白髪染めの後にタオルや枕に色がついちゃう! 予防法をご紹介
自宅で白髪染めすると、厄介なのが髪の毛の色落ち。
髪の毛をしっかり乾かしたはずなのに枕に白髪染めの塗料がうっすら付着してしまったり、パジャマの肩の部分に色移りしてしまったり・・・。
白髪染めの塗料がつくとなかなか取れないので困ってしまいますよね。
白髪染め後の色落ちを防ぐ方法はあるのかということをご紹介します。
どんな時に白髪染めの塗料は付着しやすいの?
白髪染めの色がついてしまうのは、髪の毛が濡れている時。
特に注意してほしいのは、髪の毛を染めた当日から3日後まで。
この間は、特に髪の色がおちてしまいやすい時期です。
白髪染めは、キューティクルという髪の表面を保護している部分を薬剤の力で無理やり剥がします。
そして、髪の毛の中に白髪を染めるカラー成分を入れます。
キューティクルが閉じたとしても、完全に表面を保護しきれないので、カラー成分が外側に出てきてしまうことで色落ちが起こります。
ただし、色落ちは髪の毛が乾いている状態だと起こりにくい事が分かっています。
ですから、お風呂から上がったら髪の毛を根元からしっかり乾かしてください。
濡れたままの状態ではキューティクルも開いたままになってしまうので、濡れた状態を長く放置しないことです。
また、寝る前に汗をかくような季節は、冷風タイプのドライヤーの風をあてて頭皮から乾かしてあげるといいでしょう。
このひと手間だけで、白髪染めの塗料合枕やパジャマに付着しにくくなります。
色移りするのは白髪染めに失敗したから?
白髪が色移りしてしまうと、うまく染まっていないのではないかと思ってしまうかもしれません。
しかし、白髪染めの色移りというのはある程度は仕方のないことです。
美容院で使用している白髪染めの薬剤と違い、市販の白髪染めの薬剤はかなり強力な処方です。
そのため、キューティクルを剥がす成分も強いので、色短時間ではいる分、染めた後に色落ちしてしまいやすいのが欠点です。
白髪染めの色落ちを少しでも抑えたいと思ったら、短時間で染めあがるタイプのものではなく、時間をかけて染めるタイプの白髪染めを選びましょう。
短時間で染まる白髪染めの方が染まりやすいと思っている方は多いのですが、短時間で染まるということは、それだけ強力な薬剤を使っているということです。
5分、10分程度の時間の差で髪の毛が傷みにくくなるうえに色落ちも抑えられるわけですから、短時間タイプの白髪染めにこだわる必要はないのかもしれませんね。
「どうしても待ち時間が長いのは嫌い!」というわけでないのであれば、白髪染めの放置時間がやや長めのものを選んでみてはいかがでしょうか。
白髪染めの色移り対策!
先ほどもお伝えした通り、白髪染めの色落ちを完全に防ぐことは出来ません。
特に、髪の毛が傷んでいる人ほど色落ちしやすくなってしまいます。
とはいえ、タオルや枕カバーに色がついてしまうと困りますよね。
そんな時は、枕カバーを柄物に変えたり、汚れても問題ないものにチェンジしてしまいましょう。
色移りは、うっすら色がつくだけなので柄物なら気にならない程度です。
色移り=不衛生ということとは別物ですから、色移りすることを前提として枕カバーやタオルをセレクトしましょう。
白髪染めから3日後までが色移りしやすい時期なので参考にしてみて下さい。
清潔感のある白いタオルは、この期間は絶対に避けるべき。
若干の色落ちであっても、シミのように見えてしまいます。
同様の理由で、無地のタオルや枕カバーも避けた方が安心です。
白髪染めは数カ月に一回は行うものですから、白髪染め用の枕カバーやタオルを1枚用意しておいてもいいかもしれません。
また、寝汗をかきやすい時期は、汗による湿度で髪の毛や頭皮が濡れて枕カバーに色がつきやすくなってしまいます。
エアコンをドライ運転にしておくなどして、数日間は湿度や温度に気を配りましょう。
色落ちしにくい白髪染めはある?
白髪染めには、トリートメントタイプの白髪染めも市販されています。
1回で染め上げるヘアカラータイプのものと比べると、トリートメントタイプの方が色落ちするリスクは少ないです。
ただし、トリートメントタイプであってもすすぎが不十分だったり、髪の毛が乾ききっていない場合には枕やタオルに色落ちします。
比較的色落ちが少ないと言われているのは、天然成分を使用した白髪染めです。
天然成分を使用したものは髪の毛へのダメージも少なめなので、薬剤で髪の毛や頭皮がピリピリしたり痛みが気になる人にはおすすめ。
白髪染めの作用自体も穏やかですが、その分色移りしにくいのがメリットです。
まとめ
白髪染めはキューティクルを開いて色を入れるという手法を採用しているため、ある程度の色落ちは避けることはできません。
色落ちはするものだということを前提として、まくらカバーやタオルを白髪染め用に用意しておくといいでしょう。
もしくは、色落ちしにくい天然成分を使用したタイプの白髪染めを使うという方法もおすすめです。