肌老化を防ぐ秘訣は保湿美容液の成分を知っておくことだった
美肌やアンチエイジングに欠かせないのが保湿美容液です。
しわやたるみなど、人それぞれ抱えている肌の悩みが違いますから、悩みに合った美容液を取り入れて効果的なエイジングケアを進めていきましょう。
そのためにも、どんな肌の悩みにはどんな美容成分がいいのかを知っておくと役立ちます。
今後の保湿美容液選びにも関係してきますから、肌の悩み別に効果のある成分をピックアップしてみました。
年齢肌に多い悩みとは
30代40代と年齢が高くなるにつれて、肌の悩みも増えてきます。
肌の乾燥やしわ、たるみ、シミやほうれい線など、様々な悩みを抱えているはずです。
年齢を重ねると肌の水分を維持する機能が低下してしまって肌が乾燥しやすくなり、あらゆる肌老化が進みやすくなります。
また、皮脂の分泌も少なくなりますから水分と油分の両方が足りていない状態です。
保湿美容液は肌に潤いを与えてくれて、肌内の水分が蒸発しないようにキープしてくれます。
また、油溶性の成分も配合されていて皮脂不足をサポートしてくれますから、肌の水分と油分のバランスを整えるのに役立ってくれます。
乾燥と浅い小じわに良い成分
セラミド
乾燥も浅い小じわも、角質層の水分不足から起きてしまいます。
いかに角質が水分を保てるかが乾燥対策のポイントで、それに役立ってくれるのがセラミドです。
角質がレンガだとすれば、セラミドはその隙間を埋めているセメントのような存在です。
しっかり水分を挟み込んで角質が規則正しく並んで成長できるようにサポートしてくれます。
角質に乱れがなく並んでいて隙間はセラミドが埋めていますから、水分が蒸発する隙がありません。
また、外から何かが侵入しようとしても、隙間がないため侵入を妨げて肌を保護してくれます。
強力な保湿効果がありますし肌に優しい成分ですから、乾燥対策には役立ってくれます。
ヒアルロン酸
保湿の定番であるヒアルロン酸は保水力に優れていて、たったの1gで6Lもの水分を保持できるほどの力を持っています。
肌の奥の真皮層にある成分で加齢によってどんどん減少してしまいますから、肌の潤いがなくなってきます。
保湿美容液に入っているヒアルロン酸はそんな高い保水力を生かして、角質層に水分を蓄積してくれて、みずみずしい透明感のある肌を保ってくれます。
元々サイズが大きいですから、肌表面で保護の役割をしてくれるだけでなく、低分子化されたものは肌の内側からしっとりと保湿してくれます。
コラーゲン
肌のハリや弾力を保っている成分で、ふっくらとハリのある肌には欠かせません。
ヒアルロン酸と同じように真皮層にある成分で、網目状に広がっていて肌の土台を支えています。
保湿美容液でコラーゲンを取り入れると、肌表面と内部にハリと弾力を与えてくれて、ぷるんとした肌を作ってくれます。
ヒアルロン酸とセットで働くことが多い成分ですから、両方一緒に取り入れると効果的です。
深いしわやたるみに良い成分
レチノール
深いしわは肌の真皮層にまで達していますし、たるみは肌のハリ不足で起きてしまいます。
どちらも加齢によってコラーゲンが減ってしまったのが原因です。
レチノールはそんな真皮層の肌の悩みを改善するのに役立つ成分で、ビタミンAの仲間です。
コラーゲンを増やす作用を持っていて、肌の修復にも作用してくれます。
エイジングケアできる保湿美容液に良く配合されていて、くっきりと深いしわが浅くなってきたり、たるみが改善されてきたりなどの効果に期待できます。
肌を柔らかく保ってくれてターンオーバーの活性化にも役立ちますから、年齢肌に悩む方におすすめです。
ヒトオリゴペプチド
ヒトオリゴペプチドはEGFやIGF、FGFとも呼ばれる成分です。
成長因子を含んでいて、表皮と真皮の細胞を活性化してくれます。
EGFは表皮に働きかけて代謝をアップしてくれますし、FGFは真皮に働きかけてコラーゲンやヒアルロン酸を増やしてくれます。
IGFは成長ホルモンと似た働きをしてくれて、肌の修復や再生を助けてくれます。
最新の美容成分として注目されていてあらゆるエイジングケアに役立ちますから、保湿美容液にこれらが含まれているとアンチエイジング全般に効果的です。
プラセンタ
アンチエイジングの定番成分としても人気なのがプラセンタです。
哺乳類の胎盤から抽出された成分で、豊富な栄養を含んでいます。
年齢肌の悩みに幅広く働きかけてくれて、肌の悩みを改善できるようサポートしてくれます。
コラーゲン生成を高める作用がありますから、肌の土台に作用してしわやたるみを軽減してくれます。
メラニン抑制作用もありますから、保湿しながらシミ対策までできてしまいます。
また、抗酸化作用を持っていますから、加齢によって増えてしまった活性酸素を防いで、若々しい肌を保ってくれます。
プラセンタ配合の保湿美容液なら幅広い美容効果に期待できて、肌の悩みを選ばずに使用できます。
シミやくすみに良い成分
ハイドロキノン
保湿ケアと一緒に美白ケアもしたいなら、美白成分が一緒に配合されてる美容液がおすすめです。
中でも、ハイドロキノンは強力なメラニン還元作用がありますから、長期間肌に定着してしまったシミにも作用してくれます。
シミを徐々に薄くしてくれて目立たなくなりますから、年齢肌には嬉しい成分です。
また、シミ還元作用と同時に肌内のメラニンも抑えてくれますから、将来のシミが出てこないようにする作用も持っています。
ビタミンC誘導体
万能タイプの美容成分で美白効果があります。
メラニンの還元作用も多少はありますから、薄くて小さめのシミなら徐々に改善してくれます。
また、メラニンを抑える作用もありますから、シミを予防してくれます。
抗酸化作用がありますから、活性酸素を抑えて肌の老化を遅らせてくれます。
また、コラーゲンの活性化のサポートにもなりますから、シミだけでなくしわやたるみ対策にも役立ちます。
幅広い働きがありますから、複数の肌の悩みを抱えている方におすすめです。
薬用の美白成分
厚生労働省に美白効果があると認められた成分が10種類以上もあり、どれもメラニンを抑えてシミを予防する働きがあります。
すでに肌に定着しているシミにはやや力不足ですが、今後のシミをしっかり抑制してくれます。
これらが配合された美容液は薬用とか医薬部外品という分類になり、化粧品よりも効き目に期待できます。
シミ予防やくすみ改善をしたいなら、これらの認可された成分が入った美容液を使いましょう。
普通の美容液よりも効果がはっきりしていますから、効き目も高くなっています。
シミは隠すよりも素肌からケアするのが大切ですから、保湿と共に美白にも力を入れましょう。
複合ケアできる美容液のすすめ
30代までなら何とか肌老化を持ちこたえて美肌を維持できていても、40代以降になるとエイジングの悩みも本格化してきます。
肌の悩みも1つではなく、シミも気になるけどしわもあるなど、複数の悩みを抱えているはずです。
そんな複数の悩みをまとめて改善するなら、保湿美容液にも複合ケアできるものを使いましょう。
シミとしわを同時にケアできるなど、手間を省いたエイジングケアができます。
まとめ
肌老化の基本は保湿ケアにありますし、保湿美容液はぜいとも取り入れたい化粧品です。
また、肌に悩みに合った成分が配合されていると、効果的に悩みを改善してくれます。
ざっくりとでも美容成分の働きとどんな悩みにいいかを知っておいて、保湿美容液選びに役立ててください。
コツコツとした毎日のケアの積み重ねが老けない肌を作りますから、あせらず保湿美容液でケアしていきましょう。