ホホバオイルを購入する前に知っておく必要のある4つのこと
みなさんはホホバオイルというものを知っていますか。
最近では全身に幅広い用途で使うことができるということで注目されているオイルです。
このオイルは、使用するとなった際には知っておくべきいくつかの知識があります。
ホホバオイルに興味がある方はもちろん、使用しているけれどもそれを知らないという方はぜひ読んでみてください。
ホホバオイルとは
ホホバオイルの名前は知っている方も多いでしょうが、どんなものからできているのかなどを知っていますか。
まずはホホバオイルについての基礎知識を紹介していきます。
ホホバオイルとは
ホホバオイルは、ホホバという名前の多年草の植物が原材料になっています。
このホホバの実や種子からオイルを抽出しています。
ホホバはメキシコなどの砂漠の環境下で生息していて、暑さに強く、厳しい環境下で水分を保つことができます。
また、ホホバは別名「命の植物」とも呼ばれています。
そんな実からできているホホバオイルは、肌の手入れだけでなく食用としても古くから親しまれていました。
ホホバオイルの種類
最近話題のホホバオイルですが、一概にホホバオイルとひとまとめに呼んでいても、実は2種類に分けることができるということを知っていますか。
それぞれ使うことで得られる効果も異なるので、自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
クリアホホバオイル
まず1つ目はクリアホホバオイルと呼ばれるものです。
このホホバオイルは基本的に透明です。
不純物を取り除くために、精製時に加熱処理をしています。
その加熱により栄養素が失われてしまっているので、栄養素を補給するのにはあまり適していません。
精製によりホホバオイルの独特なにおいも弱くなっているので、ホホバオイルのにおいが苦手という方にもおすすめです。
値段も精製前のものに比べると手ごろなものが多いです。
初めてホホバオイルを使うのでどんなものか分からないという方や、ホホバオイルのにおいが苦手な方、保湿成分がほしいという方にはおすすめです。
ゴールデンホホバオイル
もう1つはゴールデンホホバオイルと呼ばれるものです。
こちらは加熱処理を行っておらず、抽出した状態のままのものやその状態に近いものになります。
加熱処理など人の手が加わっていないものが多く、ビタミンA、B、Eや必須アミノ酸などの栄養素が豊富に含まれています。
そのため保湿以外の用途にも使用できます。
処理を行っていないので、商品によっては不純物が残ってしまっているものもあり、まれに肌の負担となってしまう人もいます。
最近ではその不純物をなくすために、不純物を取り除く処置をしているものもあります。
これらは加熱処理は行っていないので、栄養素は無くなっていません。
処理を行っていないので、ホホバオイル独特のにおいはそのままなため、苦手な方には使いにくいかもしれません。
また栄養も高く、幅広い用途に使えるので、高価なものが多いです。
ホホバオイルの選び方
ホホバオイルは先にも述べたように種類があります。
それ以外にも、選ぶ際に参考にしてほしいポイントがあります。
購入する前にそれらのポイントを知っておき、自分に合ったものを選んでください。
使用用途
ホホバオイルは幅広い用途に使うことができることが有名です。
ですが、人によって何を目的としてホホバオイルを使用するかは異なります。
先にも紹介したようにクリアホホバオイルでは加熱処理をしているため、栄養素は無くなってしまっています。
そのため、保湿効果がほしい場合には適していますが、肌の栄養を補給するのに使いたい場合には効果が薄く、適していません。
逆にゴールデンホホバオイルは栄養の補給と保湿の両方を期待できますが、保湿しかいらないという場合にはもったいないことになってしまいます。
そのため、自分はどのような効果を得るためにホホバオイルを使うのかを決めてから選ぶようにしましょう。
抽出方法
これらはどのような方法でホホバオイルを抽出しているかです。
まずクリアホホバオイルの場合には、不純物をなくすために加熱処理をしています。
これにより栄養は無くなってしまいますが、不純物がないため、肌がそれらに反応してしまうという危険はなくなります。
逆にゴールデンホホバオイルでは、コールドプレス(低温圧搾法)を使っています。
そのため、栄養などを壊すことなく自然な状態のオイルを抽出することができます。
ですが、そのままの状態なので不純物を含んでしまっていることもあります。
不純物が心配という方はゴールデンホホバオイルでもそれらを取り除いているものを選ぶか、クリアホホバオイルを選ぶ必要があります。
オーガニックマーク
ホホバオイルはオーガニックなオイルとして注目されています。
ですが製品がオーガニックと謳っていても、商品によって違いがあります。
実は、日本の定めているオーガニックの基準は甘い傾向にあります。
そのため、一部がオーガニックなものであったり、指定された添加物を使っていないためオーガニックと名乗ることが許されているということもあります。
確実にオーガニックなものを使いたい場合には、オーガニックマークがついているものを選ぶ必要があります。
このマークがある場合には、厳しい審査に合格しており、原材料の安全性、農薬の不使用、工場の衛生状態が保障されています。
日本が定めているものより基準が高いのでオーガニックな商品であると言えます。
使用上の注意点
全身に使用することができるので便利なホホバオイルですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。
これらを意識しておかないと、使用することで逆に体に悪影響を与えてしまうということもありえます。
そのため、購入後には意識しておくようにしてください。
保管状態
ホホバオイルには推奨される保管状況があります。
それは、「直射日光の当たらない場所で約25℃での常温保存」です。
特に10℃以下になると固まってしまうこともあります。
温めればまた使うことはできますが、すぐに使用することができず、毎回温めるのが面倒になり、使わなくなってしまうという恐れもあります。
常に最高の状態での使用ができるように意識するようにしましょう。
アレルギー
ホホバオイルは安全なオイルとして有名です。
「世界一安全なオイル」と呼ばれることもあるホホバオイルは、人工心臓の潤滑油として使われることもあるようなオイルです。
そのため、アトピーの方でも使用できる場合があると知られています。
ですが、植物由来のオイルであるため、アレルギーの症状が出てしまう恐れがあります。
肌が敏感という方の場合には、オイルに残っている不純物によって肌が反応してしまう可能性もあります。
そのため初めての使用前にはパッチテストをするのが推奨されています。
腕の内側に適量付け、2日ほど洗わずに様子を見てください。
その部分が赤くなっていたり、かゆみなどがある場合には使用を控える必要があります。
保管期間
ホホバオイルは半永久的に腐ることはありません。
ですが、長期間保存することを前提にするのではなく、短期間での使用を意識するのをおすすめします。
長期間使用すると、開閉の回数も多くなってしまい、空気中のほこりなども混入してしまう恐れもあります。
まとめ
ホホバオイルは美容に関しては非常に便利なオイルです。
安全なオイルとして有名で、多くの人に親しまれています。
ですが、そんなオイルでも使用することで肌に悪影響がある場合や、においが苦手で使えないという方もいます。
そのため、紹介した知識を持っておき、自分はホホバオイルの使用に合っているのかを確認してみてください。
参考URL・参考文献・根拠など
https://hadalove.jp/jojoba-oil-effect-15634
https://www.au-be.jp/technique/entry22495.html