の場合、熟練していても短いロッドの方が体格的に適していると言えます。

重量も軽いので、釣りをしていてもストレスが少ないはずです。

力のない女性であっても、しなりを利用することである程度の遠投ができますので、ある程度オールラウンドに使えるタイプと言えます。

とにかく数を釣りたい

数を釣りたい場合にも、短めで柔らかいロッドがいいでしょう。

取り回しが簡単ですし、キャストの距離があまり伸びないので、リトリーブにかかる時間が短めです。

その分、多くのキャストで小まめにたくさんの場所を探ることができます。

柔らかい方が、少ない力でロッドを扱えるので、たくさん投げても疲れづらくなります。

しかし、大きな獲物がかかった場合には苦労するかもしれません。

長くて硬いほうが、大物とのファイトが楽になるからです。

どちらかといえば、短くて柔らかいロッドは、小さめのサイズのイカをとにかくたくさん釣りたいと言う時に向いています。

そういった意味でも、初心者が経験を積むのに適していると言えます。

遠投したい

フィールドの関係上、遠投を多用するようなケースでは、間違いなく長くて柔らかいロッドがおすすめです。

長いロッドであれば飛距離を稼ぐことができますし、しなりを最大限に使うことで、より遠くにキャストすることができます。

遠投した場合、ラインを巻き取る時間が長くなるので、キャスト回数は少なめになります。

ロッドが柔らかいので、遠くまで投げたルアーを操作するロッドアクションも難しくなります。

慣れていない人が遠投ばかり行うと、却って釣果が落ちることもあるでしょう。

しかし、遠投によって広いエリアを探ることができれば、それだけ数が釣れる可能性が上がるということでもあります。

何より、大海原に思いっきりエギをかっ飛ばすのは気持ちのいいものです。

ロッドアクションを身に着けたい

ロッドアクションを身に着けたい人や、自信ない人であれば、硬くて短いロッドがおすすめです。

硬い分、手元の動きがロッドに吸収されずに、思った通りにエギを動かすことができます。

硬いということは感度もいいので、水面下のエギの動きもわかりやすくなります。

短いので取り回しも容易で、思ったようにエギを動かしやすいと言えます。

狙ったアクションができて魚が釣れると、「釣れた」より「釣った」感が大きくなり、喜びもひとしおです。

とにかく大物を釣りたい

大物を狙うなら、硬くて長いロッドです。

長さを利用して遠投しながら広いエリアを探ります。

また、多くのロッドは3.5号のエギを使うことを基準に作られていますが、4号クラスのエギを使えるロッドを使えば、その分アピール力が高くなり、より大きな獲物が狙えます。

大物を狙って、大きくて重いエギを投げる場合には、硬くて重いロッドが最適です。

まとめ

エギングロッドにはたくさんの種類がありますが、実は4種類に大別できます。

それぞれをどのような用途で使うかは比較的ハッキリしているので、ポイントさえ押さえれば実は選びやすいといった一面もあるのです。

たくさんの商品に戸惑うことなく、この記事で紹介したポイントを踏まえながら最高のエギングロッドを選び出して、釣果に結びつけてください。







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