思春期ニキビについて…防止方法と洗顔の基本、洗顔料について

ニキビ

10台の頃に沢山ニキビが出来てしまい、跡が残って困っている…という人が多くいます。

校則によりけりですが、高校生くらいから軽めのお化粧はするものですし、新しいニキビが見つかるたびに暗い気持ちになりますよね。

ここでは、お母さん・お嬢さんともに参照していただける「若年期のニキビ」と、洗顔料やクレンジングについて考えてみます。



ニキビに絶対おすすめの洗顔料ランキングはこちら




洗顔料を買うその前に

洗顔料でニキビが改善するかも…と期待して、裏切られるパターン。

筆者も若い頃は経験をしました。

結論から言えば、洗顔料だけでニキビトラブルとサヨナラできるということは、ほとんどありません。

生活習慣、乱れてませんか?

ここ10数年で、すっかりスマホが普及しました。

寝る直前までスマホでネットサーフィンをする・友達とメッセージのやりとりをする…こんなことに心当たりはありませんか?

実はこれ、お肌にとってNGなんです。

直接関係無いように思えますが、スマホの光は「交感神経」と呼ばれる、起きて活動をするときの神経に作用します。

反対に、寝るときに活発になるのは「副交感神経」と呼ばれるもの。

交感神経と副交感神経は表裏一体の関係で、副交感神経が働いて身体がリラックスしているときに、お肌の治癒力が高まります。

交感神経が刺激された状態で眠ると、脳や身体の回復力が弱まり、出来かけのニキビを悪化させたり・ニキビの治癒スピードを遅くしたりします。

筆者のおすすめは、寝る1時間前には「おやすみ」の挨拶をしてスマホを切り、読書などをすること。

この習慣を続ければ、成人したあとも綺麗なお肌を保てる確率がグッと上がります。

運動習慣は大切

運動部に入っていないと、なかなか習慣づきませんよね。

思春期の体力・食欲だと、登下校の運動だけでは足りないことがほとんど。

新陳代謝を促してニキビを防ぐためには、最低でも軽く汗ばむ程度の運動をすることが大切です。

休日はショッピングに行ったり、都心にお住まいのかたならば、1〜2駅分くらいは歩いてみるのもよいでしょう。



ニキビに絶対おすすめの洗顔料ランキングはこちら




クレンジングは本当に必要?

洗顔の前にしておきたいのが「クレンジング」。

美容皮膚科の意見も様々ですが、ある一定の見解があります。

すっぴんにクレンジングは必要無し!

タイトル通りですが、お化粧をしない場合、クレンジングは必要ない…というのが専門家の意見だそうです。

のちほど述べますが、ニキビに変化しやすい角栓などへの根本的な対策は、他にあります。

何故クレンジングは必要ないのか…その理由は、お肌に住んでいる菌に鍵があります。

常在菌といって、肌のバランスを保っている微生物がいます。

この菌がきちんと活動することで、皮脂のバランスが保たれているのですが…あまりにも念入りにお肌を手入れしすぎることで、本来あるべきはずの菌の数を減らしてしまいます。

その結果、玉突き方式でニキビができやすい肌質になってしまうことがあるのだとか。

お化粧をしているならクレンジングは必須ですが、ポイントメイク用とそれ以外の部分で分けるのがベスト。

パウダーファンデーションなら洗顔料だけでも十分に落ちる場合があるので、しっかりとお化粧を落とす必要は全くありません。

力を入れすぎないようにするのがポイントです。

洗顔するタイミング

このあたりでようやく本題に入っていきますが、洗顔をするタイミングはいつがいいのでしょうか。

ずばり、「入浴後」です。

できることなら、シャンプー→ボディーケア→10〜15分ほど入浴→洗顔という順番がいいでしょう。

なぜ入浴後がいいのかというと、血流がよくなり最も毛穴が大きく開いているタイミングだからです。

ここで洗顔料をしっかりあわ立てて使うことで、ニキビが起こる部分である「毛穴の奥深く」までごっそりと汚れを落とすことができます。

もう一つおすすめしたいのが、定期的なサウナ通い。

あれ? 脱線している?

と思いがちですが、これがすごく良く効きます。

毛穴が最大まで開くので自然にデトックスできますし、サウナ上がりの洗顔がニキビには1番効きます。

ツルツルになるのを実感できること間違いなしと、筆者がもっともおすすめしたい習慣ですね。

ご両親と一緒に出かけて、親子の会話をしながらゆっくり入るのもいいですね。

個人差はありますが、1ヶ月に2回くらいのペースで、ニキビができにくくなるのを実感できるようになります。

熱いのはニガテ…という場合は、岩盤浴でもいいのではないでしょうか。

お高いイメージがありますが、最近は提供している銭湯が多く、気軽に利用できます。

是非ご検討を。

洗顔は粉タイプが断然おすすめ!

さて、洗顔料を買い換えたい・評判のものを使ってみたいという人に、思春期向け洗顔料の選ぶ基準をお伝えしていきます。

お母様もお嬢様も必見です。

酵素とビタミン誘導体の働き

まず、ニキビ防止の洗顔料に欲しい成分は、

  • 天然成分から抽出された酵素
  • ビタミン誘導体

これらになります。

特に酵素は重要。

お肌の悪玉菌を除去する働きと、古い角質を優しく落としてくれる役割とを兼ね備えています。

次にあげたビタミン誘導体ですが、一般的なイメージでは「シミケア」「紫外線ケア」なのですが…炎症の鎮静などにも緩やかに作用してくれるので、おすすめです。

さて表題にもどり、粉タイプがおすすめの理由をお伝えします。

ずばりそれは、泡だてがとても簡単・きめ細やかな泡が作りやすいこと。

無印良品やや100均一ショップなどで販売している洗顔用泡だて器との併用も考えられますが、使わなくても簡単に細かな泡が立ちます。

固形やジェルタイプとの洗顔石鹸ではあまりこの傾向が見られないので、利点ですね。

無意識に「念入りに洗おう」としてお肌をゴシゴシやりがちですが、泡立ち豊かだとその必要はなく、やさしくマッサージしてあげるだけで汚れが落ちていきます。

泡切れが良い傾向にあるのも特徴の1つで、石鹸がお肌に残ることによるトラブルを防げるのもポイントですね。

洗顔は1日に何回がいい?

最後に、洗顔は1日何回すべきか?

ということに関して考えていきたいと思います。

基本的には、

  • 寝る前
  • 起床後

の計2回をおすすめしたいのですが、この時に洗顔料を使うかどうかは、肌質によって変えていくべきでしょう。

お肌に常在菌がいるというお話をしましたが、このことを念頭におくと、2回とも洗顔料を使うのはあまりおすすめできません。

寝る前だけ洗顔料を使い、朝は39度程度のお湯で「こすらずに」皮脂をやさしく落とすのがポイントです。

ニキビができかけている・もしくは炎症が広がっていると「綺麗にしたい」と思ってしまいがちですが、そこはグッと堪えましょう。

洗顔直後は顔に赤みがかるので、ニキビが余計に気になりますが、潰したりするのは絶対にNGです。

どうしても潰したい・早く直したいというかたは、保護者のかたと相談して皮膚科の指示を仰いでください。

また、洗顔後のお手入れですが、思春期はお肌のバリアが十分にあるので、化粧水や乳液は薄めに使うのがポイント。

思春期はまだお肌に元気があるので、自然治癒力にまかせましょう。

まとめ

思春期ニキビ向けの洗顔料は種類が多く、学生さんは手の出しにくい値段のものも少なくありません。

しかし、そういったコストをかけずに出来ることは、実は沢山あります。

その上で洗顔料の選び方に少しだけ触れさせていただきました。

最後に書きましたが、若いうちのニキビは自然治癒力に頼る・高めるのがポイントになります。

ご両親とよく相談して、美容について考えていけるといいですね。






ニキビ