オールインワンゲルは若い人と高齢の方どっちに向いてる?
オールインワンゲルは、それひとつで様々なスキンケアの役割をしてくれるすごく便利なアイテムであることは間違いありません。
でも、それが向いている人もいれば、それがいまいち向いていない方もいるのも事実です。
ではオールインワンゲルは、若い人と高齢の方では、どぢらに向いているのでしょうか?
ここではそれについて見ていきたいと思います。
オールインワンゲルは美容成分は強くない
まず、オールインワンゲルの特徴から見ていきたいと思います。
オールインワンゲルの一番の特徴は、ケアが素早く、かつ簡単にできるという点です。
それは、たとえ若い人であっても、高齢の方であっても、うれしいポイントであることは間違いありません。
だから、良い点だけを見ていても、オールインワンゲルが若い人に向いているのか、それとも高齢の方に向いているのかということはわかりません。
ではどうすればオールインワンゲルが若い方と高齢の方のどちらに向いているのかわかるようになるのかというと、それはやはり、オールインワンゲルのダメな部分を見て判断するのです。
オールインワンゲルのダメな部分として大きいのは、美容成分がそれほど強くないという点です。
幅広い代わりに浅くなる
どんなことでもだいたいそうですが、あまり幅を広げてしまうと、その分一つ一つの密度が浅くなるものです。
昔から広く浅くと言いますが、オールインワンゲルはまさにそれなのです。
なので、化粧水的な役割もできますし、美容液的な役割もできますし、保湿クリーム的な役割もすることができる代わりに、それぞれの効果はそれほど高くなくなってしまうのです。
だから、高い保湿成分を必要としている肌には、あまりオールインワンゲルは向かないということになります。
勿論保湿成分だけではなく、栄養を欲している肌にもそれは向きません。
つまり、肌トラブルが多くみられる肌にはそれは向かないということになります。
では、若い人とある程度の年齢の方の肌は、どちらの方が健やかな状態であることが多いでしょうか?
年齢を重ねるほどに向かなくなる
若い人とある程度年齢を重ねている方の肌では、どう考えても若い方の肌の方が健やかである可能性は高くなります。
それは、肌の仕組みというか、人間の体的に仕方がないところがあるのです。
たとえばうるおいです。
人の体は、若い年齢の頃の方が皮脂をたくさん出すようになります。
皮脂をたくさん出すという言葉だけ聞くと、脂性肌のようになってしまうように思えて、それはあまり良いことに思えないこともあります。
しかし、皮脂が出るというのは、実は肌にとってはすごく大切なことなのです。
皮脂がしっかりと出ていないと、それにより肌を潤わせることが出来ません。
皮脂というのは実は肌にうるおいを与えるものでもあるのです。
だから、年齢を重ねてしまうとそれだけで肌は乾燥しがちになります。
乾燥しがちな肌には強力な保湿成分が必要
自力で皮脂でカバーできるのであれば、別に肌が乾燥していても対して問題はありません。
しかし、そもそも皮脂が出づらい状態になっているのであれば、それをカバーするためには強力な保湿成分が必要になります。
そうして外部からカバーしていかないと、肌はカバーしきれなくなってしまうのです。
なので皮脂が出づらくなってきている、ある程度年齢を重ねた方の肌には、オールインワンゲルはあまり向かないということになります。
別に使えないわけではない
ただ、それは別に、ある程度年齢を重ねている方にはオールインワンゲルは使えないとか、そういうことを言っているわけではありません。
べつに、ある程度年齢を重ねていてもオールインワンゲルを使用する方法はあります。
たとえば、保湿成分がより強く出るように、重ねづけで使用したり、あるいは別の保湿ケアアイテムと併用していけばよいのです。
それでも、一つ一つを完全に別々につけていくということよりかは確実に手間が省けます。
楽してケアしていける上に、きれいにもなれるのです。
もちろんただオールインワンゲルだけを使用して肌をケアしていけるような若い肌と比べると手間は増えますが、それでも使用できないわけではないということは覚えておいた方が良いです。
若い人の肌にはあまり成分が強くないのもぴったり
このように年齢を重ねている方にはあまり向かないのがオールインワンゲルになりますが、逆に若い人の肌にとっては、オールインワンゲルはすごくピッタリなアイテムになります。
それは、若い人の肌は、自分で肌を補てんしていく機能をしっかりと鍛えていくべきだからです。
肌は、甘やかして外部から美容成分を与え過ぎていると、自己治癒機能が弱まっていきます。
本来肌にはそうした機能があるのに、それができなくなっていくのです。
そうなると、より早い段階で、乾燥しているのに皮脂が出ないというようなことが起こるようになります。
もしそういう状態に早くなってしまったら、どんどん使う化粧品が増えていくことが予想されます。
そしてそれはまたさらに自己治癒機能を奪っていくという悪循環に陥ってしまいます。
そうなったらすごく手間にもなりますし、そして何よりコストもかかります。
なのでそうなることは避けたいです。
それを避けるためには、若い時分から肌を甘やかしすぎないことが大切になります。
だから、オールインワンゲルはぴったりなのです。
オールインワンゲルであれば、そもそもあまり美容成分は強くありませんから、肌を甘やかしすぎてしまうということはありません。
そういう意味でもオールインワンゲルは若い人の肌にピッタリになります。
刺激もあまり強くない
また、オールインワンゲルは、刺激もあまり強くありません。
強い美容成分が含まれているものは、その分だけ肌に与える刺激も強かったりするものです。
良薬口に苦しと言いますから。
でも、オールインワンゲルは、そもそも美容成分があまり強くないのですから、その分刺激は弱いのです。
それもまた、肌に余計なダメージを蓄積させず、肌の自己治癒能力を下げさせないためには大切なことになります。
コスパの良さも若い人向け
オールインワンゲルはこのように、基本的には若い人におすすめになります。
もちろんある程度の年齢の方も、工夫次第では使っていくことが出来るアイテムにはなりますが、どちらがより効果的に使用していけるかということを考えるのであれば、それはやはり若い人になります。
コスパの良さもその理由の一つです。
色々とつけていくと、その分だけコストがかかります。
でも、若い頃はあまり化粧品にコストを避けるだけの余裕がなかったりするものです。
ある程度年齢を重ねていれば、若い頃に比べるといささかそれもやりやすくはなります。
そういうコストパフォーマンス的な意味でも、オールインワンゲルは若い人にはぴったりになるのです。
若いうちに無理してコストをかけていても、それを続けられないのであれば意味がありません。
若い頃のスキンケアに大切なのは、無理せずできる範囲で行っていくことです。
まとめ
オールインワンゲルは、若い人と高齢の方どっちに合っているかということをここまで見てきましたが、その答えは若い人だということになります。
性能的にも、オールインワンゲルならではの特徴的にみても、それは若い人にあっているアイテムなのです。
なので、まだ若い方は是非今、オールインワンゲルを使用してみてください。