毛穴を隠すにはまず化粧下地から! 毛穴タイプによって変わる化粧下地の選び方とつけ方を紹介
化粧をする時に気になるのが「毛穴」ですね。
毛穴の悩みは人それぞれです。
凸凹状だったりブツブツ状だったり。
化粧下地やファンデーションで、なんとか毛穴が消えてくれないかと毎朝鏡の前で奮闘している方は多いのではないでしょうか。
実は、毛穴のタイプによって化粧下地のつけ方を少し変えるだけで、気になる毛穴が目立たなくなるのです。
また、肌質に応じた化粧下地選びのポイントも紹介していきます。
化粧下地ってなぜ必要?毛穴タイプって何があるの?
化粧下地は縁の下の力持ち
多くの方がファンデーションの前につけている化粧下地。
なぜ必要なのでしょうか。
実は化粧下地はメイクの縁の下の力持ちなのです!
素肌にファンデーションを塗ってしまうとムラができ、化粧ノリが悪いですよね。
化粧下地はそんな化粧ノリをよくするため、毛穴の凸凹を整えてくれるのです。
さらに、毛穴の大敵である紫外線や日焼けから守ってくれます。
化粧下地って大事ですね。
毛穴の代表的なものは4タイプ
さて、メイクでは重要な化粧下地。
より効果的に毛穴をカバーするには自分の毛穴タイプについて知っておく必要があります。
では、どんなタイプがあるのでしょうか?
代表的な4つの毛穴タイプについて紹介していきます。
1つ目はあぶら毛穴です。
比較的若い人に起きやすい毛穴です。
名前の通り、皮脂分泌が過剰であることが原因の毛穴タイプです。
テカリやすくべたつきがあり、化粧ノリには悪影響ですね。
悪化すると黒ずみ毛穴の原因のもとになってしまうこともあります。
2つ目は詰まり毛穴です。
あぶら毛穴と同じく皮脂分泌が多めで、皮脂や角質、化粧品などが混ざることで毛穴を塞がれてしまうことでできます。
黒い点が鼻から額にかけてブツブツと広がります。
触ると少しザラついていることが特徴です。
肌ケアや洗顔を怠ったまま放置していると、黒ずみ毛穴へと悪化します。
紫外線などによるメラニンで黒ずむこともあるので、日焼け対策も必要ですね。
3つ目は開き毛穴です。
こちらも上の2つと同じく過剰な皮脂分泌が主な原因です。
皮脂線が発達することにより、毛穴が丸く広がってしまっている状態を指します。
さらに開いた毛穴に古い角質やホコリなどが溜まると悪化してしまいます。
4つ目はたるみ毛穴です。
名前の通り、皮膚のたるみによって毛穴が縦長にのびた状態の毛穴のことを言います。
主に加齢による変化で起きやすいです。
化粧下地はどうやってつけるのが効果的?
化粧下地をつける前の準備と確認
さて、先ほど毛穴タイプについて紹介しましたが、過剰な皮脂分泌や肌ケアを怠ることが原因ということが分かりましたね。
せっかく化粧下地を丁寧につけようと思っているのなら、化粧下地の前に毛穴の状態を整えておくのに越したことはありません。
ではどのように毛穴を整えておけばいいのでしょうか。
洗顔や脂取り紙、角栓取りなど、いくつか思いつくものがあると思います。
まずは皮脂の分泌過剰を抑えることを考えましょう。
実は、顔についているあぶらを過剰に取り去ってしまうことで、肌が乾燥します。
その乾燥を感じ取った皮脂腺が過剰にあぷらを出すことが毛穴トラブルのもとになるのです。
洗顔、石鹸でゴシゴシ洗っていませんか?
あぶら取り紙や角栓取りのシート、やりすぎてはいませんか?
あぶらが気になるからといって過剰にあぶらを取り去ってしまうのは逆効果です。
汚れは取りつつ、肌を乾燥させないようにケアしましょう。
化粧水や乳液を塗った直後は浸透していないため、最低5分は開けてから化粧下地を使用しましょう。
毛穴タイプ別の化粧下地のつけ方ポイント
バランスのいい肌状態になったら化粧下地をつけていきます。
先に紹介したあぶら毛穴や開き毛穴は、肌の凸凹によりファンデーションを塗ってもムラができやすいですね。
鏡を見ながら丁寧に凹凸を埋めるようにムラなく化粧下地をつけていきましょう。
ムラなくつけるポイントとしては、手の甲にパール粒大の量を出し、額、頬、顎、鼻筋に均等にのせていきます。
そのあと各場所伸ばしていきます。
基本は顔の中心から外側に向かって伸ばすことです。
中指と薬指の腹から第二関節を使って丁寧に伸ばしていきます。
毛穴の開きが大きく気になるという方は、クルクルと円を描くように塗ると効果的です。
目元や口元は動きが大きい部分となるので、化粧下地がヨレがちです。
動きが大きい部分はより化粧下地の量を少なめに塗ることがポイントです。
さらに、仕上げにスポンジで凸凹を埋めるようにとんとんと軽く叩き、ヨレやすい部分を整えれば完成です。
毛穴の凸凹カバーはこのような方法を試してみてください。
黒ずみ毛穴は毛穴の凸凹+黒ずみなので、色もできるだけカバーしたいですよね。
でも厚塗りは厳禁です。
そんなときは下地の色でカバーしてみましょう。
毛穴タイプと化粧下地の成分で選ぶ化粧下地
タイプ別のおすすめ化粧下地は?
化粧下地のつけ方のポイントはわかりましたが、凹凸をカバーできても黒ずみを完全に目立たなくさせるのは難しいですね。
やっぱり今使っている化粧下地では黒ずみが目立つなあという方は、化粧下地自体を見直すこともアリですね。
毛穴の開きには皮質分泌が影響し、過剰な皮質分泌は乾燥によっておこるもの、ということはわかりましたが具体的にどんな化粧下地を選んだらいいか分かりませんね。
次は毛穴タイプ別の化粧下地選びのポイントについてお話していきます。
今使っている化粧下地では黒ずみが隠せなかったという方には、コントロールカラーの化粧下地をおすすめします。
色はなんでもいいという訳ではありません。
黒ずみやくすみが気になる方は、イエロー系の化粧下地を選びましょう。
毛穴の乾燥が気になる方の化粧下地は、保湿成分がメインに配合されている下地がおすすめです。
代表的な保湿成分は、セラミド・レチシン・コラーゲン・ヒアルロン酸などです。
成分表を確認してみましょう。
オイリーな肌は乾燥が原因といっても、やっぱりオイリーなのが気になるといった方は、油分が多い下地を避けましょう。
「油分の少ない」のものや「オイルフリー」と書かれたものを選びましょう。
ちなみに、日焼け対策も兼ねられる下地は多くありますが、SPF/PAの意味と数値をご存知でしょうか。
SPFは肌が黒くなるのを防ぐこと、PAは肌が赤くなるのを防ぐことを意味します。
毎日数値の高いものを使うと肌荒れの原因になってしまうので、高ければいいというものではありませんし、低ければ日焼け対策できません。
その時々の肌の露出や紫外線量などによって化粧下地を変えることができるとベストです。
自分の肌質にあった化粧下地選びを
こんな症状がでたらお肌の危険なサイン
昨今テレビでもたまに話題になることがありますが、この化粧品を使ったら肌の色が抜けてしまった!
なんてことを耳にしたことがありませんか?
実は私も化粧下地選びを間違えて色抜けが起こってしまったことがあります。
私の場合は治ったので良かったですが、治らない方もいますし、もっと他の肌トラブルが起きる方もいます。
せっかく綺麗にメイクしようと思ったのに、化粧下地で肌荒れを起こしてしまっては本末転倒です。
肌の異常を感じたらすぐにその商品の利用を中止しましょう。
メーカーや成分をメモしておいて、今後買わないように気を付け、病院や化粧品屋さんで相談することをおすすめします。
まとめ
ここまで化粧下地のつけ方と選び方を、毛穴タイプ別に紹介してきました。
あなたはどのタイプの毛穴でしたか?
毛穴のタイプ別に、化粧下地のつけ方を少し工夫するだけで毛穴隠しができます。
さらに肌質に合った化粧下地を選ぶことで効果はアップします。
肌トラブルには十分注意して、普段のメイクアップで参考にしてみてくださいね。