低出力レーザー育毛とは何か?女性におすすめの低出力レーザー育毛器5点
育毛効果を上げるものと言えば育毛剤が中心でしたが、今新しい流れができています。
「低出力レーザー育毛器」が、これからの育毛を支えるものとして期待されています。
安全性が高く特に女性におすすめできる育毛方法です。
日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカ始め先進各国ではすでに家庭で使えるレーザー育毛器がかなり普及していて効果を上げています。
低出力レーザー育毛の基本情報と、おすすめの低出力育毛器の情報をご紹介します。
低出力レーザー育毛とは
低出力のレーザー光線は、皮膚に照射することによって痛みや炎症をやわらげたり、細胞分裂を活発にしたり、自己治癒力を起こして疾患を治す効果があります。
このレーザーを使った医療技術はLLLT(Low Level Laser Therapy)と言われて、様々な治療に用いられてきました。
この低出力のレーザーを育毛に応用した技術は、育毛先進国のアメリカで開発されてFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けています。
薄毛のレーザー治療は一部の育毛サロンやクリニックで行われてきましたが、今は家庭で手軽に利用できる「低出力レーザー育毛器」が普及してきています。
副作用が無く、男女ともに利用できて、これからの育毛を支えるものとして期待されています。
低出力レーザーの発毛のメカニズム
なぜレーザー光線が発毛を促すのかというメカニズムをご説明します。
低出力のレーザーは、細胞内のミトコンドリアを活性化して、ATP(アデノシン3リン酸)という細胞の成長に必要な栄養分を作り出します。
頭皮に低出力レーザーを照射することによりATPを増産すると、毛母細胞の分裂が促進されて発毛が促されます。
またレーザーのエネルギーにより血流が上がり、新陳代謝が活発化されて毛根に十分な栄養が送られるようになり、DHT(ジヒドロテストステロン)のような脱毛を引き起こす有害物質は除去されるようになります。
なぜ650nmのレーザーが効果的なのか
FDAは育毛治療用には650nm(nmはナノメートル、光の波長の単位)のレーザーに認可を与えています。
頭皮の厚さは平均6mmで毛根の毛乳頭は皮膚の表面から3mmの深さに位置しています。
皮膚表面から3mmの深さに到達して毛根にダイレクトに働きかけるレーザーの出力は650nmです。
それより波長が長い場合、例えば890nmとすると、レーザーは5cmの深さまで届き頭皮を通り越して脳まで到達してしまいます。
レーザーは脳に届いても危険性はありませんが、育毛効果を発揮することはできません。
低出力レーザー器を選ぶときには650nmという出力数を必ずチェックしましょう。
低出力レーザー育毛器の安全性
レーザーを利用した医療というと「レーザーメス」や「レーザー脱毛」などを思い浮かべて、そうしたイメージから「レーザーは危険なのではないか?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし低出力レーザーは全く違ったもので、身体を傷つけることはありません。
また育毛剤などの化学的なものとは違うので、副作用もありません。
レーザーは頭皮の表面を通り越して毛根に直接届くので、皮膚が弱い人でも使用することができます。
男性も女性も使用できるもので、特に育毛剤の副作用に弱い人におすすめできます。
ただし妊娠中、授乳中の女性は医師の判断を受けてから使用しましょう。
使用し始めの頃は「初期脱毛」が起こることがありますが、それは副作用ではありません。
「初期脱毛」は育毛剤にもあることですが、治療の効果が表れると頭皮が次の育毛サイクルの準備を始めるために一時的に脱毛が多くなることです。
数週間から1か月くらいの間に初期脱毛が起きることがありますが、それを過ぎると効果が上がってくるので心配しないで待ちましょう。
低出力レーザー育毛器のメリット
育毛剤やサプリなど他の方法と比べて「低出力レーザー育毛器」による育毛のメリットは次のような点になります。
●効果が実証されている•女性も使用できる•副作用が無い•費用が安い•時間や手間がかからない•育毛剤で効果が上がらなかった人にも期待が持てる•育毛剤と併用して効果があげられる低出力レーザーの効果はアメリカのFDAで認証済みです。
認可された「ヘアマックス」の場合、93%の人に育毛効果が認められました。
育毛関係でFDAの認可を取っているのは、医薬品のミノキシジル外用薬、内用薬のフィナステリド、そしてレーザー育毛の3つだけです。
このうちミノキシジルは女性には副作用が強いため低濃度の育毛剤がわずかにあるだけで、フィナステリドは女性は使用できません。
医療品としての効果が認められて女性が使用できる数少ない育毛手段の一つが低出力レーザー育毛です。
また低出力レーザーは特に危険な副作用はありません。
育毛剤外用薬のように肌に影響を与えたり、内服薬のように体全体に副作用を起こしたりホルモンバランスを変えるようなことはありません。
使い始めの頃に初期脱毛が起こることがありますが、それを過ぎると効果が上がってきます。
低出力レーザー育毛器の値段は3~4万円から10万円前後で高く感じられるかもしれませんが、高価な育毛剤を長期間使用したり、育毛サロンでレーザー治療を受けるよりは安上がりです。
ちなみに育毛サロンのレーザー治療は年間で50万円から200万円になります。
もし低出力レーザー育毛器を使用して効果が上がらなかった場合も、ネットオークションに出せば、今ならかなりの金額を回収することが可能です。
低出力レーザー育毛器による育毛は、家庭で簡単にできて手間や時間がかかりません。
今まで育毛剤を使って効果が上がらなかった人、育毛剤の副作用があって続けられなかった人におすすめです。
また育毛剤と併用して相乗効果を上げることも可能です。
低出力レーザー育毛器の製品紹介
低出力レーザー育毛器は、頭にかぶるカチューシャタイプやヘルメットタイプ、円形タイプやブラシタイプなどがあります。
最も信頼性が高いものはFDA認可を受けた「ヘアマックス」の製品シリーズです。
他社の製品を選ぶときには650nmのレーザー出力か、レーザーポイント数が高く照射範囲が広いか、という点に注目してください。
また正規品として販売されていないものは、日本の電圧やプラグに対応していなかったり、保障や日本語の説明が無かったりするので、必ず公式サイトや正規の販売店を通して購入するようにしましょう。
ヘアマックス
アメリカのレキシントン社の製品で、家庭用育毛器として最初に開発されてFDAの認可を受けた、最も信頼性が高い製品です。
製品がFDAの認可を受けているのは「ヘアマックス」のみで、他者の製品は「FDAの承認を受けた650nmのレーザーを使用している」ということで、製品自体が認可を受けているわけではありません。
最もおすすめの製品はカチューシャ式の「レザーバンド82」です。
レーザー照射数82で、一回に90秒週3回使用するだけで育毛効果が上がります。
その他にヘアブラシの製品がいくつかありますが、一回に8分から15分間使用する必要があります。
ヘアレーザーX5
掌に入るくらいのサイズの円形の育毛器具を頭に当てて使います。
髪が薄い部分に20~30秒当てて、場所を動かしながら使用します。
1回に10分から15分、週3回の使用で育毛効果が上がります。
ヘアーレーザープレミアム
ヘアブラシ状の製品で、日本人の頭皮に合わせて開発されました。
1回に15分、週3~4回使用します。
軽くて使いやすいのが特徴です。
低出力レーザーと周波パルスで頭皮の活力を取り戻します。
セラドーム
ヘルメット型のレーザー育毛器です。
1回20分、週2回の使用で効果が上がります。
やや高価ですが、ハンズフリーで一番手間いらずの製品です。
デュマンスカルプ
シャワーノズルのような形で、頭に当てると低出力レーザーと赤色LEDが照射され、突起部分によりマッサージ効果もあるという製品です。
赤色LEDは温熱効果により血行を促進して、頭皮の表面の炎症を緩和します。
1日10分、週2回の使用で効果が上がります。
まとめ
低出力レーザー育毛器は日本ではまだあまり普及していませんが、これからの育毛に大きな役割を果たすものとして期待されています。
身体への影響が少なく、女性や育毛剤の副作用に弱い人に特におすすめできます。
育毛剤との併用も可能なので、両方使って高い効果を上げることも可能です。
信頼できる製品を選んで、必ず公式サイトか正規の販売店を通して購入するようにしましょう。