BBクリームを上手く活用して目的やシーンによって使い分けよう
BBクリームといえば、これ1つで保湿、UVケア、ファンデーションの機能を合わせ持ち、時短メイクとして人気がありますが、実はとてもアレンジが効くクリームなので一本持っておくと便利です。
薄づきでナチュラルに見せるだけでなく、陶器肌を作ったり、しっかりメイクでゴージャスに見せたりと活用方法は様々です。
自分に合った使い方を知って、上手に使いこなしましょう。
BBクリームとは
もともとはピーリング後の傷んだ肌の炎症を抑えて、赤みをカバーするためのドイツ発祥の医療用クリームです。
韓国がこれに更に美容成分などを加えて、コスメとして発売したことで日本でも人気が出ました。
Blemish Balm (傷んだ肌を補修する軟膏)の頭文字をとってBBクリームと呼ばれています。
これ1つで保湿、化粧下地、日焼け止め、コンシーラー、ファンデーションと何役もこなしてくれるので、時短メイクの代表コスメとして根強い人気があります。
ファンデーションとの違い
ファンデーションには、保湿成分や化粧下地は入っていないので、スキンケアを全て済ましてから塗る必要があります。
BBクリームはファンデーションも含めて全て入っているので、化粧水の後使うことができます。
カバー力が強いのはリキッドファンデーション、薄づきでナチュラルに仕上るのはBBクリームと言われていますが、最近ではその境目が曖昧になってきています。
つまりBBクリームがどんどん進化してきており、ファンデーションとしても充分機能するということです。
塗る回数が減る分、BBクリームの方が肌への負担が少なく、より肌にとって優しいと言えるのではないでしょうか。
自分の肌質やシーンに合わせて上手く使い分けてみましょう
どんな人に向いているのか
BBクリームは保湿力が高いので、乾燥肌の方にだけ向いていると思われがちですが、脂性肌用のオイルフリーのものもあり、さまざまな悩みに対応できるようになっています。
また以前は、韓国をはじめとした海外製のものが多く、肌の敏感な方は敬遠しがちでしたが、今や日本製のものも多く、その種類も豊富です。
時短メイクでサッサッとナチュラルに仕上げたい方はもちろんのこと、シミやそばかす、ニキビ跡、毛穴など肌のあらゆる悩みをカバーしたい方にも向いています。
薄づきでよく伸びるので、肌の凹凸も上手く隠せて、綺麗に仕上がります。
また使い方を工夫すれば、バッチリメイクもできて、シーンよって使い分けられる本当に使い勝手の良い万能クリームなのです。
BBクリームの使い方
基本的な使い方
BBクリームには保湿や化粧下地としての機能もあるので、化粧水をつけた後に塗るだけで大丈夫です。
化粧水はしっかりとなじませてから、塗ることでより綺麗に塗ることができます。
使う量は、パール一粒分で十分です。
おでこ、両頬、鼻、アゴの5点に指でちょこんと乗せ、少しずつ伸ばして塗っていきます。
塗り方は指でも、スポンジを使用してもどちらでも構いませんが、初心者は指がおすすめです。
指で軽く叩きながら乗せていくと、上手く塗れます。
スポンジを使う場合も、ポンポンと軽く叩くようにして塗っていきます。
いずれにしても、擦り付けるように塗ってしまうと、せっかくの美容成分やファンデーションが上手く乗りませんので気をつけてください。
上級者は、リキッドファンデーション用のブラシを使うと、よりマットな仕上がりになるのでおすすめです。
しっとり肌に仕上げたい時は、このままで大丈夫ですが、脂浮きが気になる場合は最後に軽くお粉をはたいておくと綺麗なサラサラ肌が出来上がります。
悩みをカバーしたい時
肌の赤みやシミ、ニキビ跡といった悩みをカバーしたい時は、さらにBBクリームを重ねづけします。
あくまで少量、指で優しく叩き込む感じです。
コンシーラーとしての機能も持っているので、欠点を上手くカバーしつつ、毛穴も目立たなくなり綺麗に仕上がります。
バッチリメイクをしたい時
パーティーやデートなど普段よりしっかりとメイクしたい時は、ファンデーションと合わせて使うと効果的です。
BBクリームをベースにして、そのあとでリキッドファンデーションやパウダーファンデーションを合わせるとかなりしっかりとしたメイクになります。
BBクリームには、コンシーラーとしての役割もあるので、欠点をカバーしつつ、更にファンデーションを合わせることでマットなツヤ肌を作り出すことができます。
またBBクリームとリキッドファンデーションをあらかじめ手のひらで混ぜ合わせて使用することで、自分だけのオリジナルファンデーションを作り出すことも可能です。
厚塗りにはならないよう、使う量には十分注意しつつ、自分だけにあった方法を見つけてみましょう。
化粧直しをしたい時
BBクリームは、保湿とファンデーションの機能があるので、化粧直しにぴったりです。
やり方は簡単です。
汗や皮脂で崩れてしまったメイクを軽くティッシュでオフします。
BBクリームをごく少量出し、オフした部分に指やスポンジで軽くなじませるだけです。
メイク崩れした部分にただパウダーを重ねるだけでは、メイクがよれてしまいますが、BBクリームを使うことでいつでも朝のメイク仕立ての状態に戻すことができます。
バックの中にBBクリームを1つ忍ばせておくとなにかと便利で、安心です。
肌質に合ったBBクリームの選び方
乾燥肌、敏感肌の方
BBクリームには、さまざまな成分が入っていますが、乾燥が気になる方はその美容成分や保湿成分に注目して選ぶようにしましょう。
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなど保湿力の高い成分が配合されているものがおすすめです。
また敏感肌の方は、オーガニック系のよりナチュラルなものがおすすめです。
保存剤やUV成分で肌が荒れやすい方もいるので、充分注意しましょう。
アルコールやパラベンの含んでいない、低刺激のものを選びましょう。
脂性肌の方
脂性肌の方はオイルフリーのものを選びましょう。
通常のBBクリームとは違い、ベタつかず軽く、サラッとした使い心地です。
最近はBBクリームの種類も多く、乾燥肌用、脂性肌用、混合肌用と明記してあるものがほとんどですので、注意して選んでください。
欠点をカバーしたい、悩みの多い方
肌の悩みカバーに重点を置くのなら、やはりコンシーラーやファンデーションとしての機能が高いものを選びましょう。
ネット通販で買うのではなく、実際にお店で手にとって試してみるのがおすすめです。
お店のサンプルを手にとって、その伸び具合やカバー力を実際に試してみましょう。
手の甲でも良いですが、より実感するためには顎に少しだけ乗せて確認してみるのがおすすめです。
シワ、ほうれい線の気になる方
BBクリームで目尻のシワやほうれい線を消すことはできませんが、保湿成分が高いのでその予防にはなります。
厚塗り感のあるタイプだと、シワにファンデーションがたまってしまう恐れがありますので、薄づきタイプを選びましょう。
またシワの原因は紫外線にもあります。
UV効果の高いものを選ぶことで、日頃から肌を守ることにも気を配りましょう。
まとめ
デパートやドラッグストアに行くと、さまざまな種類のBBクリームが並んでいます。
その機能や種類はさまざまですが、きっとあなたに合うBBクリームが見つかるはずです。
普段使いから特別な日まで、目的やシーンによって使い分けられるBBクリームは万能で一本持っていれば重宝すること間違いなしです。
一度でも使えばその魅力にはまり、手放せなくなるはずです。