保湿にはどっちが向いている?乳液とクリームの違いは何?
肌の保湿をするアイテムには、乳液もあればクリームもあります。
でも実際問題、保湿をするには、クリームと乳液、どちらの方が効果的だと言えるのでしょう。
そもそも、乳液とクリームにはどのような違いがあるのでしょうか?
ここではそんな、乳液とクリームの違いについて紹介していきたいと思います。
しっかりとその違いを理解して使用していきましょう。
乳液とクリームでは油分が違う
まず乳液とクリームでは油分が違うと言えます。
どちらも、化粧水と比べると油分が高いアイテムになります。
なので、水分に蓋をすることが出来るアイテムであることは間違いありません。
でも、その油分の量に、違いがあるのです。
クリームと乳液では、基本的にはクリームの方が油分が多いと言えるでしょう。
油分が多い方が保湿力は高い
そして、この油分の違いは、そのまま保湿力の違いとして現れます。
基本的には、油分が高い方が、保湿力は高いと言えます。
なので、乳液とクリームでは、クリームの方が保湿力は高いと言えるでしょう。
でも、どうして油分が多い方が保湿力が高いと言えるのでしょうか?
肌に持続される時間が長くなるから
それは、持続時間が長くなるからです。
油分が多いと、肌の上でそれが持続する時間は長くなります。
たとえば、何らかの油が手についた時、それがいつまでも肌をぬるぬるさせていることがあります。
料理をする方ならば思い当たる節はあるのではないでしょうか?
しかし、たとえばもし、リンゴなどを切っていて、そのリンゴの水分が指に付着したとします。
リンゴの水分が指に付着したとしても、それは気が付いたら蒸発しているでしょう。
このように、油分が多いとそれはいつまでも肌の上に持続して、油分が少ないとすぐに蒸発してしまうと言えるのです。
では、肌の上にずっと持続するものと、それよりも早く消えてしまうものが2つあったとしたら、どちらの方が保湿力は高いでしょうか?
それは間違いなく前者になるでしょう。
肌の上にいつまでも持続していれば、水分をしっかりと持続させることもできますし、それ自体の持つ保湿効果もより長い間効果的になります。
だから、基本的には油分が多い方が保湿力は上だと言えるのです。
そして、そういうことがあるので、乳液よりもクリームの方が保湿力は上だと言ってよいでしょう。
クリームの方が刺激が強い
乳液とクリームの違いとして、乳液よりもクリームの方が刺激が強いという事も挙げられます。
乳液は、クリームと比べると油分が少ないです。
油分が少ないというのは、それの保湿力が多少弱くなるということでもあるのですが、その代わりに、刺激が強くないというメリットもあるのです。
油分というのは、やはり肌にとっては刺激になるものです。
だから、それが多少なりとも少ないという事は、その分だけ刺激が弱いということになります。
刺激のせいで乾燥することもある
そしてそんな風に刺激が強いと、そのせいで乾燥してしまうこともあります。
刺激が強いと、当然肌はダメージをうけてしまいます。
そうしてダメージを受けた肌は、次第にあまり栄養なども行き届かなくなっていきます。
あまりそれらが行き届かなくなれば、その分だけ肌は健やかな状態を保てなくなります。
それはつまり、乾燥していってしまうという事になります。
だから、刺激が強いというのは、考え物なのです。
肌が弱い人には乳液がおすすめ
そういうことがあるので、常日頃から自分の肌は弱いなぁと思う事がある方には、乳液の方がおすすめになります。
乳液であっても、化粧水だけで保湿をすることに比べるとはるかにしっかりと保湿ができます。
化粧水よりは油分も多いわけですから、それは当然です。
そして、それでいてクリームよりも刺激が弱いわけなのですから、肌が弱い方でも安心して使用することが出来るでしょう。
だから、肌が弱い方には、乳液を使用するのがおすすめになるのです。
クリームの方が伸びが悪い
乳液とクリームの違いとして、クリームの方が伸びが悪いということも挙げられます。
何度も言うようですが、乳液はクリームと比較すると油分が少ないです。
油分が少ないということは同時に、水分が多いという事でもあります。
そして水分が多いということは、それだけ伸びが良いということになります。
たとえば、化粧水を思い浮かべてみてください。
化粧水は、すごく水分が多いです。
というかほぼほぼ水です。
なので、それをつける時にはびちゃびちゃさせながら付けていくことになるでしょう。
でも、そうしてびちゃびちゃつけることが出来るくらいに、伸びが良いです。
しかしこれがクリームだったら、ものによっては全然伸びないこともあります。
それも、乳液とクリームの違いの一つでです。
伸びが悪いのはメリットでもある
伸びが悪いというのは、一つのメリットでもあります。
なぜなら、垂れたりして、それを無駄にしてしまうことがないという事になりますから。
化粧水位に水分が多いと、たとえばそれをつけようとして手に出した際に、そのままこぼれてしまう事もあります。
それは、乳液でも起こりえると言えるでしょう。
しかし、クリームの場合はまずそうなることはありません。
だから、無駄なく付けて行くことが出来るでしょう。
そういうちょっとした無駄でも、毎日その無駄が発生していけば、それは最終的にはおおきな無駄になるでしょう。
それがおおきな無駄になれば、やはりその分経済的な差になっていきます。
保湿にかけるお金は、出来ることならば適度に節約をしていきたいものでしょう。
毎日使うものになりますから。
そういうことがあるので、意外と伸びが悪いというのもメリットになるのです。
保湿時には両方使うのが一番効果的
このように、乳液とクリームの違いは色々ありますし、乳液での保湿が向いている方もいれば、クリームでの保湿が効果的な方もいて、なかなか難しいところがあります。
でも、こと保湿に関しては、一番効果的な方法もあります。
それが、そもそもどちらか一方だけを使用するのでなく、両方とも使用するという事です。
クリームの方が保湿力が高いからクリームを使うとか、乳液の方が刺激が少ないから乳液を使用するとかではなくて、そもそも両方とも使えば良いのです。
その二つに、全然違いがないのであれば、併用するのはあまりおすすめは出来ません。
もちろん意味がないとは言えませんが、それがそこまで効果的になることもないでしょう。
しかし、より効果的なのは、違いのある二つを使う事です。
だから、乳液とクリームを併用するというのは、すごくおすすめな方法になります。
乳液を先につける
もし、乳液とクリームを併用するのであれば、乳液の方を先につけるようにしてください。
基本的にスキンケアアイテムをいくつか使う場合には、油分の少ない方を先に使うのがルールとなっています。
では、乳液とクリームで油分が少ないのはどちらになるでしょうか?
それは何度も言う通り、乳液になります。
なので、乳液とクリームであれば、乳液の方が先になるのです。
この順番は意外と重要なので、しっかりと覚えておいてください。
まとめ
乳液とクリームの違いや、どちらの方が保湿に向いているのかという事についてはお分かりいただけましたでしょうか?
効果が高いのはクリームになりますが、人によっては乳液の方がおすすめにもなるし、そもそも保湿力と言う点で考えると、乳液もクリームも両方とも使うのが良いというのが、ここでの結論です。
是非参考にして、乳液もクリームも活用していってください。