ホホバオイルで肌に優しく天然のオイルを使いこなすテクニック
ドラッグストアなどでよく見掛けるようになったホホバオイルはどんなオイルかご存知でしょうか?
オリーブオイルに似た黄味がかった黄金色をしたオイルであり、自然由来の天然オイルです。
ホホバオイルは髪から顔、手足、お腹まわり、爪の先まで全身に使える万能の天然オイルです。
ホホバオイルに含まれている成分や期待出来る効果、ホホバオイルを使いこなすテクニック、ホホバオイルの保管方法など詳しくご紹介します。
ホホバオイルってどんなオイル?
ホホバの実の種子からとれる天然のオイル
ホホバオイルとは、シモンジア科に属する常緑低木のホホバの実の種子から作られる種子オイルを示します。
ホホバの原産国はアメリカ南西部からメキシコ北部と言われており、葉は濃い緑色で長い楕円形をし、実はドングリのような形をしています。
ホホバの実を採取して圧縮して絞ると、沢山の綺麗な天然のオイルが出来上がります。
ホホバの実から一番最初に取り出されたホホバオイルはエキストラバージンホホバオイルとも呼ばれ、香りが高く色が濃く、とても高品質で肌や髪への浸透が高いと言われています。
ホホバオイルには天然のアミノ酸、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどたっぷりの成分が含まれています。
ホホバオイルは鉱物油など余計なものを入れない、人に優しい自然からの恵みのオイルなのです。
遥か昔から人々に愛用されて来た黄金のオイル
乾燥する地方でも育つホホバは貴重な収入源として育てられて来ました。
メキシコ北部などは特に降水量が低く、一年を通して乾燥しがちですがホホバは乾燥の多い過酷な土地でも育ち、芳醇なオイルを持つホホバオイルを作り出すので遥か昔から黄金のオイルとして扱われて来ました。
一般的に天然オイルは酸化しやすく、香りが変わったり効果が減少したりしますが、ホホバオイルはオリーブオイルよりも酸化しづらく、比較的安定したオイルと言われています。
ホホバを育てて来た人々は貴重な黄金のオイルを、髪や肌に使って健やかに保つ効果を実感し、体に優しい黄金のオイルとして今日まで愛され続けています。
ホホバオイルで髪と頭皮を健やかに保つ
滑らかなホホバオイルでパサつく髪に艶を与える
カラーリングや毎日のシャンプーで、髪のキューティクルは開き髪のタンパク質が流出してパサつきの原因となります。
キューティクルが崩れてタンパク質が流出した髪はすかすかになり、髪を保護する力が低くなるのでさらなる乾燥やパサつき、ダメージとなってしまいます。
ホホバオイルは、傷んでパサついた髪に潤いを与え、自然な艶を生み毛先までしっとりとまとめてくれます。
おすすめの使用方法は、シャンプーとコンディショナーをした後に髪をタオルドライし、少し湿り気があるうちにホホバオイルをワンプッシュ掌に取り、ダメージが気になる毛先から髪の中央、頭頂部に向かって少しずつホホバオイルを塗布して行きます。
毛先から付けていく事でオイルを付けすぎる心配がありません。
全体にホホバオイルが行き渡ったら、ドライヤーでブローをしながらブラッシングします。
ドライヤーの熱で温まったホホバオイルが髪表面に広がり、一本一本がホホバオイルにコーディングされ、乾燥に負けないバリア機能を生み出します。
湿気で髪が広がってしまう人も、ブロー前にホホバオイルを塗布するテクニックをおすすめします。
頭皮をマッサージして血行改善する
美しい髪を保つには、頭皮の血行改善がキーポイントになります。
血行が悪い頭皮は新陳代謝が遅いので、フケがたまったり乾燥したり、かゆみの原因となります。
ホホバオイルは滑らかなテクスチャーなので、頭皮マッサージでも活躍します。
シャンプー前の乾いた頭皮にホホバオイルを100円玉ほど塗布し、指の腹をつかって優しくくるくるとマッサージします。
耳の後ろや項の上など、普段触れない部分もホホバオイルであれば抵抗なくマッサージができ、血行が改善されて頭もスッキリとします。
リラックスしたい、頭をスッキリさせたい人にホホバオイルの頭皮マッサージはかなりおすすめします。
ホホバオイルで全身リフレッシュ
ホホバオイルで乾燥から肌を守る
肌荒れやハリがなくなる原因の一つとして、肌の乾燥があげられます。
肌は乾燥すると肌理が粗くなり、肌理の隙間から水分が奪われて刺激を感じやすくなったり、弾力性がなくなります。
肌のバリア機能を高めるには、保湿が第一と言えます。
ホホバオイルにはワックスエステルが含まれています。
人の肌を覆う皮脂には、ワックスエステルが約25%含まれています。
ホホバオイルには他のオイルよりもワックスエステルが多く入っているので、皮脂との親和性が高く、肌を優しく守る事が出来るのです。
皮脂に近い成分が入っているから、鉱物油などのオイルが気になる人にも、おすすめする天然のオイルなのです。
乾燥が気になる顔の頬や顎、かさつく肘や踵、乾燥して静電気が起きやすい背中にもホホバオイルは有効的です。
お風呂上りまたは洗顔後の肌を軽くタオルで水気を取り、ワンプッシュしたホホバオイルを手の中で温めて優しく塗り広げましょう。
体温でも溶解するホホバオイルはサラサラとして、乾燥の気になる肌を優しくコーディングし保湿してくれます。
ホホバオイルマッサージで気になる部分をスリムアップ
体についた脂肪は水分を含んでむくみの原因の一つともなります。
体の余分な水分を排出するなら、ホホバオイルを使ったオイルマッサージがおすすめです。
ホホバオイルはプロのエステサロンでも使われ高い評価を得て居ます。
皮脂との親和性が高く、伸びが良くて乾燥知らずで、さらにビタミンが含まれお肌を健やかに保ちます。
体のむくみが気になる部分には、ホホバオイルをたっぷり使い、リンパ腺の流れにそって優しくマッサージしましょう。
ホホバオイルは新鮮であればあるほど、香ばしいホホバの実の香りもマッサージの時に楽しめるので、アロマ効果も期待出来ます。
ホホバオイルの無理のないマッサージはリンパのめぐりが活発になり、体の気になるむくみ解消に繋がります。
ホホバオイルを正しく使う方法
ホホバオイルを使う手順と使った後
ホホバオイルは油性なので、手や体がとても水濡れしていると親和性が低くなります。
髪に使う時はシャンプー後に軽くタオルドライして、水気を切っておきましょう。
またとても滑らかなテクスチャーをしているので、壁や床に着くと取れにくくなる可能性がありますので、人体以外には着けないように取り扱いましょう。
ホホバオイルを保管する方法
酸化しづらく安定性のあるホホバオイルですが、やはり天然のオイルなので品質を保つ為にも保管はきちんとしましょう。
ホホバオイルの使用後はしっかりと蓋を締め、直射日光の当たらない冷暗所で保管して下さい。
高い安定性を保つホホバオイルですが、古くなったホホバオイルは効果も下がってしまうので長期間使用は避け、常にフレッシュな新しいホホバオイルを使用しましょう。
きちんと保管する事でホホバオイルの香りを逃がさず、最後まで高品質のホホバオイルを楽しむ事が出来ます。
まとめ
ホホバオイルは乾燥した土地でも育つ強い力を秘めたホホバの実からとれる天然のオイルです。
アミノ酸やビタミン群の他に、人の皮脂にも含まれるワックスエステルが多く含まれているので皮脂と親和性があり、肌に負担なく使う事が出来ます。
ホホバオイルは髪から顔、手足、爪の先まで使う事が出来るまさしく万能の天然オイルです。
一つあれば全身使えてリフレッシュ効果も期待できるホホバオイルを、毎日のライフスタイルに是非加えてみて下さい。