ホホバオイルは乾燥対策に良いの?その秘訣を紹介します
どんなに高保湿な化粧品を使っても肌が乾燥してしまうとお悩みの方、乾燥対策にホホバオイルを活用してみませんか?
美容オイルの中でも、ホホバオイルはサラっとしていてべたつきが少なく、初めての方でも使いやすいです。
スキンケアからボディケア、ヘアケアと幅広く使えます。
保湿力が高いですから乾燥対策にはぴったり。
そんなホホバオイルの魅力に迫ってみましょう。
ホホバオイルとは?
ホホバオイルはホホバという植物の種子から抽出されたオイルです。
ホホバはアメリカの砂漠地帯など、暑くて乾燥した地域で育っていて、10年以上経ってからでないと実を付けることはありません。
砂漠地帯では200年以上も経ったホホバが生息しているほどで、暑さや乾燥に耐える力が高いです。
先住民の間では昔から万能薬として珍重されていて、傷や火傷の治療薬や乾燥対策など、幅広く利用されています。
現在では医療機関でもアトピーの保湿や医療用の潤滑油、赤ちゃんの保湿などに用いられています。
美容サロンなどではマッサージやケア用のオイルとして活用されていて、美容効果を引き出してくれます。
ホホバオイルの特徴
ホホバオイルに含まれている成分のうち約9割はワックスエステルです。
このワックスエステルは私達の肌の中にも含まれている成分で、構造が良く似ていますから浸透力が高く肌なじみが良いのです。
ワックスエステルは乾燥を防いで肌をみずみずしくふっくらと保ってくれて、肌にハリを与えてくれています。
また、外のダメージから肌を守るというバリアのような働きをしてくれます。
そんな私達の肌と同じようなワックスエステルが主成分であるホホバオイルは角質を柔らかく保ってくれて、保湿効果を高めてくれます。
他にもビタミンAやE、アミノ酸など、肌に有用な栄養分がしっかりと含まれていて、健やかな肌を保つのに役立ってくれます。
ホホバオイルの万能な効果
肌なじみが良いホホバオイルには様々な効果があり、万能オイルと呼ばれる所以にもなっています。
皮脂と似た構造を持っていますから、肌のエモリエント作用に優れています。
固くなりがちな角質を柔らかく保ってくれて、化粧品の浸透力を高めてくれます。
また、優れた保湿効果がありますから、乾燥対策には効果的です。
水分をしっかりと逃がさないように守ってくれて、肌に潤いとハリを与えてくれます。
そして、外の刺激から肌を守る作用がありますから、紫外線や有害物質などが肌に入り込まないように保護する役目があります。
暑くて乾燥し日光が照りつける砂漠の植物ですから、紫外線防御力も少なからずあります。
皮脂の分泌を正常化してくれますから、オイリー肌のテカリなどを防いでくれます。
毛穴詰まりやニキビなどの皮脂が原因となる肌トラブルをしっかりと防いでくれて、健やかな肌になれます。
新陳代謝を活発にする作用がありますから、肌のターンオーバーが活性化されます。
ターンオーバーは早すぎても遅すぎても肌トラブルの元です。
ホホバオイルでターンオーバーが正常化されることで、シミやしわ、くすみやニキビなどのあらゆる肌トラブル対策に有効です。
そして、年齢を重ねた方には嬉しい抗酸化作用があります。
肌を老化させてしまう活性酸素をしっかりと抑えてくれて、肌の老化を食い止め若々しさを維持してくれます。
スキンケアに活用する方法
スキンケアの最後にふたとして
浸透力と保湿力に優れたホホバオイルは様々な方法でスキンケアに活用できて、乾燥を防いでくれます。
一番オーソドックスな方法はスキンケアの最後にクリーム代わりに使う方法です。
初めての方にはおすすめの乾燥対策で、べたつきなども気にならずしっとりした肌になれます。
油分のベールを張って潤いをしっかりと閉じ込めてくれますから、長時間乾燥しない肌でいられます。
ほんの1滴ほどで効果がありますし伸びが良いですから、スキンケアの最後に薄く肌全体に伸ばしてあげましょう。
洗顔直後にブースターとして
ブースターとしてホホバオイルを使う方法もあります。
洗顔後の肌に1滴ほどオイルを顔全体に伸ばしてあげて、その後からいつものスキンケアを行います。
最初にオイルを付けてしまうと化粧水などが弾かれてしまいそうですが、実はそうではありません。
角質を柔らかくしてくれるホホバオイルは浸透力に優れていますから、洗顔後に使うことで後から使う化粧品の浸透力を高めてくれます。
いつもの化粧品の効果が倍増しますから、自然と保湿効果も高まって乾燥しにくい肌になれます。
週に一度のオイルパック
スペシャルケアとして、ホホバオイルでパックをしてみましょう。
マッサージオイルを手に取る要領でホホバオイルを手に取って肌に乗せ、優しくマッサージしながら顔全体に伸ばしていきます。
その後、ホットタオルを顔に乗せてしばらく置きます。
ホットタオルの温かさでホホバオイルは充分に肌に浸透していますから、後は余分なオイルをティッシュなどで拭き取って終了です。
スキンケアする時以上に肌がもちもちふっくらしてくれて、自然なつやが生まれます。
オイルパックでふっくらリップに
唇の乾燥対策にも効果的です。
オイルをたっぷりと唇に塗ってあげて上からラップをかぶせ、しばらく置けば乾燥が収まってぷるぷるリップになれます。
めんどくさがりの方にはこんな方法も
ホホバオイルをもっと手軽に使いたいという方は、乳液やクリームなどにほんの1滴ほど混ぜて使いましょう。
保湿効果が上がって潤いとハリのある肌を作ってくれます。
また、メイクの時の乾燥が気になるなら、リキッドファンデーションに1滴ほど混ぜるという使い方もできます。
いつも以上に肌につやが出てくれて、乾燥をしっかりと防ぎながら美しい肌を作ってくれます。
ボディケアとして活用する方法
乾燥するのは顔だけではありません。
冬場は体も乾燥してしまいますから、ボディケアにホホバオイルを使ってみましょう。
一番楽な方法は、お風呂上りの濡れた肌にホホバオイルを塗ることです。
お風呂から上がった瞬間から乾燥は始まっていますから、一刻も早くボディケアをして肌内の水分を蒸発させないのがポイントです。
体を拭くよりも前にホホバオイルで保湿ケアしてあげれば、厳しい冬の乾燥から肌を守ってくれます。
ヘアケアに活用する方法
髪の毛が乾燥しているなと感じたら、ヘアオイル代わりにホホバオイルを使いましょう。
ドライヤーを当てる前にオイルを髪に付けてあげると、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。
水分を閉じ込める作用がありますから、髪がしっとりしてまとまりやすくなり、乾燥をしっかりと防いでくれます。
また、朝のスタイリング時にもほんの1滴ほど毛先を中心になじませてあげると良いでしょう。
髪に使う場合は量に気をつけましょう。
付けすぎてしまうとべたつきなどが気になりますし、汚れが付着しやすくなります。
少量から使ってみて自分のベストな量を見つけるのが大切です。
頭皮の保湿にはオイルパックがおすすめです。
乾いた髪にホホバオイルをたっぷりとなじませてあげて頭皮をマッサージし、ヘアキャップをかぶってしばらく置きます。
後はいつも通りにシャンプーなどをするだけで、頭皮がすっきりして乾燥しにくくなります
まとめ
まさに万能オイルと呼ばれているだけあって、ホホバオイルはスキンケア、ボディケア、ヘアケアと色々なところで活躍してくれます。
肌なじみ良し保湿力高しで、乾燥しやすい肌との相性がとても良いです。
様々な使い方ができるオイルなので、自分に合った方法がきっと見つかります。
1本持っているだけで乾燥対策が万全になりますから、普段のケアに加えてみましょう。