メーカー別グラフィックボードのおすすめモデルとその特徴
グラフィックボードを色々なメーカーが製造販売しています。
ただしどの製品もコアになるGPUは共通しています。
そのためグラフィックボード選びはとても難しいと言われています。
一概にどのメーカーが優れているということはなくそれぞれのメーカーにはそれぞれの特徴があります。
今回は各メーカーのGTX10シリーズ製品の中からおすすめのモデルとその特徴についてお話ししたいと思います。
ASUS
ASUSは台湾に本社を置くメーカーでパソコンやスマホ、タブレットからパソコンパーツなど多くの製品を製造販売しています。
パソコンの自作経験がない方でも一度は耳にしたことのあるメーカーではないでしょうか。
ASUSのパソコンパーツは、マザーボードやグラフィックボードがメインとなります。
どちらも品質も良く、サポート体制もしっかりと整っていますのでおすすめのメーカーといえます。
DUAL-GTX1050TI-4G [PCIExp 4GB]¥18,889~¥21,141
GTX1050はGTX10シリーズの中でもっとも安価なモデルです。
本製品の特徴は、防塵ファンを搭載する高耐久なモデルとなっていることです。
グラフィックボードは比較的高温にやりやすいためファンを搭載し設置部屋の空気を吸い込み冷却を行なっています。
この製品にはファンが2つ搭載されておりしっかりと冷却できるようになっています。
またファンは、防塵ファンとなっており埃の多い環境でも長期間使用できるようになっています。
ROG STRIX-GTX1060-O6G-GAMING [PCIExp 6GB]¥34,897~¥44,128
ASUSのパソコンパーツにはゲーマー向けの製品である「ROGシリーズ」があります。
本製品はGTX1060を搭載したROGシリーズのグラフィックボードです。
ゲーム用途向けのためトリプルファン構成となっておりさらにはヒートパイプをGPUの密着させた設計となっていることで効率的に冷却をすることができます。
また、GPUの温度によって風圧を倍にしたりファンを停止することができる独自ファンを搭載しています。
ハードウェアモニタとOCツールの「GPU Tweak II」とゲーム配信ツールの「XSplit Gamecaster」が付属しておりまさしくゲーマー向けのグラフィックボードとなっています
ROG STRIX-GTX1070-O8G-GAMING [PCIExp 8GB]¥52,950~¥71,700
本製品もROGシリーズとなっており、GTX1070を搭載しております。
GTX1070はGTX1060と性能自体は拮抗していますが、本製品はメモリを8GB搭載しておりハイエンドよりのモデルとなっています。
この製品もヒートパイプをGPUに密着させたトリプルファン構成となっています。
この構成とすることで熱の移動効率が上昇し通常のファン設計と比べて冷却性能は30パーセント向上しています。
さらには、高負荷時でも優れた静音性能を発揮しファンの音に気を取られずにゲームを楽しむことができます。
ROG STRIX-GTX1080-O8G-GAMING [PCIExp 8GB]¥85,800~¥114,800
GTX1080はGTX10シリーズでもっともスペックが高いモデルです。
本製品は、VR ReadyとなっておりVR向けパソコンで使われることを想定したHDMI構成となっています。
他のモデルに比べると価格は高価ですが、パソコンゲームやVRをストレスなく楽しみたいという方にはおすすめなグラフィックボードです。
MSI
MSIもAUSUと並びパソコン自作ユーザーには御用達のメーカーです。
MSIも台湾に本社を置くメーカーですマザーボードやグラフィックボードからパソコンまで様々な製品を販売しています。
特に、ゲーマー向けの製品が多くあるのでゲーム向けパソコンの自作をお考えの方にばおすすめなメーカーです。
GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G [PCIExp 4GB]¥20,547~¥23,992
本製品は、「GAMING」の名の通りゲーム向けに特化したグラフィックボードです。
「NVIDIA GameWorks」と「GeForce Experience」という最新のゲーミング技術により旧世代のグラフィックボードとは比べ物にならないパフォーマンスを発揮ます。
形状の異なる2種類のファンを搭載しておりしっかりとした冷却能力と静音性を兼ね備えた設計となっています。
GPUの温度が60度以下の比較的負荷が低い時にはファンを自動で停止するようになっていますのでファンの音に煩わされることはありません。
GTX 1060 GAMING X 6G [PCIExp 6GB]¥32,980~¥52,034
本製品にはNVIDIAのVR向け技術が使われており「VR Ready」のモデルになっています。
MSIのVR Readyは単に「スペックが基準を満たしている」というだけではなく、ワンクリックでパソコンをVRに特化させることができる「MSI GAMING APP」が付属されています。
GAMING APPを使えば知識のない方でもゲーム性能を引き出すゲーミングモードやファンの動作音を最小限に抑えたサイレントモードなど様々な設定をワンクリックで行うことができます。
玄人志向
玄人志向はCFD販売が展開しているパソコン周辺機器ブランドです。
玄人志向の名前の通り、パソコン自作に慣れたユーザー向けのブランドです。
玄人志向の製品には「ユーザーサポート」ありません。
さらには日本語にローカライズされた説明書もありません。
その代わりに玄人フォーラム(BBS)という掲示板がありユーザー同士で情報の交換を行なっています。
製品価格自体は他のメーカーに比べて若干安くなっていますのである程度自作の知識があり問題を自分で解決することができるユーザーにはおすすめなメーカーです。
GF-GTX1050Ti-4GB/OC/SF [PCIExp 4GB]
本製品は、GTX1050のオーバークロック対応モデルです。
オーバークロックは「通常よりも高速で動作させる」ことです。
オーバークロックをすることで本来の性能よりも高い性能を引き出すことができます。
ただし、オーバークロックは非常にリスクの高いことであり場合によっては製品の故障に繋がります。
GF-GTX1060-6GB/OC/DF [PCIExp 6GB]
本製品もオーバークロック対応モデルです。
この製品はBase Clock:1506MHz → 1544MHzBoost Clock:1708MHz → 1759MHのオーバークロックに対応しています。
GTX10シリーズはオーバークロックを行わない状態でも十分高性能なグラフィックボードです。
なのでほとんどの場合オーバークロックをする必要はありません。
また、オーバークロックした状態でも常用はかなりの確率で故障の原因となるのでおすすめできません。
まとめ
グラフィックボードは同じようなスペックを持った製品が様々なメーカーから発売されています。
どの製品も性能自体に差はありませんのでメーカーやサポート体制を元に選ぶのがおすすめです。
また、製品ごとにファンの設計や付属しているツールに違いがあるのでそれを元に自分にあった製品を選ぶのもいいと思います。
今回の記事が少しでもお役に幸いです。