しっとりorさっぱり?脂性肌・混合肌の人向け化粧水の選び方・使い方

脂性肌

無印良品 化粧水 敏感肌用 さっぱりタイプ(大容量) 400ml

脂性肌の人にとって、化粧水選びはかなり慎重になることではないでしょうか。

しっとりタイプもなんだか違う気がするし、さっぱりタイプは本当に解決になるのか?

といろいろな疑問が浮かんでくると思います。

ここでは、最初に化粧水選びで敬遠したいことを述べますが、上記にあげたそれぞれの化粧水のメリットを解説しつつご提案したいと思います。




脂性肌のための化粧水のNG事項

のっけからになってしまいますが、まずは、脂性肌のかたが化粧水を選ぶ目安になるように、これは避けたほうがいいと考えられることを挙げていこうと思います。

ひとくちに化粧水と言っても様々なタイプがあるので、それについては後述するとして、この記述は是非ご覧になってください。

アルコールフリーであること

お肌には常在菌がいて、それが常に表面を守っています。

この菌の数が減ったり、あるいは肌の奥の水分が失われたりすることで、皮脂過多…つまり脂性肌になってしまう、というのがほとんどのかたに共通することです。

そこで、化粧水選びの意外な落とし穴になるのが、アルコール。

アルコールは、肌表面をいくらか滅菌してしまいます。

常在菌の数が減るということですね。

併せて言えば、揮発性が非常に高いのは周知のとおりですが、それとともに肌の水分を奪ってしまう傾向にあります。

これもあまり良いとは言えません。

アルコールを含有することが多いタイプの化粧水は、後述する「さっぱりタイプ」あるいは「毛穴ひきしめ」と強調されているような品です。

これらは、使い初めこそよい感触ではある者の、だんだんと脂性肌を悪化させてしまうケースもあります。

こういった商品を購入する際は、よく注意して成分表を見る事をおすすめします。

極力シンプルな素材のものであること

脂性肌のもうひとつの原因は、外的なものです。

化粧水・乳液などの成分が浸透せずに肌表面に残ってしまい、そこに悪玉菌が発生・肌の防御機能が働き、毛穴をひらいて皮脂を過多分泌してしまう…というものです。

他には、朝の洗顔をしない場合も、こういったことが起こりがちです。

それでは、浸透しにくい化粧水・乳液とはどういったものでしょうか。

一般的には、精製のあまり行われていない基礎ケア用品に関して、粒子が荒く・浸透に時間がかかると言われているようです。

他には、添加物が多いものにも注意すべきと言えるでしょう。

香料や手触りを変えるための成分は、肌への浸透を悪くしてしまうこともあります。

具体的に言うと、「朝の基礎ケアをしてから肌がさらさらとするまでの時間が長い」と現在進行形でお感じのかたは、化粧水・乳液を見直してみてもいいのではないでしょうか。

それでは、以下にはしっとり・さっぱり両タイプの化粧水の特徴やメリットをお話していきます。




しっとりタイプのメリット

しっとりタイプの化粧水は、幅広い層に人気です。

脂性肌の人の中には「敬遠している」というかたもいるようですが、お詳しいかたであれば、むしろ愛用者もいるのではないでしょうか。

とりわけ乾燥肌・混合肌の人には大人気で、アマゾンなどの通販サイトで口コミトップを誇るのも、たいていはしっとりタイプの化粧水です。

それでは、そのメリットとはなんでしょうか。

毛穴カバーにおすすめ

しっとりタイプのメリットは、毛穴から浸透して肌の奥の乾燥を癒してくれる…という点にあります。

加齢により脂性肌に変わった人の多くは、肌の水分量が失われていることが根本的な原因になっていることが多く、継続的にしっとりタイプの化粧水を使うことには大いにメリットがあります。

あわせて、毛穴のカバーという点に関しても、多いに喜ばしいことがあります。

皮脂を分泌する毛穴は、肌表面からの水分の浸透に敏感です。

潤いが足りていると感じた場合、毛穴は自然に閉じて、皮脂を分泌しなくなります。

毛穴が常に開きがちなかた・ファンデーションなどによるニキビができやすいかたにとっては、基礎ケアとしてはバッチリなのではないでしょうか。

オレンジピール肌と呼ばれるような肌の凹凸を根本的に治しつつ、脂性肌をケアしていきたい…と言う人には、断然しっとりタイプの化粧水の長期継続使用をおすすめしたいです。

さっぱりタイプのメリット

さっぱりタイプの化粧水のメリットは、なんといっても使い心地です。

特に男性に愛用者が多いようで、男性向けコスメブランドからも多数販売されているとか。

これに目を付けて、女性も利用しているかたが多いのではないでしょうか。

そこで、こちらもメリットについて深く考えてみたいと思います。

デイケアにおすすめ

さっぱりタイプ・毛穴引き締め効果のある化粧水は、肌がさらさらとするまでの時間がとにかく短く、何かと時間のない朝には便利なものです。

また、男性の意見ではありますが、「肌に残留した化粧水・乳液がテカりだすことがないので便利」という声もあります。

実際に、お化粧前にはさっぱりタイプの化粧水を…と推奨しているメイクのプロも多いのだとか。

しっとりタイプと迷いがちなかたは、ナイトケアとデイケアを分けてもいいのではないでしょうか。

特に化粧水を使い分けるのは、非常に効果的と言えます。

ナイトケアはしっかり洗顔をして肌にうるおいをもたせ、デイケアは毛穴をひきしめてさっぱりとする…というリズムを肌に覚え込ませれば、皮脂の分泌過多という問題もいずれ改善していくでしょう。

ドクターズコスメといって、お肌の悩みに対応する美容皮膚科でも、さっぱりタイプの化粧水をデイケア用に処方することがあるそうです。

問題は、最初に挙げた「ノンアルコール製品」を選んだほうがよいというところがポイントですが、しっかりと厳選すればお化粧の悩みも解決してくれます。

とにかく今脂性肌を解決したい、と言う人におすすめしたいタイプの化粧水です。

効果的な化粧水の使い方

最後に、効果的な化粧水の使い方・脂性肌の方向けの理想的なケア方法の説明をします。

ここでは、さっぱりタイプの化粧水の項目で述べたような「ナイトケアとデイケアを分ける」ことが前提になっていますが、ご参考になればと思います。

まず、日常の皮脂過多ですが、あぶら取り紙などの使用頻度は気持ち低めを意識するとよいでしょう。

お肌の防衛機構は、「皮脂とられている=水分がなくなっている」と勘違いするので、余計に皮脂分泌を促してしまう可能性があります。

ナイトケアについて述べれば、クリームタイプのクレンジングでやさしく毛穴をケアしたあと、さっぱりとした洗顔料を使うのがおすすめ。

必ず乳液を使って、お肌をしっとり・もちもちにするように心がけるとベストです。

日中のケアについては、お化粧をする日はさっぱりとした基礎ケアがよいのではないでしょうか。

朝の化粧時間を短縮できますし、化粧下地のノリもよくなります。

オフの日は、ナイトケア同様にたっぷりと水分を与えてあげることで、紫外線などで受けたダメージをケア・毛穴の開きを防止することができます。

脂性肌にあわせてニキビについてもお悩みのかたは、それぞれのケアの際に、手を清潔な状態にするのも大事です。

まとめ

脂性肌・混合肌の人におすすめなのは、「デイケア・ナイトケアで基礎化粧品を変える」ことです。

乳液・美容液についてはとりたてて違いを設ける必要はあまりありませんが、化粧水はそれぞれ持っていてもよいのではないでしょうか。

各タイプにメリットがあるので、メリハリのきいたケアを目指すのであれば、是非そろえたいところです。

ご参考までに…






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