GEFORCE RTX2080の魅力や注意点を紹介!
グラボを愛用している方たちの間で期待されていた『GEFORCE RTX2080』が、遂に発売されました。
しかし、グラボは値段が高い事から、購入するのに躊躇(ちゅうちょ)している方も多いでしょう。
そこで、GEFORCE RTX2080の魅力や注意点などについて紹介するので、本製品を詳しく知りたい方は参考にしてみて下さい。
グラボ RTX2080の新機能
本製品には、新機能となる『レイトレーシング』や『DLSS』などが搭載されました。
この新機能は、ゲームを好きな方たちにとって重要な機能となるので、詳しく紹介しましょう。
レイトレーシング
レイトレーシングは、光の反射と屈折を計算して、光を当てられた人物や物がリアルな陰影を表す事ができる『映像技術』の一つです。
このレイトレーシングがある事によって、今まで不可能だった映像表現が可能となるので、リアルな3DCGのゲームをしたい方には魅力的な機能になります。
現在では『METRO EXODUS』や『ファイナルファンタジーXV』などのゲームが、レイトレーシングに対応できるゲームが発表されているので、リアルなゲームが好きな方には、本製品はおすすめです。
DLSS
DLSSは、アンチエイリアス処理が可能になる機能で、ギザギザに見えてしまう部分を滑らかにしてくれます。
本来であれば、このような機能を働かそうとしたら、機械に負担をかけてしまうのです。
しかし、本製品のDLSSは、効率よく、ギザギザに見えるものをなめらかにしてくれるのです。
さらに『ファイナルファンタジーXV』や『ARK: Survival Evolved』などは、DLSSに対応する予定なので、これらのゲームを購入しようと考えている方は、本製品を検討してみる価値があります。
GEFORCE RTX2080の性能
本製品は、新機能を追加しただけではなく、優れた性能を誇ったグラボです。
それでは、どのような性能になっているのか紹介するので、確認してみて下さい。
メモリ容量
パソコンをしている方であれば分かるかと思いますが、パソコンにメモリがあるように、グラボにもメモリがあります。
グラボのメモリ容量がもしも足りなかったら、画像や映像などを滑らかに表示する事が難しいです。
ところが、本製品のメモリ容量は、8GBもあります。
これほどの容量があれば、リアルな3DCGでも、あまり途切れないように表示する事が可能です(ゲームの種類によっては違いがあるので注意)。
メモリ速度
グラボは様々な機種があって、その中でも愛用者が多い事で知られている『GEFORCE GTX1080』です。
このGEFORCE GTX1080は、メモリ速度が10Gbpsになりますが、GEFORCE RTX2080のメモリ速度は14Gbpsになります。
メモリ速度が早くなっていれば、容量の多いゲームでも遊びやすくなるので、メモリ速度まで優れているのは、本製品の大きな魅力です。
冷却性能
グラボは、その特殊な構造から、熱がこもりやすくなっていました。
そのため、グラボを長時間にわたって稼働させる事によって、故障する事も珍しくはありません。
そこで、本製品は外排気タイプではなくデュアルファンによる『直下吹き付け型内廃棄』を採用する事にしました。
この採用によって、機械の内部であまり熱がこもらなくなって、本製品は耐久性がアップしました。
耐久性がアップすれば、短期間で値段の高いグラボへ買い換える必要がありません。
そのため、長い間に渡って利用できるグラボを探している方にも、本製品はおすすめです。
静音性
冷却機能をアップさせても、熱を冷ますために音が大きくなってしまえば、ゲームに集中する事ができないでしょう。
それでは、本製品はどうなっているのかと言えば、2つのファンが採用されていて、ブレートの数が13枚もある事から、それほど音を出さなくても熱を冷ます事が可能になっています。
ブレードの数が13枚もあったら、サイズが大きくなっているように感じるかもしれません。
ところが、本製品のブレードの向きは斜めになっていて、ブレード同士が重ならないようになってる事から、ブレード同士の隙間は短くなっているのです。
そのため、サイズはそれほど大きくなっていないので、セットしやすくなっています。
GEFORCE RTX2080のデザイン性
グラボが好きな方たちの中には、製品のデザインにもこだわりたい方はいるでしょう。
本製品は、全体的にブラックとシルバーのツートンカラーになっていて、落ち着いたデザインになっているのです。
さらに、2つのファンは左右に1つずつ設置されている事から、少しスピーカーのようなデザインにもなっています。
そして、本製品の中央部分には『RTX 2080』というロゴが描かれているので、デザインにこだわりたい方には満足しやすい機種になっています。
GEFORCE RTX2080の注意点
本製品は、魅力的なポイントが多いグラボですが、いくつか注意すべきポイントがあります。
その注意点を把握しないで購入したら、現時点では後悔する可能性もあるので、詳しく解説していきましょう。
性能の差
RTX2080は、GTX 1080に比べたら性能が優れているポイントはいくつかありますが、RTX 2808TiやGTX1080 Tiに比べたら劣っているポイントがいくつもあるので注意しなければいけません。
実際に、RTX 2080TiやGTX1080 Tiなどのメモリ容量は11GBもって、RTX 2080よりも3GBも多くなっているのです。
そのため、RTX2080はトップクラスのグラボとは言えないので、少しでも性能が高くなっているグラボを探している場合には本製品を購入するべきか、慎重に検討したほうが良いです。
対応しているタイトルの数
本製品は、レイトレーシングやDLSSなどの新機能が追加されましたが、この2つの機能に対応しているゲームは少ないのが現状です。
対応可能となっている事を発表しているゲームは、これから次々に発売されていきますが、現時点では新機能を楽しめない事は覚えておいたほうが良いです。
実際に本体の機能が優れていても、ゲームの数が少なければ意味がありません。
以前にも『PC-FX』というゲームの本体機種が販売された事がありましたが、発売されるゲームの数が少なくて、多くのゲーマーを失望させた事もあるので注意しなければいけません。
このPC-FXは、PlayStationやセガサターンと同じ時期に発売された事もあって、どのような競争が展開されていくのか、注目されていました。
しかし、魅力的なゲームが少ない事から、その競争に勝ち抜いたPlayStationだけが、現在でも多くのゲーマーたちに利用されているのです。
そのため、本製品の新機能に対応しているゲームが増えていくかどうかは、多くのゲーマーたちに支持される必要があるので、もう少し状況を見守ってから購入してみるのも悪くはありません。
まとめ
GEFORCE RTX2080は、グラボの中ではトップクラスの性能という訳ではありませんが、レイトレーシングやDLSSなどの新機能が追加されています。
そのため、高性能なグラボを探している方でも、本製品を検討してみる価値があります。
ただし、本製品の新機能に対応可能になっているゲームは、これから発売されていくので、すぐには新機能を楽しめる訳ではないので注意して下さい。