白髪染めの失敗を減らす染め方
美容院で行うよりも自宅で自分で白髪染めをする方は、価格的にも安くできるということから自分で白髪染めをしているという人が増えています。
家庭用でも簡単に白髪染めができるということから、手の出しやすいというポイントもあるのですが一方で自分で白髪染めを行うとどうしても色むらができてしまうなどのデメリットもあります。
そこで今回は、色むらなどをなくし自分で白髪染めをうまくできる方法をご紹介いたします。
しっかりと毛先まで白髪染めができない場合
取り扱い説明書通りに白髪染めを使用しても「染めむらができてしまう」という方に陥りがちな間違った白髪染め方法があります。
それは、白髪染めをつけてからの放置時間です。
説明書には確かに白髪染めをつけてからは放置時間を設けるように記載されておりますが、染めむらをおこさないためのおすすめとしては放置時間が半分ほどを経過した時点で、一度髪の毛にクシを入れて空気を含ませるように髪に白髪染めクリームを馴染ませるという方法です。
自分で行う場合、どうしても偏った部分にだけ白髪染めクリームを塗布している場合があり、放置時間をそのまま過ごしてしまうと、一部分だけより黒く染まり、クリームの少ないところだけがあまり染まらないという結果になります。
そこで、半分ほど時間が経過したあたりでクリームを取り除かないように全体に毛先にまでクリームが行き渡るように再度クシで髪の毛にクリームを馴染ませる方法が必要です。
また、クリームと酸素を調和させることで、髪の中にカラーの粒子がしっかりと浸透するだけでなく、髪の毛と酸素とクリームが酸化重合でしっかりと色を定着させることができるようになります。
多くの方は、放置時間の使い方を間違っているために染めむらという現象が起きていたため、ぜひ放置時間を正しく使用するようにしましょう。
一番染まりにくい箇所からスタートする
白髪の目立つ場所である、こめかみやフェイスライン周辺の白髪というのは、実は、白髪染めにおいても非常に染めづらい場所にもなります。
また、白髪染めを行う場合、クリームの塗りやすい頭頂部などや前髪などの広く手入れのしやすいところからスタートする方も多いのですが、まずは一番染まりにくいところから順に行う必要があります。
どうしてもクリームを塗布している時間が長い方が色の染まりがよく、白髪にもクリームが浸透するということがその要因です。
ついつい細かい部分は後回しにしがちですが最後にこめかみやフェイスラインを行うことで最初に塗布した部分と10分ほどの浸透時間に差が生まれてしまいます。
そのため、最初に添付した時間から見てみなさん放置時間を計測しがちなのですが、最後に塗布をしてから放置時間のカウントをスタートさせるようにしましょう。
まずは白髪の気になるところからスタートと覚えておきましょう。
白髪染めをする際は、シャンプーに気をつける
白髪染めをするためには、髪の毛にクリームを浸透させる必要があります。
そんな中、最近ではこだわりのシャンプーや髪の毛にツヤを出してくれるもの、コーティングしてくれるものなども発売されているのですが、できる限りコーティングのないシャンプーを使用することをおすすめします。
例えば、シリコン配合のシャンプーの場合、髪の毛をシリコンがコーティングしているため白髪染めクリームの成分が髪の毛に浸透しづらくなり結果として、色むらや染まりが悪い結果となってしまうことがあります。
そのため、白髪染めをするときはできるだけノンシリコンシャンプーを使用するようにしておくと良いかと思います。
また、ワックスやスプレーなどを使用している人も同様に、スタイリング剤に含まれている成分や、油分などにより髪の毛にクリームが浸透しづらくなるということもありますので、白髪染めを使用する前日や当日にはこれらのものを使用せず自然な状態の髪に戻した上で行うようにしてみてください。
髪の毛を温めることで染まりやすくなる
髪の毛に浸透させる場合、必要になるのが髪の毛キューティクルを開くということです。
キューティクルを開くことで髪の毛に染料が浸透しやすくなります。
そのためにもキューティクルを開く方法として、温かいタオルなどで髪の毛を温めることがポイントとなります。
キューティクルは髪の毛を温めることで、開く作用があります。
温まった髪の毛にクリームを浸透させ、キューティクルをできる限り開いたままの状態をキープするとよく染まるので、サランラップや蒸しタオルなどを頭に乗せて温度を一定にして温めて放置時間を過ごすようにすると染まりが良くなります。
まとめ
白髪染めを行う際に、ついつい放置時間をただ何もせずに時間が来るのを待つだけという形で過ごしてしまいがちです。
しかし、放置時間にこそひと手間加えることで、染めむらをなくし、綺麗に髪の毛を染めることができるようになります。
自宅でも簡単に行えるシャンプーの選び方や温かいタオルを白髪染めの前に髪の毛に乗せてキューティクルを開くなどどれも簡単な一手間ですので、ぜひ実践して美容院のような仕上がりに近づけることができればと思います。