脂性肌の悩みを改善してくれるのは収れん化粧水だった
いつも肌がべたべたしていててかりが目立ち、皮脂がたくさん分泌されてしまう脂性肌は、メイクも崩れやすくヨレやすいです。
毛穴が開きやすく汚れもたまりやすいですから、毛穴トラブルやニキビなどの肌トラブルが起きやすいです。
皮脂がたくさん分泌されるのが原因なので、皮脂の分泌を減らしてくれる収れん化粧水を使ってみましょう。
目次
収れん化粧水とは？
収れんとは肌を引き締めるという意味があります。
肌や毛穴を引き締めてくれる専用の化粧水のことで、汗や皮脂の分泌を抑える働きを持っています。
脂性肌にはぴったりな化粧水で、皮脂が少なくなる上、肌トラブルとして多い毛穴まで引き締めてくれます。
皮脂の分泌が抑えられて毛穴も閉じていれば、毛穴に皮脂が詰まるのも予防できます。
黒ずみやニキビの原因を根本から改善できるので、肌トラブルを起こしにくくなります。
また、肌全体とその下の毛細血管まで引き締める作用がありますから、顔全体が小さく見えたりたるみが目立たなくなります。
普通の化粧水と収れん化粧水との違い
スキンケアに使う化粧水は水分と水溶性の美容成分を肌に届けるのが目的です。
洗顔後は肌が急速に乾燥してしまいますから、それを防ぐためにも化粧水で水分を与えるなくてはなりません。
また、肌の水分バランスを整えて角質を柔らかくし、後から使う基礎化粧品の浸透力を高める作用も持っています。
一方、収れん化粧水は肌や毛穴を引き締めるのが目的です。
水分を与えたり保湿したりという作用はほとんどなく、引き締めに特化しています。
収れん化粧水を使うなら普通の化粧水はいらない？
普通の化粧水と収れん化粧水の目的は全く違います。
収れん化粧水には保水や保湿、角質を整えるようなスキンケア効果はほぼありません。
肌の水分バランスが崩れて余計に皮脂が分泌されやすくなったり、インナードライで肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。
だから、普通の化粧水で肌を整えていつものスキンケアを行った上で、収れん化粧水を使うのが正しいです。
収れん化粧水の主な効果
皮脂と汗の分泌を抑える
収れん化粧水の有効成分の働きで、皮脂が過剰に分泌されるのを抑える働きを持っています。
皮脂がいつも多く肌がべたついている脂性肌の人にはおすすめで、べたつきやてかりが抑えられてTゾーンの皮脂も気にならなくなります。
また、夏場の汗を出にくくしてくれますから、夏場の汗でメイクが流れてしまったり、崩れるのを防止してくれます。
毛穴と肌を引き締める
収れん化粧水の一番の作用でもあるのが肌と毛穴を引き締めてくれることです。
毛穴が小さく引き締まって目立たなくなってくれますから、毛穴の開きや黒ずみに悩んでいる方には最適です。
また、毛穴が引き締まると毛穴に汚れが詰まりにくくなりますから、角栓やニキビ予防にも効果的です。
また、収れん化粧水は肌そのものを引き締める作用を持っています。
肌のきめが整ってくれますから肌表面がきれいに見えるようになり、透明感のあるきめ細かな肌になれます。
肌をひんやりとさせる
収れん化粧水には肌を鎮静化させる作用があります。
肌の炎症や火照りを鎮めてくれますから、日焼け後の肌の鎮静化にも役立ちます。
ついうっかり日焼けしてしまって肌が火照っている時には、収れん化粧水で肌を冷やしてあげると、日焼け後の肌トラブルを防ぐのに役立ちます。
エイジングケアにも最適
毛穴は何も皮脂の過剰分泌だけで起こるものではありません。
加齢によるたるみ毛穴で毛穴が目立ってしまう場合もありますから、収れん化粧水で引き締めてあげると、たるみ毛穴が目立たなくなります。
また、意外なところで頭皮の引き締めにも使えます。
年齢を重ねると頭皮もたるみ頭皮の毛穴が楕円形になって髪のうねりが起きることもあります。
頭皮に収れん化粧水を使うことで頭皮が引き締まり、髪と肌のたるみ改善にも役立ちます。
このように、年齢を重ねた方のエイジングケアとして用いる方法もあります。
収れん化粧水はいつ使えばいいの？
保湿効果はほぼない収れん化粧水ですから、保湿ケアが終わった後が最適です。
使うタイミングとしてベストなのはスキンケアが終わった後です。
しっかりと水分や美容成分をスキンケアで肌に与えて栄養を取った後、収れん化粧水で引き締めてあげましょう。
また、脂性肌の方はべたつきが嫌で乳液やクリームを省いて化粧水のみですます方もいます。
しかし、ほとんどが水分でできている化粧水だけのスキンケアだと明らかに保湿不足ですから、保湿剤は必ず使うようにしましょう。
オイルフリーの乳液などもありますから、探してみると良いでしょう。
収れん化粧水の正しい使い方
全顔に使う場合
収れん化粧水をコットンなどに適量とり、丁寧に肌全体を優しくパッティングしていきましょう。
手でバシャバシャつけてしまうとムラになってしまって、必要以上に化粧水が付いた部分は肌荒れを起こす場合があります。
逆に付かなかった部分は皮脂がいつも通り分泌されてしまいますから、せっかくの引き締め効果が得られなくなってしまいます。
コットンなら均一にムラなく伸ばすことができますから、面倒がらずに丁寧にパッティングしていきましょう。
また、凹凸が多い部分に付け残しがないようにしましょう。
パッティングは優しく行うようにして、叩いたりしないように注意してください。
肌がひんやりと感じるくらいまでパッティングしてあげれば大丈夫です。
適量は収れん化粧水の種類によって違っています。
説明書などで確認して、適量を守るようにしましょう。
部分使いする場合
冬場はそれほど皮脂の分泌が気にならない季節です。
顔全体に収れん化粧水を使うと乾燥しやすくなりますから、Tゾーンなどのてかりが気になる部分にのみ使うのが良いでしょう。
少量をコットンに取って、Tゾーンなどの皮脂が気になる部分にのみ優しくパッティングして付けてあげると効果的です。
収れん化粧水選びのポイント
収れん化粧水にはたくさんの種類があり、配合されている成分にも違いがあります。
まず、アルコールが入っているタイプも多く、肌の引き締めやひんやり効果は高いのですが、肌荒れしてしまう方もいます。
いつも使っている基礎化粧品にアルコールが入っているものでも大丈夫なら心配いりませんが、そうでないなら避けるのが無難です。
また、アルコール以外にも刺激になる成分が入っている場合がありますから、無添加タイプの自分の肌に合ったものがおすすめです。
美白ケアも一緒にできたらいいなという方はビタミンC誘導体が豊富に含まれているものが良いでしょう。
シミやくすみの原因となるメラニンを防いでくれますから、肌の引き締めと共に美白ケアもできてしまいます。
インナードライが気になる、保湿を重視したいという方は、美容成分が豊富に含まれた収れん化粧水もあります。
中でもセラミドは高い保湿効果がありますから、セラミド入りのものを選ぶのが良いでしょう。
たるみ毛穴改善などエイジングケアをしたいという方は、保湿成分やハリアップ成分、抗酸化成分の入ったものが向いています。
肌をリフトアップしてくれて肌のきめも細かくなりますから、見た目年齢の若返りが図れます。
まとめ
脂性肌特有の皮脂の過剰分泌を防いで、毛穴の目立ちも改善してくれるのが収れん化粧水です。
自分の肌に合った収れん化粧水を選び、正しい使い方をしてこそ肌の悩みが改善されます。
メイク前にひと手間かけて収れん化粧水をケアに加えてみると、汗や皮脂の分泌が減って化粧崩れを防いでくれます。
脂性肌が夢見るサラサラ肌でいられますから、一度試してみましょう。