意外と怖い、マザーボードの電池切れ問題

マザーボード

MSI Intel Z170搭載 第6世代Core i7(LGA1151)対応 RGB LED搭載 ATX ゲーミングマザーボード MB3574 Z170A GAMING PRO CARBON

みなさん、マザーボードを眺めてみると、ボタン電池が基板に乗っている姿がわかると思います。

普段、電卓やリモコンの電源として使われることの多いボタン電池ですが、なぜパソコンのマザーボードに乗っているのでしょうか。

じつはこの電池大切な役割を持っていて、電池が切れてしまうと結構大きな問題になってしまうんです。



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そもそも、ボタン電池は何をしているの?

普段当たり前に使っているパソコンなので、あまり気にしないことですが、コンピュータの基本的な知識を再確認。

電源につながっていないと、プログラムは動作せず、メモリのデータは消えてしまいます。

マザーボードの大事な機能として、時計機能があります。

普段OSで時計の設定を変えたりしていますが、時計機能はOSの機能?という感じもしますが、OSはパソコンに電源が入っているときしか動きません。

でもOSを落としてシャットダウン状態でも時計は、正確に時を刻んでくれています。

この時計の制御はマザーボードが行っていて、パソコンが起動していない時もきちんと動作しています。

更にデスクトップパソコンの位置を変えるために電源を引っこ抜いても、ノートパソコンのバッテリーがなくなっても時計は狂いません。

そうした状態になっても、ボタン電池が電力を供給しているので、時計は正確に動作しているのです。



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では、電池が切れるとどうなるの?

時計の電池が切れてしまった場合、マザーボードによっては電源を入れたときに日時を入力されるものもありますし、おかしな時間のままOSが立ち上がるかもしれません。

最近のパソコンは、更新プログラムや、最新ウイルス定義ファイルの確認を行うために、時計情報が使われています。

そのため、おかしいままパソコンを使い続けると、パソコンが不安定になることが考えられます。

しかし、インターネットにつながっていると電波時計のように自動的に時刻の修正をしてくれる機能が働くので、実はそこまで大きな影響はないかもしれません。

時計以外に気にすべき機能が実はもう一つあるのです。

マザーボードの動作が狂ってしまう可能性も…

実はもう一つ「マザーボード(BIOS)の設定を保存しておく」、という大切な機能にボタン電池は使用されています。

みなさんは、パソコンが起動するときに特定のボタンを押して入ることができる、BIOS設定画面を見たことはありますか?

マザーボードの種類にもよりますが、CPUの動作スピードを調整したり、Wifi機能をオン・オフする機能など、マザーボードの上にあるいろいろなデバイスの設定をすることができます。

その設定情報を保存しているのもこのボタン電池です…昔のファミコンカセットのセーブデータを保存している仕組みと同じ仕組みです。

メモリの中身は電気が通っていると同じ情報が保存されますが、電気が通らなくなると、どんな情報に変わるかわかりません。

そのため、BIOSプログラムの想定外の情報になっている場合、BIOSプログラムの動作がバグる可能性も考えられます。

パソコンをずっと未使用のまま放置しない

設定情報が消えた場合は、起動時にプログラムのチェックにひっかかり、デフォルト設定になるはずです。

しかし、電池がなくなった場合はランダムなデータになるので、おかしくなる可能性は排除できません。

定期的に起動させてきちんとメンテナンスしていれば電池切れになりにくいので、使わず放置してあるパソコンも定期的に起動してメンテナンスすることがおすすめです。

どうしても、電池が切れてしまった場合は、BIOSの設定画面に入って設定をデフォルト設定に手動で治しましょう。

まとめ

私も会社でパソコンの管理をしていた時、長期間使用していないパソコンでBIOSの設定が飛んで動作が不安定になった経験があります。

その時は、BIOSの設定画面で手動で設定をデフォルト状態にすると安定するようになりました。

パソコンを長期間使わない場合は、マザーボードで頑張っている電池のことを思い出してたまには電源を入れるようにしてみてください。







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