スクラブ洗顔でニキビケアしても大丈夫?ニキビにおすすめの洗顔料を教えて!
洗顔はニキビに欠かせない基本的なケア方法のひとつですが、洗顔料の選び方によってはニキビが悪化してしまうこともあるので注意が必要です。
様々なメリットがあることで知られるスクラブ洗顔は、ニキビができている時に使用しても良いのでしょうか。
ここでは、スクラブ洗顔について見ていきながら、ニキビにおすすめの洗顔料の特徴をご紹介したいと思います。
ニキビができるメカニズムを理解しましょう!
ニキビは余分な皮脂が毛穴に詰まることで生じることから、皮脂の分泌が活発になる思春期などにできやすくなることがあります。
しかし、もともと脂性肌の方や、肌が乾燥することで不足している水分を皮脂分泌で補おうとする皮膚の機能により、皮脂が過剰に分泌されることでもニキビができやすくなります。
皮脂が毛穴に詰まった初期の段階では、白ニキビと言ってまだ炎症を起こしていない状態となります。
しかし、皮膚表面にすみついているアクネ菌は皮脂を餌にすることで繁殖して皮膚に刺激を与えて炎症を起こすことがあります。
赤ニキビは皮脂が詰まった部分が赤く炎症を起こした状態のことを指していますが、この状態で間違ったケアをしてしまうとニキビ跡が残ることもあるので適切なケアが必要です。
毛穴に詰まった皮脂は洗顔で丁寧に洗い流すことが大切ですが、ニキビができた肌はデリケートな状態になっているので、あくまでも優しく洗顔することが大切です。
スクラブ洗顔にはどんな特徴がある?
余分な角質を落とす働きが期待できる
スクラブ洗顔は洗顔料に種子などの粒子が含まれており、洗顔をする際に泡立てた泡に極小の粒子が含まれていることで余分な角質を落とす働きが期待できます。
皮膚の角質が厚くなると毛穴が狭くなることで余分な皮脂が詰まりやすくなり、その部分にニキビが生じやすくなります。
スクラブ洗顔によって余分な角質を落とすことができれば、毛穴を詰まりにくくするための対策をとることができます。
毛穴に詰まった余分な汚れに働きかけることができる
毛穴の奥の汚れは通常の洗顔では落としにくい場合があるので、毛穴を開かせた状態で汚れを落とすか毛穴の奥の汚れに効率良く働きかけるタイプの洗顔料でケアすることが大切です。
スクラブ洗顔料の中には極小のスクラブが含まれているので、毛穴の奥の余分な汚れに働きかけることができます。
保湿の働きをサポートすることができる
皮膚に余分な角質が蓄積された状態でいると、角質層が厚くなり化粧水や美容液が角質層に浸透しにくくなります。
角質層は水分と油分のバランスをとりながら肌を外部の刺激から守る役割を担っていますが、角質層に保湿成分が浸透しないことで乾燥すると外部の刺激に弱い肌となってしまいます。
しかし、スクラブは余分な角質を落とす特徴を持っているので、適切なケアをすることで化粧水や美容液などの保湿の働きをサポートすることができます。
お肌のターンオーバーの働きをサポートできる
肌はターンオーバーを通して古い角質は垢と一緒に自然と剥がれ落ちるようになっています。
ところが加齢や不規則な生活による肌機能の低下によってターンオーバーのリズムが乱れると余分な角質が滞ることでニキビの原因となるのはもちろんのこと、シミやニキビ、ソバカスや肌のくすみの原因となることがあります。
スクラブ洗顔料はスクラブが古い角質に働きかけるので、角質層のコンデションを整える対策をとることができるでしょう。
スクラブでニキビケアしない方が良い理由
スクラブによってニキビが悪化してしまうことがある
ニキビが赤く炎症を起こしている状態になると、肌全体がデリケートになってしまうことがあります。
赤ニキビは外部のちょっとした刺激にも強く反応してしまうことがあるので、スクラブを含む洗顔料で洗顔をするとニキビが悪化してしまうことがあるので注意が必要です。
丁寧な洗顔は必要ですが、できるだけニキビに刺激を与えないことが大切なのです。
肌に必要な皮脂まで奪ってしまうことがある
肌は水分と油分のバランスを保つことで潤いやハリのある艶やかな状態を保つことができます。
しかし、スクラブ洗顔料は皮脂を落とす性質を持つことから必要な皮脂まで奪ってしまうことで、肌が乾燥することがあります。
肌が乾燥すると角質層のバリア機能が低下することで、外部の刺激から肌を守る働きが弱くなりニキビができやすくなることがあります。
肌に余計な刺激を与えてしまうことがある
広範囲にニキビができていると、肌全体がデリケートな状態になってしまうことがあります。
肌が敏感な状態になっている時にスクラブ配合の洗顔料を使用すると、肌に余計な刺激を与えてしまうため、ニキビや肌荒れなどの原因になってしまうことがあります。
ニキビができている時は、肌に優しく働きかけるスキンケア方法を実践することをおすすめします。
洗顔時の刺激によってニキビ跡が残ることがある
赤ニキビは外部の刺激に反応しやすく汚れた指先で触れるだけでも炎症が酷くなってしまう場合があります。
外部の刺激によって皮膚の角質層に傷がつくとニキビ跡が残ることもあるので注意が必要です。
スクラブ洗顔料はいくつもの細かい粒子がニキビに刺激を与えてしまうので、ニキビを悪化させて角質層にダメージを与えてしまう可能性があります。
ニキビ跡を残さないためにも肌に優しい洗顔をすることが大切です。
ニキビにおすすめの洗顔料を教えて!
肌に刺激が少ないタイプの洗顔料
ニキビができた肌はとてもデリケートな状態になっているので、肌への刺激が少ない洗顔料を選ぶことが大切です。
自然由来の原料から抽出された成分がベースとなっているものや、きめ細やかな泡で肌に優しく働きかける洗顔料ならデリケートな肌を丁寧に洗い上げることができるでしょう。
肌に潤いを与えながら洗えるタイプの洗顔料
水分と油分のバランスが整った肌は外部の刺激を受けにくい状態になります。
このことから、ニキビができていても肌を十分に保湿することが大切なので、自然由来の保湿成分配合の洗顔料を選ぶと良いかもしれません。
洗顔後は通常の肌でも乾燥しやすくなりますが、潤いを与えながら洗顔できる洗顔料ならニキビができた肌を優しく整える働きが期待できるでしょう。
しっかりと泡立つタイプの洗顔料
ニキビができている肌をゴシゴシ擦るように洗顔すると、摩擦の刺激によってニキビが炎症を起こす可能性があります。
洗顔をする時は泡立てネットなどを使用して、洗顔料をしっかり泡立てることが大切です。
きめ細やかな柔らかい泡で肌全体を優しく洗うようにすると、余分な皮脂を優しく落とすことができるのでおすすめです。
アクネ菌に働きかけるタイプの洗顔料
毛穴に詰まった皮脂が白ニキビから赤ニキビに進行する理由のひとつにアクネ菌の繁殖が挙げられますが、ニキビ肌専用の洗顔料の中にはアクネ菌に働きかける特徴を持つものがあります。
薬用タイプのアクネ菌に働きかける洗顔料は、洗顔する時にニキビの原因に優しく働きかけることができるのでニキビを悪化させたくない時におすすめです。
まとめ
スクラブ入りのスキンケア製品は余分な角質を落とす働きを持つことから、幅広い層の方に人気があります。
しかし、ニキビができている肌は通常の肌状態と違って、外部の僅かな刺激にも反応しやすいのでスクラブによるケアが大きな刺激となってしまうことがあります。
ニキビができている時は、肌に優しい洗顔料を使用して丁寧なケアを心掛けることが大切です。