無駄なパーツを購入しないためのマザーボード選び
どうせパソコンを自作するんだったら、長く使えるようなパソコンにしたいですよね。
そして、できれば後々も安く使えるようなパソコンであれば言うことなし。
では、その後のことも考えた場合、どのようなパーツを選んで買えばいいのでしょうか。
実はそのカギを握るパーツはマザーボードなんです。
今回は、今だけじゃなく将来も安くつくマザーボード選びのポイントをご紹介します。
自作パソコンに必要な最低限のパーツは意外と少ない?
必要最低限必要なパーツってなんでしょう?
マシンスペックを気にしないのであれば、ケース(電源付き)、マザーボード、CPU、メモリ、ハードディスク、モニター、マウスとキーボード。
これだけあればインターネットにつないで、事務作業をしながら音楽や動画を鑑賞する分には十分です。
昔はLANコネクタをつなぐためのネットワークカードや、サウンドカードを買わないと音が出ないマザーボードが普通でした。
しかし最近は、そういった機能はほぼデフォルトでマザーボードでサポートされています。
では今はマザーボードを選ぶ基準って何があるのでしょうか。
グラフィックカードを買う判断基準は?
一番大きな選択肢は、グラフィックカードを買う/買わないではないでしょうか。
ではグラフィックカードを「買ったほうが良い」のはどういった場合でしょうか。
一番わかりやすいのは、パソコンで「バリバリゲームをするか」です。
特に3Dでグリグリ動くようなゲームの場合は、必要不可欠です。
他にも、「CGや3Dデザインをしたい」、「3Dプリンタを使いたい」ので「3D CADやモデリングソフトを使いたい」という人も必須と思ったほうが良いです。
もちろんCPUやメモリのスペックも求められますが、オンボードの3D機能では力不足です。
事務作業・インターネット程度であれば、マザーボードのオンボードグラフィック機能で十分ですが、その場合はメモリ容量がグラフィック機能に割かれることになります。
オンボードグラフィックを使う場合は、メモリの容量に少し余裕を持たせる事がおすすめです。
長期間使うのであればメモリの増設も視野に
オンボード用にも余裕を持たせたほうが良いですが、今後の増設の事も考えておいたほうが良いです。
最近のソフトウェアの傾向として、使用するメモリ容量が多くなる傾向があります。
特に複数のブラウザを立ち上げて作用する場合、途端にメモリの消費量が激しくなります。
Windowsユーザーの方は、タスクマネージャーを起動させて、メモリの消費量を観察してみてください。
OSも64bit対応がされてきており、今後もメモリの消費量は増加する傾向だと思います。
そのため、メモリの増設が可能なように予備のメモリスロットはあったほうが良いでしょう。
今から差すメモリを引き抜いてもいいですが、せっかくだったらそのまま使えたほうが安くメモリ増設できます。
できれば、メモリの空きスロットは確保しておく事がおすすめです。
今はUSBポート数が意外と重要
そして重要性が増しているのが、USBのポート数。
外付けハードディスクはもちろんですが、最近はスマホとの接続や、音楽プレーヤーなど、なんでもUSBでつないでしまいます。
もちろん、USBの利点としてUSBハブを買えばいくらでも接続はできます。
しかし、ハブを買うお金だったり、電源を確保しないといけないなど色々と問題があります。
万が一、LANコネクタが故障したり、オンボードグラフィックが故障しても、最近はUSB接続の物が販売されています。
そうしたリスクも見越して、USBのポートはかなり余裕を持たせることをおすすめします。
まとめ
始めの方にも書きましたが、昔に比べるとマザーボードでサポートされている機能が多く、自作の際に購入する拡張パーツは激減しました。
グラフィックボードが唯一残っている程度だと思います。
しかし長期間使用していくためには、マザーボードをきちんと選ばないと、「メモリが増設できない」、「USBポートがいっぱいになった」と直面する可能性があります。
ポイントを絞って、余裕のあるマザーボード選びを行いましょう。