脂性肌を改善するにはまず保湿！しっかり潤う化粧水のおすすめ。

2017年3月10日脂性肌

皮脂分泌過多の肌に、洗顔は必須です。

肌を清潔に保つためにも、洗顔に力を入れている人は多いのではないでしょうか。

それでは、洗顔後の保湿はどうしていますか？

脂性肌にとっては洗顔も大切ですが、その後の保湿もとても大切です。

肌質改善のために、内側から潤う肌を作りましょう。

おすすめの化粧水を見てみたいと思います。



どうして脂性肌になるの？

肌には皮脂膜というものが存在します。

皮脂腺というところから皮脂を出し、膜を作ることで肌全体をクリームのように覆い、外部からの刺激や有害物質から肌を守っているのです。

健康なお肌ですと、分泌される皮脂量は適切で、バリアの役割をきちんと果たしてくれます。

しかしこのバランスが崩れ、皮脂分泌が過多になってしまったのが脂性肌です。

肌を守るための機能であった皮脂が多すぎると、肌がテカテカになり、毛穴つまりの原因ともなってしまいます。

ファンデーションののりも持ちも悪くなりますし、ニキビなどのトラブルも起こりがちです。

こうなってしまうには、いくつかの原因が考えられます。

スキンケアのやり方が原因？

ティーンエイジャーのお肌は皮脂が多く分泌されがちです。

ホルモンの影響もありますし、新陳代謝も活発で体全体にエネルギーがみなぎっている年頃です。

そんな年頃のスキンケアはとにかく清潔さが大切。

洗顔もこまめに行うことがニキビケアなどには必須でした。

しかし、年齢を重ねてくるとこのスキンケア方法はお肌にとってよくありません。

過度な洗顔はお肌のバリア機能を破壊し、無防備な状態にしてしまうのです。

脂性肌の人が行いがちな間違った洗顔方法としてあげられるのは次のようなものです。

●洗浄力の強すぎる洗顔料を使用している
●スクラブ入りの洗顔料を使用している
●1日に何度も洗顔料で顔を洗う
●熱めのお湯で洗顔する
●ごしごしこすりながら洗顔する
●洗顔後、タオルで顔を強くこする

これらはどれもお肌に刺激が強すぎます。

破壊されたバリア機能は回復せず、お肌は外部の刺激にさらされたまま。

これを回復しようと皮脂の分泌が過剰になってしまうのです。

保湿不足

脂性肌の人は「べたつく」という理由で、保湿をおろそかにしがちです。

しかし、洗顔後のお肌はとても無防備な状態。

バリア機能が低下し、刺激を受けやすくなっています。

このため、脂性肌の人も洗顔後の十分な保湿は必ず行わなければいけません。

無防備な状態を続けると、肌の防衛機能が働いて、皮脂を過剰に分泌してしまいます。

洗顔後は化粧水をたっぷりとつけ、保湿に気をつけなければならないのです。

食生活の乱れ

お肌は内部から作られるもの。

食生活も、お肌の状態に大きく影響します。

皮脂の主成分は中性脂肪。

ですから、中性脂肪を多く含む食品を多く摂ると、皮脂の分泌が過剰になってしまうと言われているのです。

どんなものが中性脂肪を多く含むのかといいますと、以下のとおりです。

●動物性脂肪を多く含む食品（バター、生クリーム、脂の多い肉類）
●砂糖
●アルコール

また、血糖値を上昇させやすいといわれる「高GI食品」にも注意が必要です。

●白米、小麦粉、パン
●ドーナツ、クッキー、ケーキ
●ジャガイモ料理

脂性肌にお悩みの方は、ほどほどに嗜むのをおすすめします。

生活習慣

睡眠不足、ストレス、喫煙習慣なども皮脂分泌過多の原因となります。

これらの習慣は脂性肌になるだけではなく、お肌そのものがぼろぼろになってしまうこともありますから、美肌を目指す女性にとっては大敵と言えますね。



脂性肌の人がなりがちな肌トラブル

脂性肌の人は皮脂の分泌が多く偏った状態。

脂性肌をほおっておくと、様々な肌トラブルが生まれてしまいます。

テカリ、ファンデーション崩れ

皮脂分泌の多い脂性肌は、肌がテカテカしがちです。

さらに「ギラギラしている」とか、「べたべたする」という症状もおこりがちですね。

女性にとってギラギラしているお肌は困りもの。

ファンデーションののりも悪いですし、すぐに崩れてしまいます。

毛穴が詰まる

皮脂が皮脂腺を詰まらせてしまうと、汚れや角栓はそのまま酸化してしまいます。

毛穴を広げ、黒ずんで汚いお肌になってしまうのです。

毛穴の詰まりはニキビや吹き出物の原因にもなりますし、きちんとしたケアが必要です。

脂性肌の人のスキンケアって？

脂性肌の人はスキンケアにも十分注意が必要です。

まず大切なのは、「洗顔」。

しかしここでは決して強くごしごしと洗ってはいけません。

ふんわりとした泡を作り、優しくお肌を洗いましょう。

そしてその後の「保湿」。

べたつくからといって化粧水を省かず、しっかり肌に水分を浸透させましょう。

保湿こそがお肌の機能回復のカギとなるのです。

脂性肌におすすめの化粧水！

どんなお肌にも保湿は重要です。

皮脂分泌の多い脂性肌にもそれは同じこと。

べた付きが気になったり、使い心地に不安があるときは、脂性肌用の化粧水がおすすめ。

おすすめを見てみたいと思います。

オードムーゲ 薬用ローションオードムーゲ

小林製薬のブランド、「オードムーゲ」の化粧水です。

薬局などでも良くおすすめされていますよね。

肌の余分な皮脂・汚れを取り除き、肌を清潔に保ってくれます。

抗炎症成分配合。

ニキビの原因菌を殺菌し、ニキビのできにくい肌にしてくれます。

肌荒れやニキビ、毛穴の詰まりで悩んでいる方におすすめです。

薬用 クリアローション L（さっぱりタイプ）オルビス

オルビスの薬用化粧水です。

無鉱物油、ノンアルコール、界面活性剤不使用ですので、敏感なお肌にも安心して使用できます。

薬用成分が角質の奥まで浸透し、潤うけれどさっぱりした使い心地です。

洗顔後のお肌にたっぷりとパッティングすることをおすすめします。

モイスト キャプチャー エッセンス ウォーターイリューム （illume）

P&Gプレステージのブランド「イリューム （illume）」の化粧水です。

とろみのあるジェリーウォータータイプ。

肌の角質層にすばやく浸透し、内側からもちもちと潤うお肌を長時間キープしてくれます。

コットンに含ませてお肌を軽く吹けば、ふき取り化粧水としても使用きます。

古い角質をオフして、明るい透明感のある素肌に整えてくれますよ。

スキンコンディショナー（ハトムギ化粧水）ナチュリエ

イミュのブランド「ナチュリエ」の化粧水です。

使用感はかなりさっぱり。

天然植物成分「ハトムギエキス」配合で、肌にうるおいを与えて、肌コンディションを整えてくれます。

カサつきが気になる部分にすっとなじみ、しっとりしているのにべたつきません。

コスパも良いので、量を気にせずパシャパシャと使えるのも嬉しいところ。

洗顔後の肌をたっぷりと浸すようにつけると、肌荒れのないなめらかな美肌に近づきます。

無着色・無香料なのも嬉しいですね。

日本酒の化粧水 高保湿菊正宗

お酒のブランド「菊正宗酒造」より「菊正宗」の化粧水です。

日本酒とセラミド配合の化粧水がすうっとお肌になじみます。

こちらで使用されている日本酒は菊正宗の純米吟醸酒だそうで、日本酒1升分の遊離アミノ酸が含まれています。

弱酸性で無着色・無鉱物油です。

コットンに含ませてたっぷりと使用するのがおすすめ。

まとめ

皮脂の分泌が多いからこそ、脂性肌の人には保湿が重要です。

使い心地とお肌への馴染みを考慮して、自分にピッタリの化粧水を見つけてみて下さいね。

ただし、保湿ケアを始めたからといって、効果はすぐに見えるものではありません。

お肌のターンオーバー周期もありますし、脂性肌に寄ったお肌が機能を回復するにはそれなりの時間が必要です。

あせらず毎日コツコツとスキンケアを続けることが大切です。