モリンガって何?モリンガオイルの特徴とヘアオイルとしての効果とは?
あなたは、「モリンガオイル」というオイルをご存知でしょうか?
モリンガオイルを知らない方もいるかと思いますが、このオイルはヘアケアやスキンケアに効果的なオイルになります。
そのため、ヘアオイルとしても使うことができ、美髪効果を期待することができます。
ここではモリンガオイルを知らない方のために、モリンガオイルの特徴やヘアオイルとしての効果を中心に紹介していきます。
興味のある方は、ぜひご覧ください。
モリンガオイルってどのようなオイル?
「モリンガオイル」と聞いても、ピンとこない方もいるかと思います。
しかし、モリンガオイルは一部で注目されているため、知っている方もいることでしょう。
モリンガオイルは、「モリンガ」という木の種子から抽出されるオイルになります。
スキンケア用品やヘアケア用品やサプリメントの原料として利用されており、価値の高いマシンオイルとしても使用することができるため、時計用のオイルに使われることもあります。
モリンガという木は日本に馴染みがないことから、「モリンガ」という名前を聞いても多くの人は「モリンガって何?」となるかと思います。
それは当然のことで、モリンガの木はアフリカやインドやスリランカなど、気候の暑いところで育てられています。
そのようなモリガンの木は、現地の人々から「生命の木」や「奇跡の木」とも呼ばれています。
そのワケの一つは、「モリンガの木」全てが利用できるためです。
全てというのは、種子や実や葉っぱ、茎や花や根っこになります。
これらには、たくさんの栄養が含まれており、様々な物に利用することが可能となります。
また、熱帯の気候でも雨の水だけで生きていけるように、根っこには水のタンクがあります。
そして、一年間で4、5m以上も成長する力を持っています。
これらのことからも、モリンガの木は、生命の木や奇跡の木と呼ばれています。
とても強い生命力のあるモリンガの木は、栄養不足や貧しい生活の対策として注目されるようになりました。
モリンガの木全てが利用できること
モリンガオイルは、モリンガの木の種子からとれますが、種子以外の葉っぱや花、根っこや枝まで全部利用することが可能となっている木になります。
そして、それらは栄養価が高いことから、健康を維持するものとして使用されており、様々な病気の治療薬としても利用されています。
炎症を抑える効果や抗菌効果、抗酸化作用や高血圧を治す効果などが期待できる治療薬となっています。
このような治療薬だけでなく、モリンガを食べ物として取り入れている人々もおり、料理にも使用されています。
葉っぱはお茶や青汁のような飲み物、サラダやハーブとして使うことができ、根っこは香辛料として使うことができます。
そして、種子はオイルとして美容や健康に使うことができます。
また、人間だけでなく、飼育している動物の餌にも使われています。
モリンガは清らかな感じの白い花を咲かせますが、その花はお茶や香水の原料にも使われています。
このように、様々なことや物に利用することのできるモリンガが、「奇跡の木」や「生命の木」と言われるのも納得できますね。
モリンガオイルに含まれている主な成分とは?
モリンガオイルに含まれている主な成分は、オレイン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・ベヘン酸・アラキドン酸・パルミトオレイン酸・リノール酸になります。
その中のオレイン酸は、モリンガオイルの主成分となっており、その含有率はなんと70%ほどになります。
様々なヘアオイルにはオレイン酸が多く含まれていますが、他のヘアオイルよりも多くオレイン酸が含まれているのがモリンガオイルの特徴となっています。
オレイン酸は、美容オイルの効果に大きく関わるほどの成分で、高い保湿力と肌に馴染みやすいのが特徴となっています。
そのようなオレイン酸は、人の皮脂にも含まれている成分になり、皮脂には40%ほどのオレイン酸が含まれています。
そのため、オレイン酸と肌は相性が良く、オイルを肌に馴染みやすくしてくれます。
そして、パルミチン酸は、モリンガオイルの6~10%占めており、抗酸化作用やシワの予防効果があります。
ベヘン酸は、モリンガオイルの6%ほど占めており、酸化しにくい性質があります。
そして、ステアリン酸は8%ほど、アラキドン酸は4%ほど、パルミトオレイン酸は2%ほど、リノール酸は1%ほどになります。
これらの成分にも美容や肌に良い働きがあるため、スキンケアやヘアケアにモリンガオイルは効果的になります。
モリンガオイルの髪を美しくする効果
オレイン酸による髪への効果
ヘアオイルとして有名なのは、オリーブオイルや椿油、アルガンオイルやホホバオイルなどになりますが、どのヘアオイルにもオレイン酸が豊富に含まれています。
オレイン酸は、肌に馴染みやすく保湿力に優れた成分になり、酸化しにくい成分でもあります。
そのオレイン酸は、モリンガオイルにも豊富に含まれており、肌や髪の手入れに効果を発揮します。
オレイン酸が多く含まれているオイルをヘアケアに使用することによって、髪の乾燥を防止することができます。
乾燥を防止するということは、乾燥による髪のパサつきを予防することにも繋がり、乾燥が原因となる枝毛や切れ毛ができるのを防ぐことができます。
髪を保湿するということは大切なことであり、髪の潤いは髪のツヤに深く関係しています。
髪に潤いがあることで、ツヤのある綺麗な髪になることができるため、モリンガオイルなどのヘアオイルでヘアケアすることは大切になります。
モリンガオイルの頭皮への効果
モリンガオイルは髪の毛だけでなく、頭皮にも効果的になります。
頭皮マッサージで頭皮にモリンガオイルを馴染ませることにより、頭皮に潤いを与え、毛穴に詰まった皮脂などの汚れを落とすことができます。
そのようにすることで、髪の毛を作る毛母細胞の機能を高め、抜け毛や薄毛、痒みやフケを予防、改善する効果が期待できます。
痒みやフケなどの頭皮トラブルを起こしている方は、頭皮環境が悪いことが原因として考えられます。
毛穴が汚れていると、当然頭皮環境は悪くなります。
そして、刺激の強いシャンプーを使っていると、頭皮環境を整えるのに必要な脂も落としてしまう可能性があります。
良い頭皮環境を維持するのに必要な脂までも落としてしまうと、人間の体は足りない分の脂を満たそうとします。
その働きが大きくなりすぎることにより、皮脂が過剰分泌されてしまい、頭皮に悪い影響を及ぼしてしまいます。
モリンガオイルで頭皮ケアをすると、頭皮の汚れを落とし保湿するため、衛生的な潤いのある健康的な頭皮になる効果が期待できます。
その結果、美しい髪を育てることが可能となります。
モリンガオイルの髪や頭皮への使い方
髪への使い方
髪を洗ってタオルドライ後にモリンガオイルを髪に馴染ませることによって、ドライヤーの熱から髪を守りながら乾かすことができます。
また、髪をまとまりやすくする働きもあるため、朝のスタイリングにも利用できます。
しかし、付け過ぎるとベタつく恐れがあるため、適量使用するようにしましょう。
また、髪をシャンプーで洗う前に使うことにより、髪を美髪にする効果が期待できます。
その際、シャンプーですすぎ残しのないように、しっかりと洗い流すことが大切になります。
頭皮への使い方
モリンガオイルの頭皮への使い方は、頭皮マッサージがおすすめです。
髪をシャンプーで洗う前に、モリンガオイルを頭皮に付けます。
そして、頭皮を優しくマッサージしながらオイルを馴染ませていきます。
そのようにすることで、頭皮の血流が促進されるのと同時に、モリンガオイルによる効果を得ることが見込めます。
頭皮マッサージをした後は、頭に蒸しタオルを巻いて10分以上置きましょう。
その、置く時間に体を洗ったり、体のメンテナンスをしたり、入浴したりして時間を潰しましょう。
そして、時間が経過したら、いつも通りにシャンプーで髪を洗います。
その際、しっかりと洗い流し、すすぎ残しのないようにしましょう。
このようにすることで、頭皮をクレンジングし、頭皮に潤いを与え、頭皮環境を整えることが可能となります。
まとめ
以上、モリンガオイルの特徴やヘアオイルとしての効果などを紹介してきましたが、いかがでしたか?
とても生命力の強いモリンガの木の種子から抽出されるモリンガオイルには、オレイン酸が豊富に含まれています。
そのため、肌に優しく、肌や髪のケアに有効なオイルになります。
そして、爪のケアにも有効なため、肌や髪のケア後に残ったオイルで爪のケアもしてあげましょう。
そのようにすることで、傷んだ爪を補強してくれます。