洗いすぎはニキビの原因に!洗顔料の使用頻度は基本1日2回が適切!
ニキビは10代に多い肌の症状になります。
また、脂性肌でもニキビはできやすくなります。
10代になると異性を意識する人は多くなり、好きな人には良く見られたいものです。
そのため、顔にニキビができると、多くの人は悩みとなってしまいます。
ニキビ対策には洗顔が大切ですが、洗顔料の使用頻度が適切でないと逆効果になります。
それでは、洗顔料の適切な頻度とは何回なのでしょうか。
健康な肌の人の洗顔料の使用頻度は1日2回まで?
1日2回が適している理由
朝起きたら顔を洗い、帰宅後や眠る前に顔を洗うということが生活の一部となっている人は多くいます。
その生活習慣は大切なことで、健康的で清潔な肌を維持するのに、洗顔は必要なスキンケアになります。
高品質の化粧水や美容液を使用しても、洗顔を怠ると効果をしっかりと出すことはできません。
顔の部分は服などで覆われていないので、汚れた空気にさらされて埃などが付いてしまいます。
それが、顔から出る汗や皮脂、古くなった角質などと混ざってしまうことにより、肌に汚れとなってあらわれてしまいます。
それを放っておくと皮脂が酸化したり、雑菌が増えて肌が荒れたり、ニキビができてしまう場合があります。
そのことから、ニキビを防ぐには顔に付いた汚れを落とすことが大切となります。
そして、洗顔料で汚れを落とすことによって、化粧水や美容液などが肌に浸透しやすくなり、それらは効果を発揮しやすくなります。
しかし、洗顔料による洗顔の頻度が多かったり、比較的長い時間洗顔したりすると、肌は大きなダメージを受けてしまい、肌トラブルを起こしてしまう場合があるので注意が必要です。
これらのことから、健康な肌の人の洗顔料の使用頻度は1日2回までといわれており、朝と夜に洗顔するのが一般的となっています。
ぬるめのお湯で洗顔すること
水道から出る水は冷たすぎるので、肌に付いた汚れは落ちにくいものです。
逆に熱めのお湯だと、肌に必要な分の皮脂まで落としてしまいます。
そのため、33~35度ほどの比較的ぬるいお湯で、洗顔料を使い洗顔すると良いでしょう。
肌の健康を保つには、肌に必要な皮脂はなるべく落とさず汚れを除去することが大切で、それに適した洗顔料の使用頻度が1日2回になります。
洗顔料の使用頻度が多いと肌のバリア機能が低下する
先程、健康的な肌の洗顔料の使用頻度は1日2回が適切ということを説明しましたが、1日3回以上行うとどうなるのでしょうか?
人間の肌には、雑菌や紫外線、乾燥や埃など、外からの刺激から守るバリア機能があります。
バリア機能はそれ以外にも、肌に必要な水分を蒸散するのを防止する働きがあります。
これらのバリア機能の働きによって、健康的な肌をキープすることができます。
そのバリア機能は、肌に潤いがあることで働くことができ、肌の潤いは、皮脂膜・天然保湿因子(NMF)・角質細胞間脂質(セラミド)によって保たれており、その3つが整うことによりバリア機能は正常に機能し、潤いのある健康的な肌にすることができます。
ですが、洗顔料の使用頻度が多いと、刺激によって肌はダメージを受け、バリア機能は低下してしまいます。
また、空気が乾燥している環境や紫外線、肌が痒くてかいてしまうなどのこともバリア機能の低下を招きます。
肌のバリア機能が低下すると、シミやシワなどの肌トラブルが起きやすくなります。
そして、ニキビができやすくなります。
そのため、肌のバリア機能を低下させないことが大切で、洗顔料の使用頻度が1日3回以上になると、肌にかかる負担は大きくなりバリア機能が低下してしまうので、朝と晩の1日2回までの洗顔が最適になります。
化粧水や美容液を使用しても、低下したバリア機能はすぐには元に戻らないので、洗顔料の使用頻度は多すぎないようにしましょう。
乾燥肌の人の洗顔料の使用頻度は夜の1回だけが適切
先程は、健康的な肌の人の洗顔料の使用頻度について説明しましたが、今度は乾燥肌の人の洗顔料の使用頻度について説明していきます。
夜の洗顔だけ洗顔料を使う
乾燥肌の人はバリア機能が低下しているので、外部からの刺激に対して弱くなっています。
そのため、洗顔をしすぎないことが大切になり、洗顔の仕方も大切になります。
朝起きて顔を洗う時は、肌の状態に合わせて洗顔の仕方を変えることが大切で、顔がベタついた感じがしなければ洗顔料を使用せず、ぬるま湯のみで顔を洗いましょう。
乾燥肌の人の朝の洗顔は、それで十分になります。
朝、洗顔料を使わずぬるま湯のみで洗顔することにより、肌に必要な分の皮脂を残しやすくします。
そして、夜は洗顔料を使って、その日の汚れを洗い落としましょう。
朝も夜も洗顔した後は化粧水や乳液を使い、肌をケアしてください。
乾燥肌の人の夜の洗顔の仕方
多くの女性は毎日メイクをします。
そのため、夜の洗顔前にはメイク落としでクレンジングをしてから、洗顔料を使って洗顔することが大切になります。
そのようにすることで、効率的、効果的にメイクや汚れを落とすことができます。
洗顔料を使う時、まず洗顔料を泡立てます。
そして、その泡で顔を洗いますが、洗いすぎないように注意してください。
洗いすぎると乾燥肌が悪化してしまうので、洗う時間は比較的短くしましょう。
そして、すすぐ時のお湯の温度は、31度くらいがおすすめです。
そのくらい低い温度のお湯を使うことにより、肌に必要な皮脂が落ちるのを防止することが可能となります。
脂性肌やニキビ肌の人も洗顔料の使用頻度は適切に
脂性肌やニキビ肌の人の適切な洗顔料の使用頻度
一般的に脂性肌やニキビ肌の人は皮脂の分泌量多く、顔がテカリ、べたつきやすい肌になります。
そのため、洗顔料の使用頻度が多くなりがちになりますが、洗顔料の使用頻度は1日2回までにしましょう。
肌が乾燥すると、肌は皮脂の分泌量を増やそうとするため、洗顔料での洗いすぎが脂性肌やニキビ肌の原因となってしまう場合があります。
そのため、洗顔のし過ぎは良くなく、日中に肌のべたつきやテカリが気になる場合は、ティッシュで優しく押さえると良いです。
そこで、注意したいのは「あぶらとり紙」を使うことで、あぶらとり紙は肌に必要な脂分までとってしまい、肌が皮脂の分泌量を増やそうとするため脂性肌の原因となってしまうことがあります。
そのため、あぶらとり紙の使用はおすすめできません。
脂性肌の人も朝と夜に洗顔料を使って洗顔を行いますが、ニキビ肌の人は、朝目覚めて肌が乾燥気味の場合は、洗顔料を使わずぬるま湯のみの洗顔が良いです。
脂性肌やニキビ肌の人でも、洗顔後に保湿することは大切なことで、比較的油分の少ないさっぱりとした化粧水を使いましょう。
また、肌の状態によって乳液なども使うと良いです。
脂性肌やニキビ肌の人の洗顔の仕方
脂性肌やニキビ肌の人も、洗顔する時は洗顔料を泡立てて優しく洗いましょう。
ゴシゴシと強く洗うと肌に大きなダメージを与えてしまい、肌トラブルが起きる原因になるので、べたつきやニキビが気になるからといって念入りに強く洗うのは避けましょう。
そして、33度くらいのお湯ですすぐと良いです。
脂性肌の人は、肌のべたつきによりさっぱりとさせる効果が強い洗顔料を選びがちになりますが、強い洗浄力のある洗顔料は肌にかかる負担が大きくなるため、避けることをおすすめします。
まとめ
洗顔料を使う頻度は、基本朝と夜の1日2回までが適切になります。
しかし、肌の状態が悪い時は、夜だけ洗顔料を使うなど工夫するようにしましょう。
洗顔のしすぎは、ニキビや乾燥肌などの肌トラブルの原因となるので注意が必要です。
そのため、肌トラブルが起きている方は、洗顔料の使用頻度や洗顔方法を見直すことをおすすめします。