リキッドファンデーションは、一番優秀なファンデーション!?
ファンデーションには大きく分けて3つのタイプがある事をご存知ですか?パウダーファンデーション・リキッドファンデーション(クリームファンデーション)・モイストファンデーションです。
パウダーファンデーションは、パウダー状のファンデーションで多くの方がお使いです。
モイストファンデーションはちょっと馴染みが薄いかもしれませんね。
主に油脂やワックス類で構成された固形状のファンデーションで、特にご年配の方や著しい乾燥肌の方がお使いになっています。
さて、3つのタイプのファンデーション。
それぞれに一長一短がありますが、一体、どのタイプのファンデーションを使えばいいのでしょうか?
迷っている方がいるのであれば、『リキッドファンデーション』をおすすめします!!
その理由を以下で論じていきましょう。
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目次
パウダーファンデーションのメリットとデメリット
パウダーファンデーションのメリットは、ずばり、『仕上がり』の良さです。
仕上がりには、「塗布直後」と「一定時間経過後」の状態を考慮する必要があります。
パウダーファンデーションの場合、一般的にパフを用いてお肌に塗布するため、「塗布直後」、ムラになりにくく、均一な仕上がりとなります。
また、パウダーファンデーションには水性成分がほとんど含まれておりませんので、化粧もちに優れており、「一定時間経過後」であっても、化粧崩れが起きにくい特徴を有します。
さらに、コンパクトに入っているため、携帯性・デザイン性にも優れています。
一方、唯一のデメリットといえるのが、『保湿力』でしょう。
保湿力というのは、グリセリンやエキス類によって発揮されますが、前述した通り、パウダーファンデーションには、これら水性成分がほとんど含まれていません。
また、パウダーは、お肌の水分や油分を吸ってしまうため、お肌が乾燥しやすくなります。
保湿という点においてはさらにマイナスですね。
つまり、パウダーファンデーションは『仕上がり』を追求した結果、『保湿力』を犠牲にしたファンデーションなのです。
※保湿力を補うため、特殊な技術で水性成分を配合したり、保湿力を有する特殊なパウダーを配合したりと、化粧品メーカーは改良を重ねていますが、抜本的な解決策になっていないのが現状です。
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モイストファンデーションのメリットとデメリット
モイストファンデーションの特徴はパウダーファンデーションと真逆です。
メリットは『保湿力』であり、デメリットは『仕上がり』です。
モイストファンデーションはその大部分が、油脂とワックス類です。
これらは「エモリエント成分」ですので、『保湿力』に優れます。
ですから、ご年配の方や乾燥が著しい方に好まれています。
しかし、エモリエント成分(油脂・ワックス)故に、「塗布直後」、いつまでもお肌の上でファンデーションが転がってしまい、ムラになりやすく、「一定時間経過後」は、皮脂とエモリエント成分が馴染んでしまい、化粧崩れが起きやすく、決して仕上がりが良いとは言えません。
つまり、モイストファンデーションは、『保湿力』に特化したファンデーションなのです。
※化粧直しパウダーの併用により、モイストファンデーションの仕上がりを改善させる事は出来ます。
リキッドファンデーション(クリームファンデーション)の特徴
リキッドファンデーションには大きなデメリットはありません。
万能型と言えるでしょう。
パウダーやモイストファンデーション同様、『保湿力』と『仕上がり』の観点からみてみましょう。
リキッドファンデーションの保湿力
そもそもリキッドファンデーションとはどういうものかご存知でしょうか?リキッドファンデーションは、スキンケアクリーム・ミルクと同じです。
スキンケアクリーム・ミルクに、ファンデーションの基となる「着色パウダー(肌色の成分)」が配合されているのです。
そのため、スキンケア同様の保湿力が期待でき、その能力は、パウダーやモイストファンデーションの比ではありません。
リキッドファンデーションの仕上がり
リキッドファンデーションは、モイストファンデーションに比べ、エモリエント成分の配合量が少ないため、お肌上でのファンデーションの転がりが抑制され、仕上がりに優れます。
一方、パウダーファンデーションと比べると、多少の課題があります。
「塗布直後」・・・パウダーファンデーションに比べ、エモリエント成分の配合量が多いため、お肌上でファンデーションが転がりやすく、ムラになりやすい。
「一定時間経過後」・・・パウダーファンデーションに比べ、汗や皮脂に対する耐性が弱く、化粧崩れしやすい
一見して、リキッドファンデーションはパウダーファンデーションと比較して、「仕上がり」面で課題がありそうですが、少しの工夫で、パウダーファンデーション並みの仕上がりが実現できます!
リキッドファンデーションの仕上がり向上のために
「塗布直後」・・・リキッドファンデーションをお肌に塗布する際、指使用の方が多いと思いますが、「パフ」での使用をおすすめします。
指に比べ、圧倒的に仕上がりがよくなります。
また、ご使用のリキッドファンデーションによっては、エモリエント成分の配合量により、べたつく可能性があります。
べたつきは「テカリ」につながり、仕上がりを損ねます。
その際は、化粧直しパウダーで軽く整えるとよいでしょう。
「一定時間経過後」・・・夏場や汗・皮脂量が多い方は、化粧崩れしやすく、リキッドファンデーションを敬遠しがちではないでしょうか?その際は、振って使用するタイプ(2層式)のリキッドファンデーションをお使いになるのが良いでしょう。
モイスチャー成分により十分な保湿力がありながらも、パウダーファンデーション並みに化粧崩れは起きません。
まとめ
以上、リキッドファンデーションは、スキンケアクリーム・ミルク同様の、圧倒的な『保湿力』を有しながら、パフ及び化粧直しパウダーの使用、2層式への変更という、少しの工夫により、パウダーファンデーション並みの『仕上がり』をも実現するという点から、パウダー・モイストをおさえ、一番優秀なファンデーションであると思います。