ホホバオイルとアルガンオイルを徹底比較! その違いとは?
美容で注目されているオイルで『ホホバオイル』と『アルガンオイル』の2種類があります。
どちらのオイルが肌に良いのか?
その違いについて分からない女性は多くいるでしょう。
そこで、この2つのオイルの産地・美容効果・美容成分・口コミなどを紹介します。
この2つのオイルについて詳しく知れば、どちらのオイルがあなたの肌に合っているのか分かるようになるでしょう。
2つのオイルの産地を紹介
ホホバオイルとアルガンオイルは、どちらも似たような美容効果があると言われていますが、産地には大きな違いがあります。
そこで、2つのオイルの産地はどこなのか紹介しましょう。
ホホバの産地
ホホバオイルはホホバの木の実から摂るオイルの事で、ホホバの木はアメリカ南部やメキシコ北部の地域に自生した常緑低木です。
1990年代にホホバ科という品種が新しく作られて現在ではホホバ科に属する木とされています。
この木の高さは2m前後で、楕円形の葉が生える植物です。
ホホバの木が自生していた地域は、アメリカのインディアンやメキシコの先住民が生活をしていた地域と一致しており、古くから多くのインディアンや先住民の方達が利用してきたと言われています。
砂漠はアフリカというイメージを持っている方が多いかもしれませんが、アメリカにも砂漠があって、ホホバの木は砂漠のある土地に多いのです。
そのためホホバの木は生命力の強い木と言われており、そのような過酷な環境でも育つ事が出来たのでインディアンや先住民の方達も利用してきたのでしょう。
アルガンの産地
アルガンオイルは、アルガンの木の実から摂るオイルです。
このアルガンの木は北アフリカのモロッコ南西部アガディール地方に生息する木になります。
この木は7~10mほどの高さですが、木の根はその3倍もの長さがあって、多くの地下水を吸収すると言われています。
アルガンの木がホホバの木と共通して言えるのは、どちらの木も同じ砂漠の土地でも育つ事が出来るという事です。
違うのは自生している地域だけで、どちらの木も乾燥した地域でも自生出来るので保湿のために2つのオイルが使われているのです。
そしてアルガンの木は別名で『ヤギがなる木』と言われる事もあります。
これはどういう事かと言えば過酷な環境でも木の実がなる事から、ヤギがアルガンの木を登って木の実を食べるのです。
その姿からアルガンの木は、ヤギがなる木と言われるようになったのです。
そして世界三大美女の一人に数えられる『クレオパトラ』もアルガンオイルを愛用していたと言われており、古くから使われているオイルだったのです。
そのため、現代でも多くの女性が美容オイルとして使用してきました。
2つのオイルの美容効果とは?
ホホバオイルとアルガンオイルは、産地こそ違っても過酷な環境で自生できる木の実からオイルを採っている事は同じでしたが、美容効果には違いがあるのか説明しましょう。
ホホバオイルの美容効果
ホホバオイルは、ボディケアだけでなくヘアケア・ネイルケアなど全身に使用出来るオイルなので、肌だけでなくヘアやネイルもケア出来るオイルを使用したい方にはおすすめの美容オイルです。
さらに抗炎症作用があってニキビや油性肌にも向いていると言われています。
ただし肌に合うかどうかは、個人差があるのでパッチテストを行なってアレルギーが出ないか確かめる必要はあります。
そして紫外線のダメージを抑える効果もあるので、紫外線による肌のシワやシミの予防する事も期待出来るのです。
しかしUVBを防ぐ機能は低いので、ホホバオイルを塗っても日焼けをする場合もあります。
ホホバオイルはどちらかと言えば、日焼けを防止するというよりは、日焼けによって傷ついた肌を修復すると言われているので注意が必要です。
アルガンオイルの美容効果
アルガンオイルは、ホホバオイルと同じでボディケアだけでなくヘアケアやネイルケアにも使えます。
そのため、全身に使用出来るオイルを探している方は、ホホバオイルだけではなくアルガンオイルでも問題はないでしょう。
アルガンオイルは、抗酸化作用が高くて活性酸素を除去してくれるので、肌の老化をある程度まで抑えてくれる事を期待出来ます。
ただしホホバオイルも抗酸化作用があるので、どちらのオイルを使用しても肌の老化をある程度まで抑えてくれる事を期待出来ます。
2つのオイルはその他にも共通の美容効果があって、それは保湿効果に優れているという事です。
それでは2つのオイルの美容効果には違いがないように思われるかもしれませんが、大きく違っているのが紫外線をカットする働きです。
ホホバオイルはSPF4程度の働きしかないと言われていますが、アルガンオイルはSPF5~9ほどの働きがあると言われているので、紫外線をカットしたい方はアルガンオイルを使ったほうが良いでしょう。
2つのオイルを美容成分を比較
ホホバオイルとアルガンオイルは共通する美容効果が多いのですが、2つのオイルに含まれている美容成分には大きな違いがあります。
それでは、2つのオイルにはどのような美容成分が含まれているのか紹介します。
ホホバオイルの美容成分
ホホバオイルには、ワックスエステルが90%以上含まれていると言われており、このワックスエステルのお陰で様々な美容効果があるのです。
それは肌に潤いを与えてくれたり、肌のバリア機能を高めてくれたりします。
植物性オイルは数多くありますが、ホホバオイルは最も多くワックスエステルを含んでいるのです。
ホホバオイルには、その他にもビタミンA・ D・ Eなどが含まれています。
この中でも美容で注目すべき成分はビタミンEです。
ビタミンEには、抗酸化作用があるので、肌の老化を抑えてくれるのです。
その他にもアミノ酸やミネラルがあって、アミノ酸にはコラーゲンの主要成分で美肌成分として有名で、ミネラルは脱毛を抑制してくれる働きがあります。
ミネラルがある事からホホバオイルはボディケアだけでなく、ヘアケアにも優れている化粧品と言えるでしょう。
アルガンオイルの美容成分
アルガンオイルにもビタミンEが含まれているので、抗酸化作用があるお陰で肌の老化を抑えてくれます。
その他には、オレイン酸も含まれており、このオレイン酸は皮脂を構成している脂肪酸の中で最も多くて皮膚を柔らかくする働きがあるのです。
そのため、肌のシワを予防する事を期待出来ますが、肌のシワをなくす事は難しいので、注意する必要があります。
そしてリノール酸やサポニンも含まれており、リノール酸はメラニンを作らせない効果があるので紫外線のよるシミを抑えてくれて、サポニンはシミの原因である老廃物を排出する効果があるのです。
2つのオイルの口コミを紹介
ホホバオイルとアルガンオイルはどちらも優れた美容オイルですが、実際に利用している方が満足をしているのか知りたい方は多いでしょう。
そこで、実際に利用している方達の口コミを紹介しましょう。
ホホバオイルの口コミ
ホホバオイルはアルガンオイルほど紫外線をカットする働きがないので、実際にホホバオイルを使用した方の中には日焼けをしてしまった方がいるのです。
ホホバオイルは紫外線をカットする働きがあると聞いていたので、日焼け代わりにホホバオイルを使用したら日焼けをしてしまったのです。
そのため紫外線をカットする目的でホホバオイルにだけ頼るのはリスクがあるので注意する必要があります。
使用感に関して言えば、多くの方がホホバオイルに満足しており、その理由はベタつかないでサラッとしているからです。
ベタつかない化粧品を探している方にはホホバオイルは合っていると言えるでしょう。
アルガンオイルの口コミ
アルガンオイルもホホバオイルと同様に、あまりベタつかないで使用しやすく感じた方は多くいました。
そして日焼け止めとして使用したら、日焼けをしないで済んだ方もいたのです。
そのため、アルガンオイルが紫外線をカットする働きがホホバオイルより強いのは確かなようです。
まとめ
ホホバオイルとアルガンオイルはあまり違いがないように考えられていますが、実は2つの違いがあります。
1つ目は、ホホバオイルではミネラルが含まれているので、ボディケアだけでなくヘアケアにも優れています。
2つ目は、ホホバオイルよりアルガンオイルのほうが紫外線をカットする働きがあるという事です。
それぞれ一長一短あるので、あなたに合ったオイルを使用するようにすれば問題ないでしょう。