毛穴の悩みを解決するタイプ別おすすめ化粧下地とメイク法
鼻や頬の気になる毛穴。
一度開いてしまうと目立つしカバーするのもなかなか難しい。
普段のメイクでも目立つ毛穴が気になってつい厚化粧になりがちなんてことも。
多くの人が悩んでいる毛穴をカバーするメイク方法、そして正しいケアの方法とは?
しつこい毛穴をしっかりカバーできるおすすめ化粧下地も一緒に紹介していきます。
毛穴について
2種類の毛穴
毛穴には大きく分けて二種類あります。
一つ目はみかんの表皮のようにボコボコしている毛穴です。
このタイプの毛穴は毛穴が涙状に開き、みかんの皮のように肌がぼこぼことしてしまうのが特徴です。
主に頬のあたりに出る症状で、加齢による肌のたるみやキメが乱れることで起こります。
二つ目はイチゴのつぶつぶのように見えるブツブツ毛穴です。
このタイプの毛穴は毛穴に角質や皮脂が詰まることでできる角栓ができたしまった状態です。
特に皮脂の分泌が多い鼻や顎を中心に見られる症状で、暑くなると汗や皮脂で角栓が出来やすくなります。
季節と毛穴
前述したとおり、毛穴は暑くなると開きやすくなります。
夏は気温・湿度ともに上昇する季節で、皮脂が最も多く分泌される時期でもあります。
さらに、夏には冷房の影響で毛穴が広がってしまうこともあります。
この時期に多く分泌された皮脂は毛穴に詰まって角栓となり、これが毛穴を押し広げてゆきます。
しかも、この角栓が酸化することで黒ずみ、毛穴がさらに目立ってしまうのです。
冷房の影響
高い湿度や気温以外に気をつけなければならないものが冷房です。
冷房の効いた部屋の中は意外と乾燥していて、冷房をつける前の肌の水分量を100%とすると、三十分後にはその半分程度、さらに1時間後には20%程度にまで減ってしまうそうです。
肌が乾燥し、水分量が減ると皮膚にハリが無くなり、毛穴がはっきりと広がった状態になってしまいます。
夏場は暑さだけでなく、冷房にも気をつけましょう。
乾燥する季節の毛穴
夏が過ぎても乾燥する秋や冬は毛穴にとってあまり良い季節ではありません。
夏が終わって毛穴がきれいになったような気がしても、触ると何となくごわついているということはありませんか?
それは毛穴が不要な老化角質覆われてしまった状態、おこもり毛穴です。
おこもり毛穴は角栓の上に古い角質がかぶさっている状態で、角質で毛穴の表面がふさがれていることで一見滑らかな状態に見えることが特徴です。
また、秋は乾燥によって目に見えて毛穴が目立ってしまうこともあります。
秋は空気が乾燥し、皮膚が水分を失いやすくなる季節です。
それがもとで細胞がやせて縮んでしまいます。
細胞が縮んでしまうということは、野菜や果物がしなびてしまう状態と同じことが肌で起こっているということです。
暑く皮脂が分泌されやすい季節が終わっても十分に気をつけましょう。
ベースメイクで毛穴レスに
化粧下地で毛穴カバー
化粧下地をきちんと使うことで毛穴カバーは簡単に、そしてナチュラルに仕上げることができます。
さらに、きちんと使えばファンデーションは薄付きになり、より自然な仕上がりになります。
化粧下地は毛穴のデコボコ感や黒ずみをカバーし、目立ちにくくカバーしてくれます。
また、化粧下地で毛穴や肌表面のキメを滑らかにし、ファンデーションのノリを良くし、たり化粧崩れを防ぐことができます。
化粧下地をきちんと使い、メイクの仕上がりを格段にアップさせましょう。
毛穴が皮脂でべたべたする場合
毛穴が大量に分泌された皮脂でべたべたしてしまっている場合や皮脂分泌量が多い人、もっとしっかりと毛穴を消したいという場合には専用下地がおすすめです。
毛穴専用の下地には皮脂吸着パウダーなどが含まれていて、皮脂の分泌を抑えてくれるので化粧崩れを防ぎ、メイクをキレイに仕上げることができます。
頬の毛穴カバー
どんな下地にも応用できる、毛穴の開いている方向に合わせた化粧下地の付け方です。
その方法は、毛穴が気になる部分に軽くたたき込むように重ねて付けるというものです。
中指の腹の部分を使い、気になる毛穴を下から上に叩き上げるようにして付けていきましょう。
鼻の毛穴カバー
鼻は油分が多く、顔全体の中でも特に化粧崩れを起こしやすい部分です。
そのカバー方法は、化粧下地を塗った後、スポンジで余分な水分を吸い取ってからファンデーションを付けるというものです。
こうすることでファンデーションと肌との密着が良くなり、化粧崩れも防ぐことができます。
ファンデーション前のひと手間で時間が経っても毛穴が目立ちにくいメイクを維持することができます。
おすすめの化粧下地のタイプと塗り方
たるみ毛穴におすすめ
たるみ毛穴は毛穴の形が楕円形や涙型になっている状態です。
肌の老化や保湿不足によって、もともとのハリや弾力を失って毛穴が目立ってしまうのが特徴です。
特に目立つ場所は鼻の横や頬回りが多く、顔の皮膚を上に引っ張ってみると毛穴が目立たなくなるタイプです。
このタイプの毛穴の肌は乾燥していることが多いので、化粧下地はできれば保湿成分を含んでいるものが理想的です。
肌に塗るときは下方向または斜め下の方向から均等に塗ると毛穴を上手くカバーすることができます。
特に両頬や鼻の横などの細かい部分は丁寧にくるくると塗り、肌に密着させるように付けましょう。
クレーター毛穴におすすめ
毛穴に詰まった角栓を無理に押し出そうとしたり、ニキビの炎症によって毛穴周りの皮膚にダメージを与えたりしてしまうことで毛穴とその周辺まで窪んでしまっている状態です。
毛穴そのものも大きく開いてしまうため、毛穴の入り口に影ができて黒ずんで見えるのが特徴です。
小鼻や鼻の横、頬によくみられるタイプです。
このタイプの毛穴に合う化粧下地は、毛穴を埋めるタイプのシリコン系化粧下地や部分用化粧下地です。
くぼみを均一に埋めるようにして、肌の凹凸を上手くカバーすることができます。
皮脂毛穴におすすめ
毛穴に角栓や汚れが詰まって毛穴が開いてしまっている状態です。
角栓がどんどん大きくなって肌の表面まで出てくるとザラザラしたり、表面が酸化して黒ずんでしまったりするのが特徴です。
特にTゾーンや小鼻・顎下に多く見られます。
このタイプは皮脂が多く分泌されやすいので、化粧下地にはテカリが出にくくなるオイルフリーのものがおすすめです。
メラニン毛穴におすすめ
毛穴に汚れが詰まってもいないのに毛穴が黒ずんでぽつぽつと目立ってしまっている状態です。
黒ずみの原因は日頃のスキンケアで角栓を取り除くケアを頻繁にしていることや、ごしごしと洗顔してしまって細胞を傷つけていることです。
コスメを選ぶときにはなるべく肌に負担がかからないものを選ぶようにしましょう。
化粧下地はイエロー系のコントロールカラーの下地を使うと毛穴の黒ずみを上手くカバーできます。
また、色が濃い場合はコンシーラーを使うのも良いでしょう。
毛穴のタイプ別おすすめ化粧下地
たるみ毛穴:コフレドールモイスチャーオーラ―ベースUV
カネボウのコフレドールから出ているうるおい持続タイプの化粧下地です。
水溶性コラーゲンも配合されているので乾燥が気になるたるみ毛穴タイプにおすすめです。
薄いピンク色の微細パールが乾燥してくすんだ肌を自然な血色感のある仕上がりにしてくれます。
クレーター毛穴:アプロスシルキーカバーオイルブロック
シリコン製でしっかりと毛穴をカバーしてくれる化粧下地です。
微粒子が肌の凹凸に入り込んで密着するため、厚塗り感を感じることがありません。
また、シルクセリシンパウダーが余分な皮脂を吸着するので、1日中さらさら肌を持続することができます。
皮脂毛穴:ランコムラバーズプロポアカバー
ランコムから出ているオイルフリーの化粧下地です。
薄いフィルムが毛穴をカバーし、肌の表面をなめらかに保ってくれます。
メラニン毛穴:ポーラオーガファインコントロールカラー
ライムイエローとソフトパープルの二色がありますが、毛穴の黒ずみをカバーするにはライムイエローがおすすめです。
ソフトパープルは肌のくすみをカバーしてくれるので、二色を使い分けるのも良いでしょう。
肌の色ムラを調節し、明るい透明感のある仕上がりになります。
まとめ
いかかでしたか?
しつこい毛穴の悩みも、自分の毛穴のタイプをよく知って自分に合った化粧下地で解決しましょう。
下地を使うと肌表面のコンディションを整えてくれるため、毛穴カバーだけでなく化粧崩れも防いでくれます。
また、ファンデーションを直接肌に塗るよりも肌への負担も軽くなります。
メイクだけでなく日頃のスキンケアにも十分に気をつけ、化粧下地を上手く活用していきましょう。