PSO2を快適に遊ぶために必要なグラボのスペックはどのくらい?PSO2を快適に遊ぶために必要なグラボのスペックはどのくらい?
PSO2のPC版は、設定1から6まで6段階の画質設定があります。
そのため少し古い非力な処理能力のPCでも意外と遊べるのが特徴の一つです。
ですが、どうせ遊ぶなら綺麗な画質で快適に遊びたいのが人の性。
筆者自身もPSO2はそれなりに遊ぶことが多いタイトルですが、いくら処理が軽くなると言っても多少の画質は確保したいのが本音です。
今回は、そういった「画質を確保しつつ快適に遊べるグラボ」についてまとめました。
既にPCがある人はベンチマークをしてみよう
PSO2ではその他のオンラインゲームと同様に、自分のPCでどの程度ゲームが遊べるかを判断できるベンチマークが配信されています。
PSO2の公式HPから無料でDLすることができ、簡易的な画質設定の変更と、使っているPCでPSO2がどの程度動作するかのチェックを行う事が出来ます。
ベンチマークのスコアは5,000以上から「快適に遊べる」旨が表示されますが、実プレイの範囲ではスコア5,000では快適さはそれほどなく、実際にPSO2で遊んでいるユーザー間では次のようなスコアの目安がよく使われます。
5,000未満:設定を調整もしくは下げた方がいい5,000以上10,000未満:動作は比較的安定するが時折カクついたりする10,000以上:ほぼ快適に動作するベンチマークのスコアは以上のような目安で考えられる事が多いです。
特にPC版の場合には裏で動画を見たり、音楽を聴いたりするのが珍しくないため、スコアは10,000以上を目標にすることが多いです。
ちなみにPSO2のベンチマークソフトは、キャラクタークリエイトの体験版も兼ねています。
ゲームを始める前に自分のキャラクターを作って保存しておくことが出来る他、ベンチマーク用のムービー中に動くキャラクターに適応する事も出来るため「自分のキャラクターは実際のゲーム内ではどんな感じになるのだろう?」と気になる人にもおすすめです。
ベンチマークを使う時の注意点
PSO2のベンチマークを使う際の注意点として、PSO2本体を遊ぶときと比べるとベンチマークではCPUの性能に対する依存度がかなり高くなっている傾向があります。
時にはCPUを上位のものに変更したらベンチマーク上のスコアが10,000~15,000増える事もあります。
実プレイではこの結果に反してCPUへの依存度は低めで、Core i5程度でも十分プレイする事が出来ます。
また、ベンチマークではFPSが無制限に設定されていますが、実プレイではFPSを30や60に制限する事も出来るなど、負荷を軽減するためにより細かな設定が出来ます。
そのため、細かい設定をすべて行う気ならスコアが多少低くても遊べます。
ただし、その場合はPSO2を遊んでいる間グラボがフルパワーで動き続けることになるため、冷却方法などをしっかり考える必要がある他、プレイヤーが密集しているエリアやエフェクトの多いエリアに行くとカク付く可能性があります。
設定6でも快適に遊べるグラボの目安は?
PSO2で利用できる画質設定の中で、最も高画質なのは設定6です。
当然設定5以下よりも高いスペックが要求されますが、それでも他のオンラインゲームと比べると要求スペックは低めなのが特徴です。
また、オンラインゲームの常としてnVidia製品に最適化されています。
そのためRadeonのグラボを使っていると、グラボの性能よりも低いスコアになる傾向があります。
現時点でおすすめなのはnVidiaのGTX9xxシリーズかGTX10xxシリーズがおすすめです。
ただし、nVidiaのGTX1080や1070といった非常に高いスペックを持つグラボはPSO2では性能を持て余し気味になることが多いです。
PSO2は設定6にしてメインで遊ぶけど他のタイトルは画質を少し下げるよ、という人はミドルエンド~ハイクラス向けの製品でも十分快適に遊ぶことが出来ます。
PSO2を設定6で快適に遊ぶなら「Geforce GTX1050Ti」
今からPSO2を遊ぶためのPCを組む、もしくは新しいグラボを導入するという場合ならGeforce GTX1050Tiがおすすめです。
20,000円台と比較的安価、メモリも4GB搭載、サイズも比較的コンパクトなためPCケース内の空きスペースが気になる人も安心して導入出来ます。
性能面も申し分なく、PSO2以外のタイトルでも画質の設定こそ必要な物の比較的幅広く楽しむことが出来ます。
コストと性能が良い具合に釣り合っているためおすすめのグラボです。
購入時の注意点として、補助電源不要を謳ってはいるもののメーカーオリジナルの製品によっては補助電源6ピンなどが必要になる事があります。
購入前によく確認するのがおすすめです。
PC全体の構成によって多少変動するものの、PSO2の設定6にした場合のスコアは概ね20,000~22,000程度になることが多いです。
PSO2を設定6で快適に遊ぶなら「Radeon RX470」
PSO2はnVidiaに最適化されているため、Radeonのグラボはあまりおすすめではありませんが、どうしてもRadeonで設定6にしたい!
という人にはRX470がおすすめです。
上位製品であるRX480と比べると9~8割程度の価格で、消費電力も抑えられ、性能も9割程度と全体的に手に取りやすくなっています。
購入時の注意点は、RX470は搭載メモリの量が4GBの物と8GBの物の2種類があるため、搭載メモリを気にする人は要注意です。
また、nVidiaのグラボからRadeonのグラボに変更したときは、古いドライバの残滓が残っていて不具合を起こすことがあります。
事前にドライバの削除ツールなどを利用してしっかりと削除するのがおすすめです。
PSO2で設定6にした場合のスコアは22,000~24,000程度になることが多いです。
設定5以下で遊ぶ場合のグラボの目安は?
設定5以下で遊ぶ場合には、グラボの選択肢はかなり広がります。
代表的な所では後述するGTX750Tiをはじめ、GTX950などがあり、いずれも価格は安いもので10,000円前後、高い物でも20,000円以内で購入できるものが大半です。
RadeonのグラボはPSO2とは相性が良くないため少し必要なスペックが上がるため少し割高になりますが、それでも現行の主流製品のミドルクラス程度で快適に動作させる事が出来ます。
設定3ともなると更に低スペックのグラボでも動作しますが、そこまで行ってしまうと今度は古すぎて手に入らない事も多いため、ここでは設定5で快適に動作するものを主に紹介します。
設定5以下で遊ぶなら「Geforce GTX750Ti」
他のオンラインゲームでは必須動作環境に位置することが多くなってきているGTX750Tiですが、PSO2ではまだまだ現役で使う事が出来ます。
設定5以下なら実プレイでほぼ問題なく動作します。
設定6では快適に動作させるためには少しスペックが足りないため、多人数が集まるクエストやロビーではガクつく可能性がありますが、スクリーンショットを撮ったりという範囲であれば、一時的に設定6で動作させるのも行えます。
このグラボ自体の価格が10,000円前後から買えるため、ローコストで導入出来るのも魅力の一つですが、消費電力が60W程度と非常に少ないため電源ユニットに余裕がない人でも比較的楽に導入出来るのが大きなメリットです。
PSO2の画質設定を5にした場合のスコアは大体20,000~25,000程度、設定6では7,000~8,000程度になることが多いです。
設定5以下で遊ぶなら「Radeon RX460」
RadeonのグラボでPSO2を楽しみたいなら、候補は色々ありますが今から交換する気なら、RX460がおすすめです。
価格は10,000~15,000円台が多く、PSO2との相性が良いとは決して言えないものの、それでも設定5以下で動かす分には十分なスペックがあります。
設定6では快適な動作こそ難しいものの、こちらもGTX750Tiと同様にスクリーンショットの撮影など、一時的な設定6には十分対応できる程度の余裕があります。
あくまでもRadeon製品にこだわりたい人や、Directx12やVulkanに対応したゲームも遊ぶ予定がある人、MinecraftなどRadeonのグラボを相性のいいゲームを遊ぶ人にはこちらもおすすめです。
PSO2の画質設定を5にした場合のスコアは大体20,000~23,000程度、設定6では6,000~7,500程度になることが多いです。
まとめ
PSO2のみを快適に遊びたいのであれば、グラボは断然「Geforce GTX1050Ti」がおすすめです。
ゲームとの相性もよく、PSO2など軽めのゲームには十分なスペックもあり、価格も抑え目と今後グラボを交換する予定の人にとってはかなり「良い位置」にある製品かなと思います。
他のタイトルに触れる予定があるのなら、少し奮発してGTX1060にしてみるのもおすすめです。
「いや、自分はあくまでもRadeonを使いたいんだ」という人は多少価格は高いですが、RX470かRX480が性能的な余裕もあるのでおすすめです。