肌美人は美白から!シミやそばかすに効果的な美白化粧水のおすすめ。
紫外線ケアに無頓着だと、いつのまにかシミやソバカスが増えてしまいます。
若い頃のダメージが今になって現れて、慌てているという方もいるかと思います。
一旦出来てしまったシミ・ソバカスは元通りにはできません。
ですから、「作らせない」対策こそが必要なのです。
白く透明感の溢れる肌に、シミ・ソバカスは不要。
美白化粧水でしっかりケアをして、未来の肌を守りましょう。
美白についてと、おすすめの美白化粧水を見てみたいと思います。
以外と知らない?「美白」とは
美白関連化粧品のCMなどを見てみると、透きとおるような白い肌をした女優さんやモデルさんが出てきますよね。
このようなCMを見ると、「自分もこんな肌になれるかも!」と思ってしまいます。
「美白」なんだから、肌の色も白くしてくれるはず!
このような誤解をしている女性が意外に多いようです。
しかし、実際のところ「美白」とは「肌の色を白くしてくれる」ことではありません。
そもそも肌の色は生まれ持ったもの。
後からどんなにケアしても、肌を取り換えない限り白くはなりません。
それでは、「美白」ってどういうこと?
美白とは、色素沈着が少なく、かつ光の反射量が多い美しい肌のことを言います。
もともとシミ・ソバカスなど肌トラブルに対するスキンケアを指す言葉として知られていましたが、一般的に知られるようになったのは1990年代後半の事です。
美容研究家鈴木その子氏がテレビに登場し、「美白」の概念を広めました。
それでは「美白」を謳っている化粧品はどのようなものかと言いますと、肌本来の色を白くしたり、すでに出来てしまったシミやそばかすを完治させることではありません。
美白化粧品は「メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ」もの。
治療ではなく、あくまで「美容」なのです。
しかし、化粧品に含まれる成分によって肌が潤い、キメが整えば肌の透明感が増すことはあります。
美白化粧水は「厚生労働省の認可成分」が入っていなければならない!
あちこちで目にする「美白」の文字。
通常の化粧水と何が異なるのでしょうか。
それは、「美白」の文字を冠した化粧水は、厚生労働省の認可を受けた美白有効成分が含まれていなければならないのです。
これらの成分はメラニンやシミ、ソバカスに関してなんらかの効果が認められているもの。
これらが含まれていなければ、美白化粧水と謳うことは許されていないのです。
美白有効成分とは?
美白化粧水のCMなどで、「美白有効成分配合」などというのを聞いたことはありませんか?
この「美白有効成分」というのが、厚生労働省に「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」あるいはこれに類似した効能を持つことを認められた成分です。
安全性と有効性の観点から、配合量は決められています。
配合量を変更する場合は新たな薬事申請が必要になります。
新たな美白成分の基礎研究から薬事許可の取得までかかる期間は10年ほど。
このハードルの高さから、現在認められている美白有効成分は20種類程度しかありません。
美白化粧水を購入したら、どのような美白有効成分が使用されているのか、チェックしてみるのがおすすめです。
そもそもシミ・ソバカスはなぜできる?
お肌にぽつぽつと散らばって、メイクアップを憂鬱にするシミ・ソバカス。
これらは一体どのように作られているのでしょうか。
メラニンは肌に良くない?
シミやソバカスの原因となるのは「メラニン」です。
メラニン色素は通常、表皮の最下層のメラノサイトから生成されます。
メラニンは悪いもの、というイメージがありますが、実は違います。
メラニンはメラニンを含む表皮細胞でバリアゾーンを形成し、肌細胞が紫外線ダメージを受けないようにしてくれるものなのです。
メラニンのおかげで肌は紫外線による細胞ダメージを食い止め、DNAの破壊や皮膚がんの発生を防いでいるのです。
つまり、お肌を守ってくれるバリアの役目を果たすのがメラニンなのです。
メラニン=シミ・ソバカス?
「メラニンの生成を抑える効果があります」という化粧品を見ると、メラニンはまるで悪いものかのようなイメージですが、実はお肌をガードしてくれる重要なもの。
ではなぜ「メラニン=シミ・ソバカス」と言われるのでしょうか。
それは、シミやソバカスが過剰分泌されたメラニンによって発生するからです。
紫外線などの刺激を受けると、その刺激が「ケラチノサイト」という物質を生み出します。
その後、「プラスミン」というメラノサイト活性因子が「メラノサイト」に伝達。
そこで「チロシナーゼ」というメラニン生成酵素が「チロシン」という物質に作用してメラニンを生成するのです。
通常生成されるメラニンは肌のターンオーバーによって剥がれ落ちてしまうので、蓄積することはありません。
しかしこうして過剰に生成されたメラニンはケラチノサイトに蓄積し、色素沈着を起こしてシミになってしまうのです。
つまり紫外線を多量に浴びると、肌をガードしようと多量のメラニンが作られてしまい、排出しきれずにシミとなるというわけなのです。
紫外線以外にも、ホルモンバランスの乱れでターンオーバーが乱れるとメラニンが肌に沈着しシミになることがあります。
美白化粧水でメラニンを作らない
「シミ・ソバカスを予防する」ためには「美白有効成分」の入った化粧水が有効です。
美白有効成分としてよく知られているものをいくつか挙げてみたいと思います。
●ビタミンC誘導体…ビタミンCをもとに改変した化合物の総称です。
ビタミンCは美白効果が高いことで知られていますが、安定性や吸収性に問題がありました。
ビタミンC誘導体はこれらの欠点を克服し、安定性・吸収性に優れています。
メラニン生成過程での還元作用やメラニンの淡色化作用があります。
●アルブチン…メラニンの生成に不可欠なチロシナーゼの働きを阻害し、過剰なメラニンの生成を抑えてくれます。
●トラネキサム酸…メラニンを生成するメラノサイトの活性化を抑制する働きがあります。
肌あれにも有効です。
この他にもいくつか美白有効成分はありますが、シミ・ソバカスを防ぐアプローチはそれぞれ異なります。
美白有効成分がどのように働くのかをチェックし、納得できる成分が入っている化粧水を探しましょう。
おすすめの美白化粧水は…
美白は美肌の条件のひとつ。
ですから、美白を謳っている化粧水は豊富で、どれを選んだらいいか迷ってしまうほどです。
人気の高い化粧水を見てみたいと思います。
HAKU 美白化粧水
資生堂の美白専用ブランド「HAKU」の美白化粧水です。
シミができる肌に着目し、メラニンの過剰生成を防ぎます。
美白有効成分には「4MSK(メトキシサリチル酸カリウム塩)」配合。
整肌成分も配合されているので、角質層までしっかり潤います。
お肌は透明感が満ち、つるつるに。
さっぱりとした使用感です。
ブライトローション
富士フィルムのブランド「アスタリフト」の美白化粧水です。
アルブチン配合。
この美白有効成分がメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎます。
独自成分「ナノAMA+」が肌の角質層までしっかりと潤し、輝きに満ちたお肌を生み出してくれます。
まとめ
シミ・ソバカスの予防に効果的な美白化粧水。
厚生労働省に認められた成分が入っているので、きちんと使い続ければ効果を実感できそうですね。
美白化粧水を選ぶ際、美白有効成分のチェックは必須。
どのような成分が使用されているか、確認してから購入してくださいね。
また、美白成分以外にもお肌をきちんと潤してくれるものがおすすめです。
お肌がきちんと潤っていれば、肌のトーンはワンランクアップ。
まさに美肌になることができるのです。
シミ・ソバカスの対策は一年中抜かりなく行うのがおすすめ。
美白化粧水でしっかり予防しましょう。