髪の傷みに良いのはどっち?ヘアオイルと洗い流さないトリートメントの違いを教えて!
髪に触れるといつの間にか指通りが悪くパサパサと乾燥していることがあります。
紫外線やドライヤーなど、髪は日々様々な刺激を受けていることから気づかないうちに傷んでいることがあります。
ヘアオイルと洗い流さないトリートメントはどちらも傷んだ髪をケアしてくれるものですが、両者の違いが分からないという方も多いようです。
ここでは、ヘアオイルと洗い流さないトリートメントの違いについてご紹介したいと思います。
ヘアオイルの特徴を教えて!
髪を保湿してしっとり落ち着かせる
ヘアオイルは豊富な種類がありますが、基本的に髪を保湿してしっとり落ち着かせる働きが期待できます。
ヘアオイルの中には、植物性オイルや美容成分配合で髪にしっかりと潤いを与えてくれるものもあります。
ヘアオイルはシャンプーやトリートメントの後、タオルドライをした髪に使用するとドライヤーの熱から髪をガードすることができるので、ドライヤーの熱が気になる方におすすめです。
髪をヘアドライした後にサラサラした状態に整うのも特徴のひとつです。
植物性オイル100%のものは頭皮にも使える
ヘアオイルには配合成分の違いから、同じヘアオイルでも特徴にやや違いがある場合があります。
ヘアオイルは植物性オイル100%のものもあれば、植物性オイルを主成分としており髪の指通りを良くするためにシリコーンが配合されているものもあります。
シリコーンは髪の指通りを良くして手触りの良さを叶える成分のひとつですが、毛穴を詰まらせる原因となるので頭皮には使用できません。
しかし、植物性オイル100%のヘアオイルは髪だけではなく頭皮にも使用できるので、頭皮と髪をトータルでケアしたい方におすすめです。
髪のキューティクルを保護する働きが期待できる
キューティクルが整っていることと適度な水分を維持していることが、美しい髪をキープするためのポイントとなるのですが。
ヘアオイルは髪をドライヤーの熱から保護すると同時に、オイルの働きによって髪内部の水分の蒸発を防ぐ効果が期待できるので、髪の乾燥が気になる方におすすめです。
また、キューティクルは鱗状になっていますが、とてもデリケートな構造となっておりヘアドライヤーの熱や無理なブラッシングによって剥がれることがあります。
ヘアオイルは髪を保護する働きを持つことから、キューティクルが剥がれるのを防ぐ対策をとることができます。
髪に艶を与えて滑らかに整えてくれる
ヘアオイルは植物性オイルの働きにより、髪に潤いを与えると同時に皮膜効果によって自然な艶のある髪を目指すことができます。
ドライヤーの前に使用すると、髪が乾いた時に艶やかで滑らかな状態に整えてくれるところが大きな魅力です。
また、髪に潤いを与えて水分の蒸発を防ぐ働きを併せ持っているので、髪本来の自然な艶を必要とする方におすすめです。
髪内部の水分を維持することで、自然な滑らかさでやナチュラルな仕上がりを実現することができるでしょう。
洗い流さないトリートメントの特徴を教えて!
髪を保湿してしっとり落ち着かせる
洗い流さないトリートメントの中には、植物性オイルのほかに保湿効果があることで知られるヒアルロン酸などの美容成分配合のものがあるので、髪をしっとり落ち着かせたい方におすすめです。
また、髪が傷むことによってキューティクルが剥がれると、髪内部の水分が蒸発しやすくなり乾燥が酷くなることがありますが。
髪を修復することでキューティクルを整えることができれば、髪に潤いを与えた上で髪内部の水分を維持することができるのでしっとりと落ち着いた髪を目指すことができるでしょう。
髪のダメージを補修して整えてくれる
洗い流さないトリートメントは、植物性オイルのほかにタンパク質成分や溶解性シリコーンが配合されていることによって、傷んだ部分に働きかけて髪を修復する働きを期待することができます。
傷んだままの状態で髪の表面を一時的にコーティングする方法では、髪に艶を出すことはできても髪を落ち着かせてまとまり良くすることはできません。
しかし、洗い流さないトリートメントは、髪に一時的な艶を与えるのではなく傷んだ髪を修復することで艶のある髪を目指すことができるので、髪のトータルケアしたい時におすすめです。
配合成分にシリコーンを含むものは頭皮に使えない
洗い流さないトリートメントは配合成分によって特徴に大きな違いがあります。
髪を修復する成分には、タンパク質成分・溶解性シリコーン成分・ビタミン類・保湿成分などがありますが、シリコーンを含むものは毛穴に詰まりやすくなるので頭皮に使用することができません。
安心して使用したい場合には、シリコーンを含まない洗い流さないトリートメントがおすすめです。
髪に艶を与えて滑らかに整えてくれる
髪が傷むことでキューティクルが剥がれると髪の自然な艶が失われます。
洗い流さないトリートメントは、植物性オイルで髪の表面を優しくコーティングすると同時に髪を修復することで水分量を整えることができるので、髪の表面と内部の両方に働きかけることによる自然な艶を期待することができます。
髪をトータルで整えることができるので、指通りが良く艶や滑らかさのある美しい髪を目指すことができるでしょう。
ヘアオイルを使用した方が良いケース
頭皮と髪のケアを同時に実践したい場合
美しい髪は健康な頭皮を保つことが大切です。
健康な頭皮を維持するための基本は、十分な栄養が頭皮の隅々にまで行き渡ることです。
必要な栄養を届ける役割を持つのが血液なので、頭皮の血行を促すことは美しい髪を維持するのに役立ちます。
血行を促す方法のひとつに頭皮のマッサージが挙げられますが、ヘアオイルの中には植物オイル100%で頭皮をマッサージしたい時に使用できるものがあるので、ひとつで頭皮と髪のケアを同時にすることができるでしょう。
外部の刺激から髪を守りたい場合
ヘアオイルはヘアドライヤーや紫外線の影響から髪を守りたい時におすすめです。
シャンプーやトリートメントの後、タオルドライした髪に使用することで髪全体にオイルが行き渡りやすくなるので、髪全体をガードする対策をとることができます。
痛みが気になるところに丁寧にのばすようにすると、より保護する働きを高めることができるでしょう。
猫っ毛で髪が絡まりやすい場合
猫っ毛の方は髪が細くて柔らかい特徴を持つことから髪が絡まりやすいことがあります。
絡まった髪を無理にブラッシングすると、髪に負担がかかって切れ毛の原因になることがあるので注意が必要です。
ヘアオイルは髪を滑らかに整える働きが期待できるので、髪が絡まるのを防ぐ対策をとることができるでしょう。
指通りやブラシの通りが良い髪を目指せるので髪のダメージを防ぐことができます。
洗い流さないトリートメントを使用した方が良いケース
髪が酷く傷んでいる場合
髪がとにかく傷んでいる場合には、一時的な艶を与えるよりも髪そのものをしっかり補修することが大切です。
洗い流さないトリートメントは、髪の痛みを集中的にケアすることができるので理想的な髪を目指すことができるでしょう。
髪のコンデションが整うことで、髪本来の艶を取り戻すための対策がとれます。
髪が硬くゴワゴワしている場合
髪の水分が不足していると髪が硬くゴワゴワした状態になることがあります。
髪をしっとり柔らかく落ち着かせるためには、保湿をすると同時に髪が必要とする栄養を十分に与えることが大切です。
洗い流さないトリートメントは、髪に潤いや栄養を与えることができるので柔らかで手触りの良い髪を目指すことができるでしょう。
くせ毛で髪が落ち着かない場合
くせ毛の原因のひとつに髪が酷く乾燥していることが挙げられます。
水分が不足していると髪がうねりやすくなるので、しっとり落ち着かせたい場合には髪に十分な潤いを与えることが大切です。
ヘアオイルも保湿効果が期待できますが、くせ毛が気になる場合には髪内部に保湿成分を浸透させる働きを持つ洗い流さないトリートメントがおすすめです。
まとめ
ヘアオイルと洗い流さないトリートメントはどちらも使用する手順が似ていることから、同じ働きを持つイメージがありますが、両者の働きには大きな違いがあります。
それぞれの特徴や働きを十分に生かすためには、髪の状態に合わせて必要な機能を備えたものを選ぶことが大切です。
毎日の中で適切なケアを継続していくことで、髪のダメージを抑えてしっとりと艶のある美しい髪を目指すことができるでしょう。