白髪染めは、やっぱり美容院で!長持ちさせるにはどうする?
白髪を染める方法はいろいろありますが、きれいに白髪染めするなら美容院が一番です。
しかし、染めたあとはカラーの持ちが心配になりますよね。
せっかく染めたのにすぐに色が褪色してしまった、という経験はありませんか?
綺麗に染めた白髪を長持ちさせるためには、シャンプー選びが重要です。
白髪の原因とカラーを長持ちさせるシャンプーをご紹介します。
目次
白髪のしくみとは?
白髪はある程度の年齢になると、誰にでも生えてきます。
しかし、若い人でも白髪に悩まされている人はいますよね。
白髪はどのように生えてくるのでしょうか。
髪はもともと白髪だった
日本人の髪は、濃さの違いはあれ、大抵黒色をしています。
これは、日本人は欧米人に比べて肌色が濃く、紫外線に強いことと関係があります。
日本人の黒髪の源となっているのは、「メラニン色素」です。
女性ですと、メラニンはシミやソバカスの元凶というイメージですが、実はわるいものではありません。
メラニン色素は紫外線を吸収し、ブロックする役割を持っています。
ですから、メラニン色素が豊富な日本人を始めとする黄色人種や黒色人種は紫外線に対する抵抗力が白色人種に比べると高くなっており、皮膚がんなどの発症率も低くなっています。
メラニン色素は髪の毛を生み出す毛母細胞の近くにある「メラノサイト」と呼ばれる「色素幹細胞」から生み出されます。
生まれたての髪の毛は無色透明で、色はついていません。
つまり、「白髪」の状態です。
この白髪にメラノサイトからメラニン色素が送り込まれることによって髪は黒く染め上げられているのです。
白髪になるのは、メラノサイトが機能しないから
髪の黒色のもととなるメラニンを作り出すのがメラノサイトですが、この細胞は年をとるにつれて減少していきます。
そのため、毛母細胞が髪の毛を新しく作りだしても、黒く染めるメラニン色素を作ることができないのです。
メラノサイトが機能しないため、メラニン色素が送り込まれることがなくなり、白髪はそのまま伸びてしまいます。
これが白髪のしくみです。
どうして白髪になるの?
白髪の原因はメラノサイトの機能不全ですが、メラノサイトが機能しなくなる原因はいろいろあります。
最も多いのが「加齢」によるもので、年をとって細胞が劣化し、メラノサイトがメラニンを生み出さなくなることが原因です。
加齢によるものといっても、白髪が多くなる年齢はかなり幅があります。
30代から白髪が増える人もいれば、40代半ばをすぎてやっとチラホラ見えてきたという人もいます。
メラノサイトの数などは遺伝すると言われているので、白髪は家系を受け継いで現れていくことがあります。
また、若い頃に頭皮への紫外線ダメージを多く受けた人も、白髪が早く生えてくる可能性があります。
紫外線は肌や頭皮の細胞に大きなダメージを与え、メラノサイトを破壊します。
紫外線ダメージで死滅したメラノサイトが多いほど、白髪の発生量が多くなり、時期も早くなります。
若い人でも白髪になるのはなぜ?
40代に遠く及ばない若い年齢の人でも、白髪に悩まされることがあります。
もともと若白髪の家系ですと、残念ながらそのままかもしれません。
しかし、仕事や対人関係のストレスでいきなり白髪が増えた、という人はストレスによって一時的にメラノサイトが機能しなくなっていることが考えられます。
この場合メラノサイトは「休止」しているだけですので、ストレスや不安の原因が取り除かれれば、再び黒髪が生えてきます。
若い人の白髪はメラノサイトが「休止」しているのか「停止」しているのかで大きく異なります。
白髪をきれいに染めるなら、美容院がおすすめ
白髪染めの方法はいろいろありますが、一番簡単で綺麗に染まるのは「美容院」です。
自宅でできる白髪染めもたくさん販売されていますが、自分で綺麗に染めるのは、慣れるまでかなり大変です。
きちんと丁寧に手順を踏まないとムラや染めのこしが出てしまいます。
また、家庭用の白髪染めは成分が強く、髪を傷めるもととなります。
この他にもトリートメントタイプの白髪染めもありますが、こちらは人によって染まる人と染まりにくい人がいます。
髪質によるところもありますが、放置時間や染め方によって染まり具合が全く異なります。
トリートメントタイプは完全に内側に色素を浸透させるわけではないので落ちやすく、頻繁に色を付ける必要があります。
トリートメントだから手軽なのでは、と考えますが、放置時間はそれなりに取らねばならず、以外と手間がかかります。
忙しくて時間がない人こそ、美容院で綺麗に染めてもらうのが一番簡単です。
美容院の白髪染めは家庭用より高品質なものが多い
家庭用の白髪染めを使って髪がボロボロになったというのはよく聞く話です。
通常の白髪染めは、薬剤で髪の組織を破壊し、その隙間に染料を入れ込みます。
髪の組織を破壊するので、髪の毛にはかなりの負担がかかり、続けていくうちに髪の毛がカスカスの状態になってしまいます。
薬剤の負担を考えるとトリートメントタイプの白髪染めやマニキュアタイプの白髪染めの方が安全で安心なのですが、落ちやすいのが難点です。
美容院の白髪染めは、家庭用よりも品質の良いものを使っている場合が多く、きちんとケアすれば家庭用ほどボロボロになることはありません。
きちんと美容師さんにケア方法を聞き、ケアしていくことで髪の痛みを防ぐことができます。
せっかく染めた白髪を褪色させないようにするには?
美容院で綺麗に染めたら、できるだけ長く綺麗な髪をキープしたいですよね。
すぐに髪色が褪色してしまうという人は、美容院後、すぐにシャンプーしていませんか?
美容院では「気になるならその日にシャンプーしても良い」と言ってくれますが、本当に色素を髪に定着させたいなら、染めた日のシャンプーは我慢するのがおすすめです。
薬剤が完全に定着するには1週間程度かかるそうですが、1週間髪を洗わないのは無理ですよね。
薬剤が落ちつくには2日程度かかるので、できれば2日は洗わないで我慢すると、染めた色が長持ちします。
どうしても無理という人は、せめて染めたその日のシャンプーは我慢しましょう。
髪色キープのためには、シャンプーにも注意が必要
白髪染めをしている人は、シャンプー選びにもこだわるのがおすすめです。
最近では、「カラーリング長持ち」のシャンプーが販売されていますが、カラーリングにポイントを置いたシャンプーを使用するのがおすすめです。
また、あまりに洗浄力の強いシャンプーは褪色を早めます。
さらに通常からシリコン配合のシャンプーを使用していると、シリコンによって髪がコーティングされるため、白髪染めの染料が入りにくくなります。
白髪染めをしっかり内部に浸透させるためにも、普段のシャンプーは「ノンシリコン」がおすすめです。
この他にも、頭皮の皮脂をごっそり落とすような洗浄力の強いシャンプーも白髪染めの褪色を早めてしまいます。
なるべくマイルドな洗浄成分が使用された、ノンシリコンシャンプーを使用しましょう。
アミノメイソン モイスト ホイップクリーム シャンプー
白髪染め後のシャンプーにぴったりな、優しい洗浄成分でできたシャンプーです。
ホイップクリームのような泡が、頭皮や髪の毛の汚れをすっきり落としてくれます。
石油系界面活性剤や鉱物油、シリコンフリーで頭皮や髪にやさしい洗い上がりです。
まとめ
白髪があると、見た目的にも老けてしまいますし、気分も下がってしまいます。
綺麗に白髪染めをして、若々しい印象を取り戻しましょう。
手軽に綺麗に染めるなら、やはりプロの手を借りるのがおすすめですが、その後のケアは自分次第です。
できるだけ髪色をキープするためには、ノンシリコンで優しい洗浄成分のシャンプーがおすすめです。
髪に優しいシャンプーを使用し、次の美容院までの期間をできるだけ長くしましょう。