40代の年齢肌にこそ、BBクリームが使えます、効きます
今でこそ、「おそろしいことだ」と振り返っておりますが、私は学生時代に化粧というものをしたことがありませんでした。
しかも、自分に社会に出て行くだけの能力が不足していたので、友だちより遅く学校を卒業したのでした。
学生時代、スキンケアに使っていたのは、自分が赤子のころから使っていた(と母が言っていた)ジョンソンの「ベビーローション」。
夏場には、日焼けをすると痛むし皮がむけるので、同系列の「ベビーローション日焼け止めSPF15」(現在は販売終了になっています)を顔と腕に塗ります。
唇の皮が極端に弱いので、リップクリームは夏でも欠かせませんでした。
いちばんベーシックなメンターム系の、ほのかにメンソール味のする、何色もつかないものを使います。
ほんとうに、ほんとうにそれだけだったのです。
周囲が優秀だったので、メイクのことなど考えられず、それがせいいっぱいでした。
「ズボラの言い訳」です。
それが、なんと40代に入る手前まで、ずっと続いたのでした。
BBクリームに出会うまでは。
色つきのリップだった30代
遅い就職を果たしました。
今で言うアラサーです。
さすがに何もしないで仕事に行くのはまずいので、色のつくリップクリームだけを、申し訳程度につけていきました。
もちろん、肌はベビーローション継続中です。
目をこする習慣ができていたので、アイメイクはできませんでした。
1回こすってしまい、ぐしゃぐしゃになった痛い記憶があってからやめました。
今でも、アイライナーは自分のほうに先端が向くので、怖くて自分ではできません。
マスカラに関しては、私はまつげの量がたいへん少ないので、マスカラを使うと、かえってまつげがまとまってしまい、「いかにも使っています~」という感じで、ナチュラルに長く見えなくなってしまいました。
電動カミソリを持っていたので、産毛と眉毛のケアだけは、なんとなくしていました。
「眉の間はきちんとそっておきなさい。
そこは運の通り道だから」と祖母が言ってくれていたからでもあります。
韓流化粧品のブーム、美容家のプッシュ
ちょうど40歳になったころに、あの『冬のソナタ』が爆発的にヒットし、新大久保の街が、あっという間にコリアンタウンになりました。
韓国食品や、韓流アイドルのグッズを売るお店がたくさんできました。
それと同時に、韓流化粧品もたくさん売り出されるようになりました。
そんな中、アラフォーになって、初めて「化粧しないとまずいかなぁ」と思うようになったのです。
毛穴が目立ってきたのと、シミが目立ってきたからです。
40代になって、初めてやる気が
テレビの通販番組「QVC」で、IKKOさんや、小椋ケンイチさんなどの美容家の人たちが、韓国の化粧品をたくさん紹介するようになり、自分の中で、気持ちのハードルがだんだん下がってきました。
特に、今まで耳にしたことのない「BBクリーム」という言葉が印象に残るようになってきたのです。
アラフォーになって、シミや毛穴が目立つようになってきました。
そういう、年齢肌に、そろそろ対応しなければいけないのかと思い始めました。
そもそも、BBクリームって何?
ドイツで生まれた、本来は医薬品のBBクリーム。
BBクリームの「BB」は「Blemish Balm(ブレミッシュ バルム=傷を修復する軟膏)」という意味なのです。
「傷」は、美容整形を受けた後の傷です。
その傷を治し、術後のデリケートな皮膚を保護して、肌の再生を促す機能を追加したファンデーションとして開発されたのがBBクリームでした。
そのBBクリームに、美容大国である韓国が注目したということです。
韓国でも、美容整形を受ける女性が多く、実際にBBクリームを必要とする人がいたことから、流行に火がつきました。
BBクリームは美容液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの機能まで兼ねたスキンケア発想のオールインワン化粧品です。
この上にパウダーをはたけば、ベースメークはできあがり。
肌が気になり始めた40代の女性にはぴったりのクリームだと思います。
ショッキングだった「エンプラニ電動パッド」
ズボラな私にはBBクリームならなんとかなりそうだ、と思うようになりました。
カバー力があるということは、いま目立ちつつあるシミや毛穴も目立たなくしてくれるのかな?
そんな中、QVCでモデルのアン・ミカさんが紹介していた「エンプラニ」というブランドなのですが、なんと、電気器具がついてくるのです。
むしろこちらのほうが主役といえるかもしれません。
それは、電動パッドです。
スポンジのパッドが手で握って使う機会の上部にセットしてあります。
そのパッドを使って、BBクリームを顔全体に塗って使います。
あとで調べたら、数社電動パッドを出していましたが、柄が長い分、エンプラニのパッドは使いやすいと感じました。
BBクリームで、パッドを細かい回数を使って叩き、クリームを毛穴にまで入れ、肌にのばしていくのです。
毛穴にまで伸びることで、シミも目立たなくなります。
テレビでのパフォーマンスとして、夏みかんのベースメイクをしていましたが、くぼみがすっかり見えなくなって、つるんとした卵のような印象さえ与えてくれたのです。
「すごい!」これなら不器用な私でも、どうにかなるかもしれないと思いました。
その電動パッドで使う、次のBBクリームを見に行こう、ということで、はりきってしまい、町歩きも兼ねて、ついに新大久保ソロデビュー、とあいなりました。
ちなみに、その電動パッドは、大型家電店では売っていません!
日本のメーカーは出していないと思われます。
新大久保デビューを果たす
もう、どこで何を買っても似たような値段、おばちゃんから中学生まで、その手のビニール袋には韓国海苔から辛ラーメン、アイドルのポスターやハングル文字しか字幕が出ないというディープなファン向けの袋を持った方まで、たくさんの方が歩いています。
でも、いろんなアクセサリーもあったりして、楽しかったです。
ほかの女の子たちは、ホームページで調べたりしてきたのでしょう。
タピオカティーなど飲みながら悠然と歩いています。
あんまり予習をしなかったので、とにかく職安通りまで行って帰ってきて、BBクリーム1本を買って帰れればいいかな、と思いました。
韓国の化粧品、黒でないアイライナーがあって、思わず衝動買いしてしまいましたが、私はアイライナーを眉尻にしか入れられないのを忘れていました。
テンションが上がっていたみたいですね…。
「迷ったらオークル」で失敗
通販番組の定番の言葉のひとつに、「色白の方はライト、普通の肌の方はオークルです。
迷ったらオークルにしたほうがよいですよ」というものがあります。
店頭に、小ぶりの箱詰めのBBクリームを何種類も台に入れておき、「ひとつ1000円」という買いやすいお店がありました。
たしかトニーモリーのBBクリームと記憶していましたが、オークルをひとつ買って帰りました。
さて、箱を開けると、けっこう色が濃い…。
元気な状態なら健康的にみえるかもしれないけれど、当時、体調をくずしかけていた私は、青黒く見えてしまったらまずいなあ、と思いつつ、トニーモリーを完了しました。
健康そうな肌色の方には、おそらくおすすめの1本となるでしょうが、私には似合わなかったようです。
明るめの、ラメ入りのもので成功
私はライト系でも大丈夫、それを頭に入れて、池袋にできたmisshaの専門店を訪れ、明るめな色の、ラメ入りの「シャイニー」というBBクリームを買いました。
これは、もう自分にとってお気に入りの1本となりました。
シミや毛穴がカバーされて、顔の全体が明るく見えます。
それからは、「シャイニー」をずっと使っています。
私はどちらかというと地味な顔つきなので、地味になりすぎないでよかったのかもしれません。
まとめ
相変わらずズボラな私は、在宅ワークの時は、保湿美容液とクリームだけを使っています。
お出かけするときのBBクリームはちょっとしたお楽しみとなっています。
シャイニーをつけていくと、元気になれます。
今のお気に入りはシャイニーです。
若かった頃には気づかなかったお化粧の必要性を、BBクリームが教えてくれたように思います。
40代に入ると、ゆううつなことが増えてきます。
自分たちの親は確実に老いてきています。
子育てされている方は、お子さんとのコミュニケーションがとりづらくなります。
子供の進学にかかるお金の負担もあります。
そうした40代の保護者であるお母さま、実は韓流コスメってひっくり返るほど高価なものはほんの少しです。
たまにちょっとメイクして、お買い物した(つもり)で、街を歩いて気分転換したらいかがでしょう。
それで家庭が明るくなるなら、いいじゃないですか。