超音波で美肌になる！超音波美顔器の効果と正しい使い方
美顔器には、ローラーでコロコロ転がすものから僅かな電流を流すものまで様々あります。
その中には、超音波によって美容効果を出す超音波美顔器というものがあります。
超音波美顔器はとても人気の高い美顔器で、振動によって肌を綺麗にするものになります。
ここでは、超音波美顔器が気になる方のために、超音波美顔器の効果や使い方を紹介していきます。
超音波美顔器とは
美顔器は、エステに通うことなく、自宅で手軽に肌のケアを行うことのできるものです。
そして、超音波美顔器は超音波の振動により肌のケアをするものになります。
超音波は音になりますが、人間の耳では聞けない18000Hz以上の周波数による音です。
周波数とは、交流電流や音波や電波などが1秒間に起こす振動回数のことを言い、単位はHz（ヘルツ）になります。
つまり、18000Hzだと、1秒間に18000回振動することになります。
超音波はとても繊細な振動になるので、皮膚の奥深くまで到達します。
通常のスキンケアでは、美容成分を皮膚の奥深くまで届けることは無理ですが、超音波美顔器なら可能となっています。
また、超音波による振動はマッサージのような働きもあり、血液やリンパの流れをスムーズにする効果が期待できます。
そのため、新陳代謝が上がり、老廃物が排出されるデトックス効果も期待できます。
その他にも、高い振動数により、毛穴の頑固な汚れを取り除く働きもあります。
これらのことから、小顔効果やリフトアップ効果、むくみやたるみの改善効果、毛穴を綺麗にする効果などが期待できます。
振動数の違いによる効果の違い
超音波美顔器の中にも種類があり、周波数によって分類されています。
1MHz（1メガヘルツ）や2MHzや5MHzなどがあり、現在では8MHzの高い周波数の超音波美顔器も販売されています。
周波数の違いは振動数の違いになり、振動数が異なると皮膚に与える働きは変わってきます。
振動数が少ないほど振動の幅が大きくなり、皮膚の奥深くまで振動が到達しやすくなります。
それに対して、振動数が多くなるとほど振動の幅は小さくなり、奥深くまで振動が到達しにくくなります。
1MHzの振動の働き
1MHzは1秒間に100万回振動します。
超音波美顔器の中では低い振動数になり、一番皮膚の奥深い部分まで振動が到達します。
そのため、顔ではなく脂肪の多いお腹やお尻の使用に向いています。
脂肪が少なく皮膚が薄い顔に使うと、振動が脳に影響する可能性があるため、1MHzは顔の使用に向いていません。
2～4MHzの振動の働き
2MHzは1秒間に200万回振動し、4MHzになると1秒間に400万回振動します。
皮膚の奥深くまで振動が届き、美容成分をしっかりと浸透させることが期待できます。
そのため、顔のケアに向いている周波数になります。
マッサージのような働きにより新陳代謝を上げ、むくみの原因となっている老廃物を排出する効果が期待できます。
5MHz以上の振動の働き
5MHz以上の周波数は、1秒間に500万回以上の振動が起こります。
振動数が少ないほど皮膚の奥深くまで届くので、5MHz以上の振動数の多いものは、皮膚の表部分にしか振動が伝わりません。
そのため、美容成分を皮膚の奥深くまで浸透させることは難しいといえます。
しかし、毛穴の汚れを浮かし除去する効果やマッサージ効果を得る働きがあるため、目的がそのような場合は最適なものになります。
ここまで話したように、周波数が違うことにより特徴も違ってきますので、自分の肌の調子や環境に合わせて選ぶと良いでしょう。
超音波美顔器の主な効果
超音波美顔器には、毛穴に詰まった汚れの除去・ニキビの予防・むくみやたるみの改善・ハリを出す・シワの予防や改善・肌に潤いを与える・肌の機能を整えるなどの効果が期待できます。
肌トラブルの症状は色々ありますが、超音波美顔器はこのように様々な肌トラブルの改善をサポートします。
そして、それらを改善する理由は主に二つあります。
高い振動数により毛穴を綺麗にする効果
超音波美顔器は、振動数が高いほど毛穴の頑固な汚れを落とす働きがあります。
超音波の高い周波数により、1秒間に何百万回も起こる振動は、皮膚の毛穴に詰まった古い角質や皮脂などの汚れを浮き上がらせて除去します。
そうすることにより、皮膚環境は良くなり、美容成分の吸収率や皮膚のバリア機能を高めることが期待できます。
そうすると、肌の働きを整えることができます。
マッサージによる温熱効果
超音波美顔器の振動は、隈なく皮膚細胞に伝わりやすいのがメリットになっています。
そして、その振動がマッサージのような効果を発揮します。
つまり、通常のマッサージを受けると血行が良くなるように、超音波美顔器の振動は血行を良くする働きがあるのです。
血行が良くなれば、自然に新陳代謝は上がります。
そのため、老廃物を排出する機能が働き、むくみやたるみなどを改善する効果が期待できます。
また、新陳代謝の向上により脂肪が燃えやすくなるため、小顔効果も期待できます。
そして、毛穴を綺麗にする効果と温熱効果などが合わさることにより、ニキビやシワの予防効果など、様々な効果が生まれます。
超音波美顔器の正しい使い方
美肌効果のある超音波美顔器ですが、適当に肌に当てていても、その効果を十分に得ることはできません。
効果を十分に得るためには、いくつかポイントがあります。
まずは、洗顔した直後に超音波美顔器を使うことになります。
一般的に超音波美顔器は、皮膚に油分が残っていると振動が届きにくくなるためです。
超音波の振動は水の中で伝わりやすくなるため、皮膚に油分があると振動が伝わりにくくなるので、効果が減ってしまいます。
また、空気中でも超音波の振動は伝わりにくいため、ジェルを使用する必要があります。
ジェルを使用することにより、美顔器と皮膚の間に空気が入るのを防止し、超音波による振動を効率良く伝えます。
そのため、ジェルをたくさん使い、超音波による振動をしっかりと伝えてあげましょう。
そして、使用するジェルも重要になります。
超音波美顔器には、美容成分を皮膚に浸透させる働きがあります。
つまり、栄養成分が含まれている超音波美顔器専用のジェルを使用することが大切になります。
専用のジェルには、ビタミン類やコラーゲン、ヒアルロン酸やプラセンタなどが含まれており、その成分が皮膚に浸透されると肌を綺麗にする効果が期待できます。
そして、リフトアップが目的の場合は、下から上に優しくゆっくりと動かすと良いでしょう。
また、超音波美顔器を使用する前や後に、首や顔のリンパをマッサージすることをおすすめします。
そのようなマッサージをすると、老廃物を排出する効果が高まり、効果的にむくみやたるみを改善することが期待できるからです。
超音波美顔器を使用する上で注意すること
超音波美顔器を使用する上で注意することはいくつかあります。
その一つ目は、添加物が含まれていない無添加のジェルを使用することになります。
添加物のジェルには、肌に負担のかかる成分が含まれており、その成分が皮膚に浸透すると肌に悪影響を与えるためです。
また、油分が含まれているクリームなどは、超音波による振動を届きにくくしてしまうため、使用しないようにしましょう。
次に、注意することは、力を入れて肌に当てたり、ずっと同じ部分に当てたりすることになります。
力を入れて強く当てたり、ずっと同じ部分に当てたりすると、強い刺激を肌に加えてしまうため、肌トラブルを起こす恐れが出てきます。
そのため、それらのことは行わないようにしましょう。
そして、説明書に従い、使用頻度の目安を守ることも重要になります。
まとめ
以上、超音波美顔器について紹介しましたが、いかがでしたか？
超音波美顔器は周波数による音の振動によって、美容効果を生み出すものになります。
その効果を効率良く引き出すには、正しい使い方をして、振動を皮膚にしっかりと伝えることになります。
それでは、これまで説明したように使用し、綺麗で若々しい肌を目指しましょう。