グラフィックボード用水冷ユニットも小型化され安価になってきた
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グラフィックボードの冷却には空冷と水冷がある
デスクトップパソコンでインターネットゲームをされている方の多くは、高価なグラフィックボードをご使用されていると思います。
また、3D映像を使用するゲームをプレイされている場合、CPUやハードディスク、そしてグラフィックボードの熱暴走対策を実施されていると思います。
しかし、多くの対策は空冷式によるものです。
空冷式の場合、使用環境(室温)の影響を受けるため、室内が高温となる夏場など非常に苦労されているはずです。
一部ユーザーでは、CPUやハードディスクを水冷式の冷却ユニットで温度管理してる場合がありますが、グラフィックボード用の水冷式ユニットは少ないです。
また、水冷ユニットは基本的に大型になり設置スペースの問題があります。
かつては水冷ユニットは高価で取り扱いも難しかった
嘗て、水冷ユニットはCPUおよびハードディスクが主流でした。
しかし、グラフィックボード自体の性能が向上したため、大容量のデータ処理を行うことが可能となったものの、データ処理の際に発生する熱量も増加しています。
そもそも、パソコン内で発生する熱は電子部品自体を破損する訳ではなく、高熱になった際にハンダを溶融させてしまい為、接触不良などの不具合に至ります。
空冷式の場合、外部から冷たい空気を取り入れ、排熱すればいいのですがケース自体の構造から排熱が上手くされない場合があります。
その点、水冷ユニットの場合、冷却水を用い冷却対象部に設置する冷却部で熱交換を行っています。
熱自体は、冷却水によりパソコン外部に持ち出されるため、効率よく目的の部分を冷却することが可能です。
10年ほど前は水冷ユニットは非常に高価であり、取り扱いが難しいものでした。
また、当時はグラフィックボードの冷却も販売されていませんでした。
現在はグラフィックボード用水冷ユニットも小型化され安価になってきた
しかし、現在は簡易水冷ユニットやグラフィックボード用の水冷ユニットも販売されており、大きさも小型化され価格も安くなっています。
また、昨年にはCPUとグラフィックボードを同時に1台の冷却ユニットで温度管理するパソコン自体が販売されています。
現在の簡易水冷ユニットは取り扱いもし易くなっていますし、熱対策効果も向上しています。
特にネットゲームをされるユーザーにとって、水冷ユニットが安価に購入できれば、安心してゲームをプレイ出来ます。
意外にグラフィックボードが熱暴走すると、ゲーム中にキャラクターが変な動きをしてしまいます。
快適なゲーム環境を手に入れたい方は水冷ユニットは掻かせないものです。
高性能パソコンなら水冷がおすすめ
筆者自身は、嘗てネットゲームに熱中し水冷ユニットの導入を検討したことがあります。
しかし、検討した当時は価格が非常に高く、取り扱いも難しいため断念しました。
断念した結果、グラフィックボード出はなくマザーボードが損傷してしまった経験があります。
マザーボードの損傷は致命的で、パソコンを起動することが出来ない状態でした。
結局、マザーボードを交換し、全て再セットアップした経験があります。
今現在、再度デスクトップパソコンを自作使用と考えておりますが、次回製作する場合は簡易水冷ユニットをCPUそしてグラフィックボードに導入することを検討しています。
もし、高性能なパソコンで空冷式の場合は直ぐに水冷化することをオススメします。
水冷ユニット搭載PCの購入もおすすめ
以前は水冷式の場合、冷媒が漏れた際にパソコンが壊れると言われていましたが、現在の水冷ユニットは取り扱いし易く改善されていますので気にする必要はないと思います。
また、水冷式のネットゲーム用パソコンが欲しいという方、現在では水冷式ユニットを使用したデスクトップパソコンが17万円程度で買えてしまいますので、そちらを購入し、グラフィックボードを交換した方がいいと思います。
大体20万円もあれば、高性能なグラフィックボードを搭載し、水冷ユニットで温度管理できるパソコンになると考えます。