脂性肌を改善するには安い化粧水をたっぷり使う方が良い?

脂性肌

化粧水の使い方は人それぞれでしょうが、最近よく巷で話題となる使い方の一つに、安い化粧水をたくさん付けるという使い方があります。

脂性肌を改善するためにそういう使い方をしているという人もたくさんいます。

では、実際のところ、脂性肌を改善するためには安い化粧水をたっぷり使う方が良いのでしょうか?




安い化粧水をたっぷりはあまり良くない

まず結論から見ていくと、安い化粧水をたっぷりつけるというのはあまり良くないです。

それは別に、そのたっぷりつける化粧水が安いから良くないという話ではありません。

安い化粧水でも高い化粧水でも、たくさん付けるのがあまり良くないのです。

特に脂性肌の改善のためには、それはますます良くないと言えるでしょう。

逆に乾燥を招くように

化粧水は、なんとなくたくさんつけた方が良いと思っている人もたくさんいるでしょう。

しかし、そうしてたくさん化粧水をつけたからといって、別にそれらはすべて肌に吸収されるわけではありません。

それはたとえば、食事しているシーンを想像してみるとわかるのではないでしょうか?

どれだけ身体によいものだって、もうお腹いっぱいで食べることが出来ないという位の状態の時に、さらに食べ物を与えようとしても、逆に苦しくなるだけです。

肌でもそれと同じことが起こるのです。

もう吸収できないよというくらい量の水分が肌に乗ってくると、それはそのままその上で蒸発するしかなくなるのです。

そしてそれが蒸発する時、あわせて肌の水分も一緒に持っていってしまうようになるでしょう。

ということはつまり、肌は余計に乾燥することになるのです。

乾燥は脂性肌の原因

脂性肌についてなんとなく調べている人には分かるでしょうが、脂性肌の原因は、乾燥になります。

肌が乾燥するからそれから肌を守ろうとして皮脂がたくさん出るようになるのです。

もちろん体質的に皮脂がたくさん出るという方もいるでしょうが、基本的にはこうして皮脂が出る人が多いです。

ということはつまり、こうして安い化粧水をたっぷりつけるというのは、脂性肌を改善させるどころか、むしろ脂性肌を促進していると言えるのです。

それはすごく残念なので、今までそうして安い化粧水をたっぷりつけていたという方は、これからはそうしてつけすぎるのは控えるようにしていきましょう。




一気に付けるのではなく小まめにつける

でも、化粧水をたくさん付けること自体は別段悪いことではありません。

ただその付け方が悪いというだけの話なのです。

では、化粧水はどうつけるのが正解なのでしょうか?

化粧水は、一気にたくさん付けるのではなく、小まめにつけるようにするのがおすすめです。

小まめに付けるようにすれば、常に肌を乾燥から守ることが出来るでしょう。

付ける総量は同じでも、たとえばソレを2時間おきにつけるとか、そうするだけでしっかりとたくさん付ける効果を出すことが出来るようになるのです。

なので、そういう使い方をするのはアリだと言えるでしょう。

常に肌が潤うようになる

そうして小まめに化粧水を付けるようにすると、常に肌が潤うようになるでしょう。

当然ながらそうして常に肌が潤うになると、皮脂が出てくることはなくなっていきます。

もちろんすぐにそうなることはないでしょうが、次第にそうなっていく可能性は高いです。

そのためには日中も化粧水を持ち歩かないとなりませんが、持ち歩くようと家で使うように分けて使用していくと良いでしょう。

ミストタイプがおすすめ

そうして化粧水をこまめに付けるのであれば、ミストで化粧水が出るタイプの容器を使うか、そもそもミストタイプとして売られている化粧水を使うのがおすすめです。

というのも、いちいち手で化粧水を付けるとなると、いちいち手をしっかりと洗わないとならなくなります。

洗わないで手で押さえつけたら、間違いなく手の汚れで肌は余計に汚くなるでしょう。

でもいちいち洗うのも面倒です。

そもそも手で付けようとしたら女性の場合は化粧も落ちてしまうでしょう。

男性であればそれはあまり問題ないかもしれませんが、汚れがつくことや面倒が生じることは変わりません。

ミストタイプであれば、拭きつけて放っておくだけでしっかりと浸透するので、そうした問題からは逃れることが出来るでしょう。

なので、ミストタイプのものを使うのがおすすめなのです。

ある意味ではたくさん使うことも正解

また、たくさん使うことは、小まめに使うのとはまた違う、ある意味でも正解と言えます。

たくさん使うことが正解となるのは、なるべく早く化粧水を使い切ることが出来るからです。

化粧水は、なるべく早く使い切るのが正解なのです。

なぜなら、化粧水は時間とともにだんだんと劣化していってしまうものだからです。

安い化粧水であれば、なおさらそうして時間とともに劣化していってしまう可能性は高いでしょう。

化粧水が劣化してしまうと、あえて化粧水を付ける意味もなくなってしまいます。

もし効能がほとんどなくなったら、水をつけているのと大差なくなります。

だから、そうなる前に使い切るのが一番なのです。

たくさん化粧水を使うようにすれば、そうなる前に確実に使い切ることが出来るようになるでしょう。

なので、そういう意味では化粧水をたくさん使うようにするのは正解だと言えます。

そもそもあまり内容量が無いのを買うのが一番

でも、先述の通り、一回でたくさん使うと脂性肌を逆に悪化させてしまう可能性もありますから、一番良いのは、そもそもあまり内容量が無いものを買うという方法です。

だいたい化粧水は250ミリリットルくらいで売られているものが多いですが、安いものの場合は、もっとたくさん、500ミリリットルくらい入っていることもあるでしょう。

ですが、そんな風に500ミリリットルくらい入っているものを使用していたら、全然使いきれないでしょう。

そうして一回一回の使用量が多くなってしまい、脂性肌を悪化させることに繋がったりします。

なので、そうならないように、内容量が少ないものを買うのです。

内容量が少なければ、多少けちけち使いたくなるでしょうから、たくさん付ける過ぎることはなくなりますし、それでいてすぐに使い切ることが出来るようになります。

さらにミストでも使用すれば、すぐになくなり、常に状態の良い化粧水を使うことが出来るでしょう。

だからおすすめは、あまり内容量が入っていない化粧水を使うことです。

ある程度高い化粧水の方が良い

安い化粧水をたっぷり使うのが脂性肌に良いというのが広まったのは、安い化粧水で経済的に脂性肌を改善出来たら、それに越したことはないという願望もあったのでしょう。

しかし、実際には脂性肌を改善するためには、安い化粧水を使うよりもある程度の値段の化粧水を使った方が良いでしょう。

安い化粧水には安いだけの理由があります。

そして高い化粧水にも当然それはあります。

つまり、中身の成分や製造方法などに大きな差があることが多いのです。

そして当然、高い方が効力も高いものが多いです。

だから、やはり脂性肌を改善するためには、ある程度の値段の化粧水を使うべきだと言えるでしょう。

まとめ

脂性肌を改善するためには、安い化粧水をたっぷり使うのが良いのかというのは、間違いです。

小分けにして総量的にたっぷりつけるというのは大いにアリですが、一回でたくさんつけても逆に脂性肌をよりひどくしてしまうだけになるので、そうならないように注意して使用するようにしていきましょう。

そして安いものよりも高いものの方が良いので、それもあわせて覚えておくと良いでしょう。






脂性肌