シミ予防とシミ消しの秘訣は美白化粧水の選び方にあった
いったんシミが肌に浮かび上がってしまうと、なかなか肌から追い出すのは困難です。
紫外線を浴びないように日焼け止めなどで防御しながら、美白化粧水でシミを作らせないケアをしていきましょう。
特に30代からの肌はシミができやすいですから、美白ケアはとても重要です。
そんなシミを作らせず、シミを薄くするために効果的な化粧水の選びのポイントを紹介します。
美白化粧水の重要性
そもそも化粧水は洗顔後の肌に水分を与えて、水分の蒸発を防ぐことにあります。
また、角質層を水分や美容成分で満たすことで、美容液やクリームなどの浸透を高める役割をしてくれます。
乾いた手で石鹸を泡立てようとしても全然泡立ってくれませんが、手を水で濡らしてからならきめ細かな泡を作ることができます。
これと同じ原理で、肌に化粧水を与えることで肌なじみが良くなってくれて、他の化粧品の効果を最大限引き出してくれます。
そして重要なのは、美白化粧水は水溶性の美白成分も一緒に肌に届けてくれます。
角質層の下の方まで美白成分を送り込むことができますから、シミを作り出すメラニンを抑えるのに役立ってくれます。
できれば水溶性の美白化粧水に加えて、油溶性の美白美容液やクリームを合わせて使うことで、シミ対策も強化できます。
美白成分がしっかり入っているものを
美白化粧水にも様々な種類があります。
シミをしっかり予防するためには、メラニンに働きかける美白成分がしっかり配合されているものがおすすめです。
主要な美白成分にはビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸などがあり、どれも厚生労働省でメラニンを抑える効果があると認められています。
これらの美白成分が配合されている化粧水は薬用とか医薬部外品に当たり、一般的な化粧品よりも効果に期待できます。
効果的なシミ対策を行うためにも薬用美白化粧水を選ぶようにして、有効成分がしっかりと配合されているものを使いましょう。
肌の悩みに合ったタイプを
将来のシミを予防する
シミの悩みは人によって違いますから、悩みに合った美白化粧水を選ぶのが大切です。
今後出てくるであろうシミを予防したいという方なら、アルブチンやビタミンC誘導体など、どんな美白成分が入った化粧水でもほぼ効果が実感できるでしょう。
元々美白化粧水はメラニンを予防する作用が高いですから、将来のシミを作らせない効果には大いに期待できます。
特に薬用美白化粧品なら美白成分が効果的に働いてくれますから、肌に合ったタイプで継続的にケアしていくと、シミのない透明感のある肌でいられます。
今あるシミを薄くする
30代以降のシミに悩んでいる人は、今あるシミを何とか薄くしたいと思っているはずです。
美白成分の中でも今あるシミに効果的なのはハイドロキノンです。
肌の漂白剤と呼ばれるほどの美白力を持っていて、シミ予防をしながらできてしまったシミを薄くする作用に長けています。
美白パワーが高い分肌に刺激を与える可能性がありますから、乾燥肌や敏感肌の方は肌に優しいタイプを選びましょう。
事前にサンプルなどをお試ししてみて、肌に異常が出ないことを確かめてから使うのがおすすめです。
ハイドロキノンほどの美白力はありませんが、今あるシミを還元する作用を持っているのがビタミンC誘導体です。
多くの美白化粧水に含まれていますから、濃度が高いものだと効果も得やすくなります。
ぼんやりした肝斑を薄くする
一般的なシミはポツポツと小さめで不規則に肌に現れてきます。
左右の頬に広い範囲にぼんやりと現れてきたシミは肝斑と言います。
普通のシミはメラニンのみが原因になっていますが、肝斑の場合にはホルモンバランスの崩れなども影響しています。
産後などのホルモンバランスが崩れている時にできやすく、紫外線を浴びると肝斑が濃くなる傾向にあります。
肝斑をケアするのに効果的な成分がトラネキサム酸です。
肌の炎症を鎮める作用とメラニンを抑える作用がありますから、肝斑を薄くするのに役立ってくれます。
他の美白成分では薄くなりにくいですから、肝斑だと思ったらトラネキサム酸入りの美白化粧水を使いましょう。
エイジングケアも一緒にしたい
年齢肌の悩みはシミだけでなく、しわやたるみなどに悩む人も多いはずです。
シミ対策とエイジングケアを一緒にできたらと思っているなら、ビタミンC誘導体、プラセンタが配合された美白化粧品がおすすめです。
ビタミンC誘導体はシミ予防とシミ還元作用がある上に、コラーゲン生成を高める作用、抗酸化作用まであります。
加齢によってコラーゲンが減ることでしわやたるみが増えてしまいますし、活性酸素が肌老化の原因になりますが、これら全てにビタミンC誘導体は効果を発揮してくれます。
また、プラセンタもビタミンC誘導体同様に多機能な働きをしてくれます。
メラニンを抑制してくれてシミを予防するだけではなく、シミを追い出しやすいようにターンオーバーを高めてくれます。
コラーゲン生成のサポートや抗酸化作用もありますから、エイジングケアには適しています。
肌に負担を与えない低刺激なものを
美白成分はシミを予防してくれるほどのパワーを持っている反面、肌を乾燥させてしまったり刺激を感じる場合があります。
特に敏感肌などのデリケートな肌質の方は、美白化粧水選びには注意しまよう。
まず、美白成分もなるべく植物由来のものから作られていて、肌に優しいタイプを選びましょう。
添加物もバリア機能が弱っているデリケートな肌にとっては刺激になりますから、無添加で安全性の高いものを選ぶのが大切です。
敏感肌でも使える美白化粧水もありますから成分を確認し、使う前に必ずパッチテストをして、大丈夫だったら使うようにしましょう。
保湿も一緒にできればなお良し
シミに気を取られてしまうと美白中心のスキンケアになってしまいます。
美白よりも重要なのが保湿で、肌が乾燥していると新たなシミができやすくなりますし、今あるシミも薄くなりにくいです。
乾燥は肌全体のコンディションを低下させてしまって、バリア機能を弱めたりターンオーバーの乱れを起こしてしまいます。
せっかくシミ対策をしているのに肌トラブルを新たに増やすことにもなりかねませんから、美白の前に保湿を重視しましょう。
多機能タイプの美白化粧品なら保湿成分もたっぷりと入っていて、保湿と美白が同時に行えます。
あれこれ肌に塗らなくてもすみますから、忙しい方は多機能タイプの美白化粧水を使ってみましょう。
続けやすい価格帯のものを
美白ケアをし始めてすぐにシミが薄くなったり、シミ予備軍が消えてしまうわけではありません。
こつこつと毎日美白ケアを積み重ねてこそ、少しずつシミが薄くなってくれます。
そのためにも、美白化粧水は長期間使うことを前提に選びましょう。
いくら効果のある美白化粧水でも、価格が高すぎては家計に影響を与えてしまいますから続けにくいです。
予算に合っていて無理なく長期間続けられる価格の美白化粧水を選ぶのが大切です。
今肌で目立っているシミは数年前から肌内にあった可能性が高いですから、薄くするのにも同じくらいの時間はかかります。
まとめ
シミ対策に役立ってくれる美白化粧水は選び方のポイントさえ押さえていれば、自分の肌に合ったタイプが見つかります。
継続して長期使うということだけは忘れないようにして、シミを薄くするためにも毎日美白ケアを続けていきましょう。
それと同時に紫外線は新たなシミを作り出し、今あるシミを濃くしてしまいますから、日焼け止めやUVカット化粧品の使用は忘れないようにしましょう。