髪に優しいって本当?トリートメントタイプの白髪染めってどう?
エイジングサインはあらゆるところに現れますが、一番目立つものの一つが白髪です。
エイジングサインとはいっても、若くして白髪が現れる方も入れば、50近くなっても白髪が目立たない方もいます。
白髪は個人差がとても大きいものですが、共通するのは「面倒」だということ。
放置しておけば、老けた印象を与えてしまいます。
染めるとなってもすぐに生えてきますから、キリがありませんよね。
そこで試してみたいのがトリートメントタイプの白髪染め。
ご家庭で簡単にできますし、髪にも嬉しい効果があります。
おすすめを見てみたいと思います。
白髪のメカニズムってどうなっているの?
白髪は老化現象の一つですから、止めることは不可能です。
しかし、若い人などは無理なダイエットやストレスによって白髪になると考えられています。
白髪はどのように発生しているのでしょうか。
髪の毛はもともと白い?
日本人の髪は黒いですが、髪の毛が作られた直後は真っ白な色をしています。
これがメラニン色素によって色付けられ、黒くなっていくというわけなのです。
白髪はこのメラニン色素が作られず、髪に黒色をつけることが出来なくなったことから発生します。
メラニン色素が作られなくなる直接の原因は、毛根に存在し、メラニン色素を生成させるのに欠かすことのできない「チロシナーゼ」という酵素です。
このチロシナーゼが加齢によって減少したり、機能が低下するとメラニン色素を作ることが出来なくなってしまいます。
加齢以外にもストレスや生活環境によってチロシナーゼは影響を受けますので、注意が必要です。
白髪染めトリートメントは髪に優しいって本当?
メラニン色素のない白髪は、通常のファッションカラーでは綺麗に染めることが出来ません。
白髪染め専用のカラーを使用しないと美しく白髪を染めることが出来ないのです。
美容院や市販の白髪染めカラー剤は2つの溶剤を混ぜて使用するものが一般的です。
これはまず髪を脱色(ブリーチ)し、その上にカラーを入れるというもの。
髪の色抜きから行うため、効果が長く、綺麗に染めることが出来ます。
しかし、このタイプの白髪染めカラーに使われる溶剤には、「過酸化水素」が使用されています。
頭皮にとってはかなり負担が大きく、アレルギー反応でかぶれてしまう方もいます。
白髪染めは一度始めると、終わりはありません。
白くなればまた染めなければなりませんし、染めなければ髪は真っ白になってしまいます。
使用頻度が高いほど地肌や髪への負担が増えますから、アレルギー反応が無くても、髪がボロボロになってしまうことも考えられます。
そんな中、髪や地肌に負担の少ない染髪方法として考え出されたのが「トリートメントタイプ」の白髪染めです。
トリートメント成分配合で髪に優しく、普段のケアの中で少しずつ髪を染めていくことが出来るのです。
ですからトラブルを起こしにくく、通常の白髪染めではアレルギー反応が出てしまった方にもおすすめすることが出来ます。
白髪染めトリートメントはどうやって髪を染めるの?
髪の毛を脱色せず、徐々に染め上げていくトリートメントタイプの白髪染め。
ヘアカラートリートメントとも呼ばれています。
脱色タイプの白髪染めに比べると、鼻につく刺激臭が少なく、頭皮や髪に優しいのが特徴です。
脱色しないので、完全に染まるまでには数回使用する必要があるものがほとんどです。
トリートメントと言ってもシャンプー前の乾いた髪に使用する方が高い効果を得られるようです。
放置時間も通常のヘアカラーと同様に20~50分程度放置する必要があります。
髪に優しい成分で染める!
通常の白髪染めは、髪の色素を一旦落として、髪の内部に新たな色を浸透させて染め上げます。
髪の成分を壊すわけですから、染まりは良いですがダメージも大きいのが特徴でした。
これに対し、トリートメントタイプの白髪染めは髪の内部に色を浸透させるわけではありません。
ヘアマニキュアと同様、髪の外側に染料を吸着させて白髪に色をつけます。
ですからダメージが少なく、髪に優しいのです。
使用されている成分は、商品によってことなりますが天然成分由来のものなど、髪に優しいものが多く見られます。
また、髪の外側に染料を吸着させるだけとはいえ、使い続けるうちに髪の毛の表面に染料が定着しやすくなる成分も配合されています。
ですから、使い続けるうちにより染まりやすく、綺麗に仕上がっていくようになるのもトリートメント白髪染めの特徴と言えます。
おすすめの白髪染めトリートメントを見てみよう
使い続けるうちにしっかりと色が定着するトリートメントタイプの白髪染め。
しっかりと染め上げたいなら、明るいカラーではなく、黒に近い落ち着いた色味を選ぶのがおすすめです。
人気の白髪染めトリートメントを見てみたいと思います。
利尻ヘアカラートリートメント
トリートメントタイプの白髪染めは染まりにくい、というイメージがありますが、それを覆すのがこちらの白髪染めです。
天然成分で染め上げるので、髪や地肌に優しく、安心して使用することが出来ます。
無添加・ノンシリコンにこだわり、お肌の弱い方にもおすすめです。
潤い成分には天然利尻昆布エキスを配合。
その他にも28種類もの天然由来保湿成分が配合されており、白髪を染めるだけではなく、トリートメント効果も期待できる白髪染めです。
傷んだ髪の持つマイナスイオンに、プラスのイオンカラーが強く結合。
美しいカラーをかなえてくれます。
また、健康でスキのない髪にはナノ分子化したカラーが密着。
ダメージのひどい部分もそうでない部分もしっかりと染まります。
頭皮ケア、シャンプーなども揃っており、ライン使いもおすすめです。
ヘアカラートリートメント ルプルプ
海洋由来の保湿成分「ルプルプWフコイダン」が潤いを与えながら頭皮を保護します。
染めるたびに髪が美しく輝くようになります。
頭皮と髪に優しい、植物由来の天然色素「ベニバナ」「クチナシ」などを配合。
髪や頭皮に負担をかけずに美しく染めることが出来ます。
お肌の弱い方にも安心です。
しっかりと染めたい時はシャンプー前に、トリートメントとして使用したい時はシャンプー後の使用おすすめです。
天然アロマの「ローズマリー」「ラベンダー」「オレンジ」の爽やかな香り。
染毛剤特有の刺激臭が無いので、ゆったりとした気分で使用することが可能です。
ヘッドスパ トリートメントヘアカラー レフィーネ
植物由来の天然染毛料を配合し、より深く、濃い染め上がりを実現しました。
生え際から毛先まで、ムラのない美しい染め上がりを実感できます。
アレルギーを引き起こす化学物質は無配合。
頭皮や髪へのダメージを心配することなく使用できるので、安心です。
「ヘッドスパ トリートメントヘアカラー」の特徴は「癒して染める」こと。
白髪染めでヘッドスパの効果が実感できます。
従来の白髪染めトリートメントは、地肌につけないように気をつける必要がありましたが、こちら白髪染めは地肌につけても大丈夫。
ヘッドスパ効果で地肌を柔らかく、健やかに保ってくれます。
気になる香りも全て天然アロマの香りのみ。
優しくフルーティな香りが全身をリラックスさせてくれますよ。
明るめに染めたい方は、マロンブラウンがおすすめです。
まとめ
白髪が気になるけれど、染毛剤を使用するほどではないという方や、髪を傷めたくないという方はトリートメントタイプの白髪染めがおすすめです。
お家で好きな時に染めることが出来るので、自分の時間を守れます。
以前のトリートメントタイプの白髪染めは染まりにくいものが多かったのですが、現在はしっかりと染まるものが多くなっています。
ただ、白髪染めも相性があります。
ある人にとっては良かったけれど、ある人にとってはそうでもないということはよくあります。
また、効果がすぐに現れるものではないので、一定期間使用を続けましょう。
それでも効果が現れなければ、他のものにトライするのがおすすめです。
相性の良い白髪染めを見つければ、以後は染めるのがうんと楽になりますよ。
自分にピッタリのトリートメントタイプの白髪染めを見つけて下さいね。