パソコンそのものと言っても過言ではないマザーボードについて説明します
「マザーボード」とは、いったいなんでしょうか?
これに即、回答できる方はどれくらいいるのでしょうか?
と、ふと私は思いました。
皆さんは「マザーボード」と聞いて頭に浮かびますか?
イメージできますか?
私はわかります。
パソコンの詳しい方や、自作するのが趣味の方なら当然知っていますね。
そんな「マザーボード」について、お話ししたいと思います。
パソコンの中身
パソコンをお持ちの方、パソコンの中身見たことありますか?
最近ではパソコンのタイプも様々ですね。
従来からのデスクトップ、ノート型を筆頭にタブレット端末であるとかスマートフォンも広義の意味ではパソコンとなります。
近年はノートパソコンの所有率のほうが多いのでしょうか?
私も現在、自宅ではノートパソコンとタブレット端末しか保有しておりません。
少し以前であれば、デスクトップパソコンは2,3台所有していましたが、デスクトップパソコンは固定的にスペースを確保する必要があるため、持ち運びが便利で作業場所を選ばないノートパソコンに徐々にシフトしていきました。
ですが、最近やはりデスクトップパソコンも必要かなと考えております。
と言いますのも、動画編集や画像編集、音楽製作などの作業を行いたい時には、やはりそれなりのスペックを備えたデスクトップパソコンのほうがストレスなく作業を行うことができるからです。
私の本職はシステムエンジニアですがアプリケーションの開発やインターネットの閲覧、メールなどの用途ではノートパソコンで充分ですが、動画編集などの重い作業にはデスクトップパソコンには、かないませんね。
デスクトップパソコンのもうひとつの特徴としては、汎用性があります。
自分でパーツを交換することにより、マシンパワーを上げることができるのです。
私もパソコンのcpuを変えたり、メモリを増設したりなど、パソコンのパワーアップとメンテナンスなどを行ってきました。
これらのパーツを設置する基盤のことを「マザーボード」と言います。
マザーボードとは?
「マザーボード」とは、パソコン(コンピュータ)で利用される、パーツ(電子装置)を構成するための主要な電子回路基板と定義されています。
簡単に言うと『パソコンの中心となる板』の事です。
電気配線の施された板(基板)に、パソコンの各パーツを取り付けるための専用のはめ込み部分が付いているんです。
この「マザーボード」に各パーツが取り付けられ、それがケースに収まっているものものがパソコンというものなんですね。
つまりマザーボードはパソコンの本体となるものですね。
呼び名としては、「マザーボード」の他、MB、MBU、M/B、マザボ、母板、プレナーボード、システムボード、ロジックボードなどと様々な呼び方がされています。
マザーボードはパッと見、かなり複雑そうに見えますが実際、使い手が気にする所は、基本的に各パーツの取り付け口だけと思ってもらってかまいません。
パーツに応じた位置にパーツを正しくはめれば、パーツの増設や交換が出来るということなんです。
仕組みやパーツのことを少しだけ覚えれば、比較的簡単に誰でもカスタマイズすることが出来るんです。
マザーボードの役割
マザーボード自体は、パソコンの性能には大きく影響してないんです。
しかしマザーボードは重要な役割を当然果たしています。
パソコンのグレードアップを検討していて新しい技術や高性能なパーツを取り入れたいとしてもマザーボードがそれに対応していなければ取り付けること自体が出来ません。
つまりマザーボードは、パソコンの最大性能、拡張性や将来性などを決定しているものなんですね。
マザーボードはパソコンの本体となり、全てのパーツが取り付けられるものですから、マザーボード自体を簡単に交換する事は出来ないんです。
マザーボードの性能とは?
マザーボードの性能とは、どんなパーツに対応しているかということになります。
最新のパーツに対応しているほど将来性があるということになります。
例えばあなたが求めているスペックのパソコンにするために、マザーボード本体やパーツを総入れ替えすることになった場合、早い話が新品を購入してしまったほうがいいということになりますね。
構成部品
主な構成部品としては以下のようなものがあります。
基板によっては搭載されていないものもります。
メモリソケット
メモリをはめ込むためのパーツです。
こちらも規格確認が必要です。
ATX電源コネクタ
マザーボード本体に電源を供給するための差込口となります。
バッテリー
BIOSの設定値を保持するためや、時計を動作させるために必要です。
チップセット
マザーボードの性能を左右する部品です。
接続されているハードウェアや、グラフィック、サウンドなどを制御します。
CPUソケット
CPUをはめ込むためのパーツです。
はめ込む際には規格にあっているか確認する必要があります。
この規格にあっていないものは使えません。
スピーカー
ビープ音を鳴らすためのパソコンのスピーカーです。
IDEコネクタ/SATAコネクタ
IDEやSATAなどのドライブ用ケーブルを接続するためのコネクタです。
ハードディスクなどを接続することも可能です。
PCIスロット
拡張用のカードを差し込むことで様々な機能を増やすことが出来るスロットとなります。
パソコンの汎用性を広げるものとなります。
PCI Expressスロット
拡張用のカードやビデオカードを接続するスロット。
このビデオカードによって出力される画像の綺麗さが格段に変わります。
AGPスロット
ビデオカードを接続するスロットです。
こちらは、現在のパソコンではほぼ搭載されていません。
CPU及びチップセット
CPUは記憶装置上にあるプログラムと呼ばれる命令列を順に読み込んで解釈・実行することで情報の加工を行います。
コンピュータの肝となるパーツです。
このCPUによってコンピュータの処理速度が変わってきます。
拡張スロット(PCI Expressポート、PCI)
拡張カード、または拡張アダプターを装着するためのスロットとなります。
拡張カードとは機能を拡張するための小型のプリント基板を内蔵したカードのことです。
デスクトップパソコンの多くには、マザーボード上に拡張バス(拡張スロット)があり、そこに拡張カードを装着できるようになっています。
マザーボードの規格
マザーボードの規格としては以下のものがあります。
- AT (Advanced Technology)
- ATX (Advanced Technology eXtended)
- BTX (Balanced Technology eXtended)
- DTX
- LPX (Low Profile extensions)
- Mini-ITX
- NLX
- WTX
自作パソコンのおすすめ
上記のようにマザーボードについての詳細まで踏み込んでみました。
ひとつひとつのパーツをみつめてみれば、それほど難しいことでもないんです。
適合したパーツ、利用できるかどうかを調べ、しかるべき場所にしかるべきパーツを設置すれば動くはずです。
私もこれまで、ほんの数台ですがパソコンを自作したことがありますが意外と楽しいんですよ。
やはり自分で組んでみたパソコンは思いが違いますから。
機械があれば、ぜひチャレンジして頂きたいと思います。
まとめ
パソコンというものは、いくつものパーツが組み合わさって成り立っています。
それをまとめるのが「マザーボード」の役割というのは理解して頂けたかと思います。
細かいところで言うと、それぞれのパーツにはそれぞれの専門業者がいます。
そしてハードだけでなく、パソコンが機能するにはソフトウェアも必要となります。
パソコンというのは、パーツの選択によって性能に大きな違いが生じます。
まさに知識と技術の統合したマシンなんです。
これからも更に発展するでしょう。