IT大国・台湾のベストなマザーボードメーカーBIG3
台湾はIT大国、パソコンで最も大切な電子回路基板マザーボードのシェアでは台湾企業が世界のシェア90%ほどをしめています。
台湾のマザーボードメーカーBIG3であるASUS・GIGABYTE・ASRockの概要とそれぞれの特徴を紹介します。
いずれのメーカーも日本でのマザーボード売上で人気が高く信頼性の高いブランドです。
世界NO1のマザーボードメーカー・ASUS
マザーボードの生産量が世界一のASUSは世界のシェアの約40%、つまり世界のパソコンの3台のうち1台はASUSのマザーボードを使っていることになります。
世界一のメーカーだから、ASUSのマザーボードは多くの人のニーズに応えるためにわかりやすい設計で信頼性の高いのが特徴です。
日本語のマニュアルはもちろん公式ホームページ(日本語対応)も充実しています。
パソコン自作の初心者でも組み立て易くて安心ですね。
パソコン上級者には、自作パソコンの醍醐味のオーバークロッキング機能が充実した上位機種が信頼性高い安定稼働で好評です。
ASUSはビギナーからベテランまでの多くの人におすすめできる、いわばマザーボード界の優等生です。
マニュアルや公式ホームページといったASUSの公式情報の他にも、日本でユーザーが多くパソコン雑誌などの自作特集で取り上げられることも多いので、情報が多いのがうれしいですね。
もちろんインターネット上でもパソコン自作派のサイトで数多くの自作例が掲載されていて情報が多いので安心です。
またAndroidOSの開発元GoogleのスマホNexusを生産していることでも有名です。
余談ですが、ASUSは長い間、「エーサス」とか「アサス」と読む人もいましたが、正式には「エイスース」と読みます。
DualBIOS機能が安心、GIGABYTE
GIGABYTEはASUSに次ぐ世界第2位のマザーボードメーカー。
先進のDualBIOS機能などを早くから取り入れるなど、システムの堅牢性が高く評価されています。
パソコンの場合、Windowsなどのオペレーティングシステムが起動する前に、BIOSというプログラムが実行されますが、このBIOSにエラーが生じるとパソコンは起動できなくなります。
GIGABYTEのDualBIOS機能はBIOSエラーをマザーボードが感知するとバックアップBIOSがメインBIOSの代わりに機能するというものです。
この復旧作業は全自動化されているのでユーザーが操作する必要はありません。
BIOSのアップデートや設定変更を自分でおこなうというパソコン中・上級者はもちろん、ウイルスのBIOS攻撃にも備えることができるので初心者にもおすすめの頼もしい機能です。
ローコストで自作したい人におすすめASRock
ASRockは2002年に設立された台湾のマザーボードメーカーです。
後発メーカーながら急速にシェアを伸ばし現在はシェア第3位のマザーボードメーカーです。
他のメーカーが取り入れないユニークで奇抜な機能を加えることも多いことから、パソコン自作派からは愛情と敬意を込めて”変態メーカー”といわれることもあります。
マニュアル等の日本語対応が不十分なこともあるのでパソコン自作初心者にはあまりおすすめできませんが、低価格で信頼性が高いので中・上級者におすすめのマザーボードメーカーです。
特にゲーマーに人気が高く、2015年にはゲーミングシリーズブランドを投入しています。
まとめ
台湾のマザーボードメーカーで実力も人気も高いASUS・GIGABYTE・ASRockの概要を紹介してきました。
ASUSとGIGABYTEはパソコン自作の初心者をはじめとして、ゲーマー、オーバークロッキングユーザーの中・上級者まで多くの人におすすめです。
ASRockはパソコン自作に自信のある人におすすめします。
中古マザーボードの購入を検討している人には、流通量が多いこと、およびインターネット上での情報が豊富な事からASUSのマザーボードをおすすめします。