白髪染めを自分で行う時の注意点! 月に2回はやりすぎ?
白髪染めを自宅で行っている人の多くは、「白髪が目立つのが嫌だから」と頻繁に手入れをしています。
美容院に行くよりも手軽ですし、お金がかからないというのも魅力ですね。
しかし、あまりに頻繁に白髪染めをするのはおすすめできません。
白髪が気になる場合にはどうすればいいのかということや、理想的な頻度について知っておきましょう。
理想的な白髪染めの頻度はどれくらい?
髪の毛の健康状態を考えると、理想的な白髪染めの頻度は2か月に1回程度。
ただし、2か月に1回の頻度というのはプロの美容師さんが、髪の毛にやさしい薬剤を使用して、かつ髪の毛のことを考えながら丁寧に染め上げた場合です。
自分で染める場合には、できれば3か月程度は開けた方がいいと言われています。
しかし、髪の毛は毎日伸びていきます。
2カ月や3か月も染めないままに放置してしまうと、根元の白髪が目立ってきてみっともないですよね。
理想的な頻度というのは、全体を染める場合ですから、生えてきた部分だけをピンポイントで染めるのであれば髪の毛にかかるダメージはかなり抑えることが出来ます。
美容院では「リタッチ」と呼ばれる方法です。
伸びてきた部分だけなら1~2か月程度で染めても髪の毛にかかる負担は少なくなるので、見た目を気にすることなく白髪をカバーすることが可能です。
ヘアカラーで白髪は染まる?
白髪染めのカラーラインナップよりも、市販のヘアカラーの方がラインナップが多いですよね。
そのため、ヘアカラーで白髪が染まればいいのにとお考えの方も多いと思います。
中には、試したことがある方もいるかもしれません。
しかし、ヘアカラーで白髪は染まりません。
白髪はすでに色素が抜けきってしまっている状態なので、専用の薬剤を使用しないと色を付けることが出来ないのです。
白髪染めで髪の毛を染めるときには、髪の毛の表面を保護しているキューティクルをはがし、薬剤を中にしみ込ませています。
髪の毛を保護しているものを無理やりはがしてしまうわけですから、髪の毛は当然傷んでしまいます。
ヘアカラーの方が白髪染めよりも傷まないと聞いたからという理由で、ヘアカラーを使う人もいますが、結局白髪が染まらないので無意味です。
それどころか、再び白髪染めを施す必要が出てきてしまうので、ますます髪の毛を傷ませてしまうことになってしまいます。
白髪が気になる時にできる方法
白髪が伸びてきて気になるという時には、基本的には部分染めするのがおすすめです。
部分染めであれば健康な髪の毛に施すことになるので、1か月程度で染め直してもダメージは抑えることが出来ます。
しかし、部分染めをしていると、どうしても髪の毛にムラが出てきてしまいます。
ムラを均一にするという意味でも、3か月に1回は全体的に白髪染めを行うようにしましょう。
また、髪の毛の痛みが気になるためなるべく白髪染めを使用する回数を減らしたいというのであれば、シャンプーで洗い流せるタイプのヘアマニキュアを使用するのもおすすめ。
毎日使用するトリートメントを白髪染め用のものに変えれば、トリートメントするたびに自然に白髪を染めることも可能です。
白髪染めの方法は、薬剤を使って染め上げることだけではありません。
髪の毛の状態やコスト、手間を考慮しつつ、その時々で自分にあった白髪染めの方法を試してみましょう。
まとめ
白髪染めの理想的な頻度は美容院で2か月に1回、セルフケアなら3か月に1回です。
ただし、部分染めはこの限りではありません。
全体を染め上げるのを短期間で繰り返していると、髪の毛が傷んで綺麗に色が入らなくなってしまうので、「白髪が気になるから全体染める」というのは避けるべき。
上手に部分染めを利用したり、トリートメントで色付けするといいでしょう。