オンボードの端子が壊れてもグラフィックボードを増設する!
グラフィクボードを増設するのは、ネットゲームのプレイや高画質なネット動画の視聴などにおいてメリットがあるわけではありません。
むしろ、オンボードの出力端子が壊れた際も効果を発揮します。
意外に、ケーブルを接続端子は破損し易いです。
そこで今回は、グラフィックボードでパソコンを安く修理する方法を説明します。
普通に修理すると意外に手間とお金が!
そもそも、マザーボードに搭載されている画像処理回路をオンボードと呼びます。
オンボードも性能はどうであれ、基本的にはグラフィクボードと同じです。
マザーボードに搭載されたCPUとメモリで画像処理を行い、ディスプレイに映像を出力します。
実は、オンボードが壊れた場合、手間とお金が掛かります。
ズバリ、専門店に持ち込むとマザーボードの交換やら作業工賃、OSの再インストールなどが発生するため、安いパソコンが買えたりします。
今では、Windows10を搭載したモバイルパソコンが30,000円程度で購入可能であり、同等の費用が掛かります。
実際に、自分で修理してもマザーボードの購入費用やOSの再インストールに手間が掛かります。
特にOSの再インストールはMicrosoftに連絡をする必要もあり、マザーボードからの交換はおすすめしません。
そこで、簡単なのがグラフィックボードの増設です。
グラフィクボードの増設なら安い!
オンボードの出力端子で不調が確認されたら、グラフィックボードで別の出力端子を設けるだけです。
しかも、従来はオンボードの端子で問題ないユーザーには、安いグラフィックボードで十分です。
ズバリ、性能にこだわらないのであれば、5,000円以下で購入でき、パソコンの修理が出来ることになります。
安いものでは、3,000円台で購入できるので、専門ショップに修理依頼をするよりは、圧倒的に費用が安く済みます。
また、作業方法も至って簡単であり、パソコンの本体ケースを開けて、スロットにグラフィックボードを接続するだけです。
しかし、この方法には時間との勝負があります。
増設するならオンボードの不調が確認された時点で!
実は、オンボードの端子が完全に壊れる前にグラフィックボードを増設する必要があります。
基本的にグラフィックボードは、マザーボードに接続して修理完了と言うわけではありません。
専用ドライバーのインストールや最悪の場合はBIOS設定を行う必要があります。
そのため、画面が完全に映らなくなった時点では手遅れになります。
そこで、映像が乱れたり、ノイズが入ったりした時点でグラフィックボードの増設をする必要があります。
画面が真っ暗の状態では、基本的に作業が出来ません。
こうなると専門店でも修理が出来ず、マザーボードの交換からOSの再インストールになりますので、異変に気付いた時点で対応することをおすすめします。
増設でスペックアップ!
実際にオンボードが不調になり、グラフィックボードを増設した場合、修理代が安く済むほかにスペックアップもします。
安いグラフィックボードでも近年は、YouTubeなどで高画質な動画を視聴できるレベルなので安く修理できた上、性能もアップしたとお得感を得ることが出来ます。
また、グラフィックボードの場合、調子が悪くなった場合には事前に交換することも可能です。
そのため、パソコン自体の買い替え周期も長くなるのでトータル的に見れば、非常にメリットがあるものと考えます。
まとめ
筆者自身、オンボードの出力端子で不具合が発生し、グラフィックボードを増設して修理したことがあります。
当時使用していたパソコンは、自作品だったので自分でトラブルシューティングするしかありませんでした。
そこで、グラフィックボードを増設して、間一髪といった経験があります。
その点から見れば、最初から安いグラフィックボードを増設して使用する方法もアリだと考えます。
オンボードが生きていれば修理可能です。