人気の秘密は何?無印良品ホホバオイルのメリット・デメリットと有効な使い方
お肌の保湿、クレンジング、マッサージ、そしてヘアケアにも使えるホホバオイルは美容の万能オイルです。
その素晴らしい効果が注目されるようになってから、数々のメーカーのホホバオイルが発売されるようになりましたが、いつも人気を保ち続けているのが「無印良品ホホバオイル」です。
その特徴や人気の秘密、メリットとデメリット、ゴールデンオイルとの比較、おすすめの使い方などをご紹介します。
目次
ホホバオイルの美容効果
ホホバオイルはアメリカや中南米原産の「ホホバ」という植物の実から取ったオイルです。
成分の多くが「ワックスエステル」という人間の皮脂に近い物質です。
そのため肌への浸透力が高く、どんな肌質の人にも自然になじみます。
保湿力と抗菌作用が強く、肌にうるおいを与えながら細胞の働きを活発にします。
ホホバオイルは肌の保湿や栄養補給、メイク落とし、角質の除去、マッサージなどに利用され、髪に潤いを与えるコンディショナーとしても使えます。
天然の安全なオイルなので妊娠中の人や赤ちゃんも使用することが可能で、妊娠線の予防、ベビーオイルとしても利用されます。
無印良品ホホバオイルとは
無印良品ホホバオイルは天然のホホバから抽出した無色透明のオイルです。
ホホバオイルは精製された無色透明のものと、未精製の金色のもの(ゴールデンオイル)の2種があります。
無印良品ホホバオイルは熱と圧力を加えて精製されているので、不純物を含まない代わりにビタミン、ミネラル、抗酸化成分などの栄養成分は失われています。
それに対して未精製のゴールデンオイルは、コールドプレスという熱を加えない方法で製造されているので、ビタミン、ミネラル、抗酸化成分がそのまま含まれています。
未精製のゴールデンオイルの方が高級オイルとされていて、値段も高額です。
しかし精製されたオイルと未精製のオイルは違った性質を持ち、それぞれメリットとデメリットがあります。
無印良品ホホバオイルのメリット
無印良品ホホバオイルのメリットをまとめてみました。
●価格が安い
●手に入れやすい
●べたつかず臭いが無い
●刺激が少ない
無印良品のホホバオイルの最大のメリットは「価格が安い」ということです。
50mlで900円、100mlで1600円、200mlで2500円です。
それに対してゴールデンオイルは、例えば「ナチュラルオーケストラ」の場合34mlのお試しサイズで2778円(+税)です。
この値段で保湿効果は優れていて、目立った肌のトラブルも無いので、無印良品ホホバオイルは最もコスパが良い製品の一つであると言えるでしょう。
また全国展開している無印良品の店舗で購入できるので、どこでも手に入れやすいです。
無印良品ホホバオイルは精製しているので不純物が無く、べたつかずさらっとした使い心地で臭いもありません。
刺激が少ないのでどなたにも使いやすいオイルです。
無印良品ホホバオイルのデメリット
無印良品ホホバオイルのデメリットをまとめてみました。
●ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などの栄養成分が失われている
●抗菌、抗炎症成分が失われている
●人によっては肌に合わないことも
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ミネラル、抗酸化成分トコフェロールが失われているので、ホホバ本来の良い部分がだいぶ損なわれています。
抗菌、抗炎症成分も失われているので、原産地のアメリカンインディアン達が使っていたような「万能の皮膚薬」としての効果はありません。
無印良品ホホバオイルは低刺激のオイルですが、肌に合う合わないは人それぞれです。
ゴールデンオイルでなければダメという人もいれば、その逆の人もいるので、肌質に合ったものを選びましょう。
無印良品ホホバオイルがおすすめの場合
無印良品ホホバオイルがおすすめできるケースをまとめました。
●クレンジング用
●全身マッサージなど大量に使う場合
●有効成分がすでに足りている肌の保湿用
●アロマのキャリアオイルとして
●赤ちゃんや子供用
保湿効果のみを求めるなら有効成分が失われているとは言え、無印良品ホホバオイルで十分な働きをします。
洗い落としてしまうクレンジング用や、大量に使う全身マッサージ用には高価なゴールデンオイルはもったいないですね。
スキンケアに使う場合、肌にビタミンやミネラルの欠乏が無くただ保湿が必要な場合や、栄養成分を含んだ美容液などと併用する場合は、ホホバオイルの栄養成分は必要ない上に、却って無い方が良い場合もあります。
油溶性のビタミンAやビタミンEは、過剰摂取をすると肌に負担がかかります。
ホホバオイルはアロマオイルをブレンドする際のキャリアオイル(希釈用オイル)によく利用されます。
他のエッセンスオイルを混ぜてその働きを引き立たせるために使われるので、キャリアオイルには余計な成分が混ざっていない方が良いと言われます。
子供や赤ちゃんに使用する場合は、ゴールデンオイルよりも不純物が少なく刺激が少ない精製された無印良品ホホバオイルの方が良いという声があります。
ゴールデンオイルがおすすめの場合
ゴールデンオイルを使用する方が良いケースもまとめてみました。
●栄養成分が必要なとき
●抗菌、抗炎症効果が必要なとき
●エイジングケアに使いたいとき
スキンケアに利用する際、ビタミン、ミネラルなどの有効成分を特に必要とする場合はそれらを含んだゴールデンオイルがおすすめです。
傷ややけどの治療、虫刺され、肌の炎症を抑えるなど、殺菌、抗菌、抗炎症効果を求めるときはゴールデンオイルが必要です。
肌や頭皮や髪の若返り効果を求めたいときには、ビタミン、ミネラルや抗酸化作用がある「トコフェロール」を多く含んだゴールデンオイルが是非おすすめです。
無印良品ホホバオイルのおすすめの使い方
無印良品ホホバオイルは保湿だけに使うならそれだけで十分機能を果たします。
しかし有効成分が失われているので目的によってはゴールデンオイルが必要になります。
とは言えゴールデンオイルは安くは無いので、何にでも使っていると経済的に大変です。
そこで経済的で最大限の効果を上げる、両者を併用した使用方法を考えてみました。
スキンケア
クレンジングや角質除去は無印良品ホホバオイルで行います。
その後の保湿用にはゴールデンホホバオイルを使って、肌に有効成分を浸透させます。
頭皮ケア
頭皮の皮脂や汚れを落とす頭皮パックは無印良品ホホバオイルで十分できます。
しかし頭皮の加齢臭が気になる人や薄毛が進行している人は、頭皮の抗酸化作用が弱っているので有効成分が必要です。
そうした場合は頭皮パックにゴールデンオイルを使うか、パックの後にゴールデンオイルを頭皮に塗りましょう。
全身マッサージ
無印良品ホホバオイルで全身の保湿やスキンケアができますが、特別に改善したいところがある場合はその部分にゴールデンオイルを使用してマッサージするのが良いでしょう。
肌の炎症、関節痛、セルライト、ひじやかかとの荒れなど、部分的にゴールデンオイルを使うと効果が上がります。
デリケートゾーンのケア
日ごろから乾燥しがちなら無印良品ホホバオイルで保湿ケアをしましょう。
痒みや炎症などのトラブルが起きている場合は、その部分にゴールデンオイルを使用しましょう。
赤ちゃんのベビーオイルとして
全身の保湿には無印良品ホホバオイルを使用します。
おむつかぶれやあせもなどのトラブルがある部分のみゴールデンオイルを使用します。
まとめ
無印良品ホホバオイルは、低価格で優れた保湿効果があり満足度が高いホホバオイルです。
ただし精製する過程でビタミン、ミネラルなどの有効成分が失われています。
保湿だけの目的なら問題なく使用できますが、目的によっては機能を果たさないことがあります。
そんな時は未精製のゴールデンホホバオイルと併用して効果を上げるのがおすすめです。