脂性肌~乾燥肌、どんな肌質にもおすすめ!ホホバオイル
肌の乾燥が気になる冬がやってきました。
若い頃は脂性肌だったこともあり、乾燥とは無縁の1年中テカテカ肌でした。
ところが30歳を過ぎた頃から肌の乾燥が気になるようになり、出産を経て40歳になった現在、乾燥肌に悩むことに!
加齢に加え、家事・育児に時間を取られる毎日でケアもおろそかになったことも乾燥が進行した要因になったのかもしれません。
そこで試してみたのがホホバオイルでした。
目次
乾燥肌について考える
まずは乾燥肌について考えてみたいと思います。
かの有名な中国の孫子の兵法”彼を知りて己を知れば百戦して殆うからず”相手を知って、自分を知れば100回戦っても負けない、孫子の有名な名言のひとつです。
ということで、お肌の大敵”乾燥”についてまずは知ることからはじめてみようと思います。
乾燥肌、いわゆる”かさかさ肌”…嫌な響きですね。
はじめにお肌が乾燥する要因についていくつかまとめてみることにしました。
外的な要因による乾燥
季節の移り変わりによる乾燥
その名の通り、季節的な環境の変化により、気温の低下や空気の乾燥が生じます。
外気が乾燥すると肌の水分が奪われ肌も乾燥します。
エアコンや空調などの影響で、より肌の乾燥が進行してしまうこともあるので注意が必要です。
また、空気が乾燥している時は、肌だけでなく身体も乾燥しています。
外側からの保湿も大切ですが、こまめに水分補給をして身体の内側から潤いを与えることも重要です。
間違った洗顔・クレンジング・スキンケアにより起こる乾燥
冬になると少し熱めのお湯で洗顔したくなりますが、これが結構問題なんです。
肌に必要な皮脂も落としてしまうことで肌が乾燥しやすくなってしまいます。
年間を通してぬるま湯洗顔がおすすめです。
また、顔の皮膚は身体に比べ薄く、摩擦など外からの刺激により肌の乾燥や肌荒れを招いてしまうことがあります。
内的な要因による乾燥
加齢による乾燥
肌を潤わせる働きを持つ皮脂の量は、年齢を重ねるともに減少し、特に40~50代にかけ急激に減ってくるといわれています。
年齢とともに肌の潤いが失われていくのは間違いなさそうです。
生活習慣(ライフスタイル)により引き起こされる乾燥
不規則な生活による睡眠不足、ストレス、バランスの偏った食事など、生活習慣から乾燥が引き起こされる要因となる場合があります。
乾燥肌の原因の見極めと改善策
内的な要因が原因の場合、いくら外側から保湿しても効果が出ないこともあるので、自分の乾燥は何が原因なのか見極めることも大切なことです。
また複数の要因が原因であると考えられる場合、乾燥はより深刻となります。
生活習慣を見直すとともに、外側からうるおいを与えることが重要となってきます。
うるおいを与えるために必要な保湿アイテム
乾燥した肌に最も必要なのはうるおいを与えることです。
そんな時、頼りになるアイテムが化粧品です。
お肌に水分を補給するには保湿剤を用いることが有効とされています。
毎日のスキンケアに使用しているローション、ミルク、美容液、クリーム、オイル等にもうるおいを維持するのに有効な保湿成分が含まれています。
ケアしているはずなのに、うるおいがどんどん失われていく。
その原因を突き止めるために、まずは肌のメカニズムについて考えてみようと思います。
肌が乾燥するメカニズム
保湿のためにやっていること。
洗顔後、化粧水をなじませ、しっかりとうるおうまで何回も続けます。
…でもこれだけでは肌は十分に保湿できていません。
なぜでしょう?
肌は角質細胞で構成され、その細胞の隙間を埋める細胞間脂質が角質細胞を守る役割を持っています。
この細胞間脂質が細胞と細胞が剥がれないようにする働きにより水分の蒸発を防ぎます。
細胞間脂質が壊れやすい状態ではいくら保湿しても水分はどんどん逃げていってしまいます。
細胞間脂質は油分と相性が良く、また、水と油に馴染む性質を持っています。
化粧水の後、油分を与えることにより細胞間脂質が強化され、水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つことができるのです。
お肌にうるおいを与える美容オイル
スキンケア化粧品なかでもオイルの利用方法は幅広く、美容液からマッサージオイルとして、またヘアケアやネイルケアまで全身に使われています。
美容オイルの種類は数多く、原材料もさまざま。
続いては、美容オイルについて詳しく調べていきたいと思います。
美容オイルの種類
美容オイルにはホホバオイル、アルガンオイル、スクワランオイル、オリーブオイル、椿オイル、馬油、マカダミアナッツオイルなどさまざまな種類があり、原材料も植物であったり、動物であったり、それぞれ性質であったり効果にも特徴があります。
たくさんあるオイルの中でも歴史が古いといわれるホホバオイルについて注目していきたいと思います。
ホホバオイルとは
ホホバオイルはアメリカの先住民、インディアンと呼ばれるネイティブアメリカンが使ったのが最初といわれています。
ホホバの木はツゲ科の多年性の低木で乾燥地帯である砂漠に自生します。
ホホバは非常に暑さに強く、砂漠の過酷な環境でも水分を保ち自生できる、乾燥に強い植物です。
樹齢10年以上ホホバの木の実から採れるオイルの主成分はワックスエステルという液体のワックス(ロウ)で、このワックスエステルというのが人間の皮脂成分に非常に似ていることが、ホホバオイルが肌になじみやすく、安全で、どんな肌質の人にも合うといわれる所以だと思われます。
他には肌のバランス機能を整え、肌ダメージをケアする働きを持つビタミンA、保湿効果や抗酸化作用に優れたビタミンE、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸などが含まれています。
優れた抗酸化作用を持つ万能オイル、ホホバオイル
オイルというと比較的酸化しやすいイメージで、酸化による劣化を心配するかたも多いのではないでしょうか?
ホホバオイルには天然トコフェロールとよばれる強力な抗酸化物質が含まれており、天然の防腐剤の働きをしてくれるため、防腐剤を添加することなく長期間の保存が可能です。
老化を防ぐアンチエイジング効果も期待できるといえるでしょう。
また、ホホバオイルには皮脂の分泌をコントロールする働きや殺菌作用があるといわれており、ニキビや吹き出物などのお肌のトラブルを抱えた方にもおすすめです。
優れた保湿力を持ち、皮膚への浸透率も非常に高く、毛穴の奥にこびりついた余分な皮脂や汚れを浮き上がらせることができるため、クレンジングオイルとしても最適です。
また、べたつきが少なく、サラッとして使いやすい形状であることからキャリアオイルとしても良く利用されています。
そんな万能なオイルですが、使用する上で1つ、注意すべきことがあります。
一般的には”オイル”として親しまれているホホバオイルですが、化学的には”ロウ(液状ワックス)”なので、10度以下の低温になると固まってしまう性質があります。
より純度の高いホホバオイルほどその傾向が強くなるようです。
暖かい部屋に移動すると徐々に液状に戻りますので、ご安心を。
万能オイル、ホホバオイルでこの冬もうるおい肌を保ちましょう。
まとめ
お肌が乾燥する原因はさまざま。
自分がどのタイプかを見極めることがまずは重要です。
そのうえで、自分に合った改善策を見つけましょう。
外側からのケアには安全性が高く、保湿効果の高いホホバオイルがおすすめです。
十分にケアしても効果が感じられない、改善が見られない場合は他の要因による乾燥の可能性もあります。
生活習慣を含め、見直してみましょう。