画面が映らないので、グラフィックボードを交換したが治らなかったの時の対処法
私は前日までと同じようにパソコンを使って仕事をしていました。
すると突然画面に線が入り、そのまま何も映らなくなってしまったのです。
初めての経験に戸惑いましたが、とりあえず画面に何も映らないのでは、シャットダウンする事も出来ないので、強制終了させて、再起動をさせたところパソコンは正常に起動しました。
しかし、その後も同様の症状が何度も起こってしまい、これでは使い物になりません。
画面に関する事なので、私はグラフィックボード(グラボ)に原因があるだろうと思い、原因究明に当たりました。
目次
windows7でグラフィックボード(グラボ)が映らなくなった
今回画面が映らなくなったパソコンはwindows7の自作パソコンです。
作ったのはCore i7 sandy bridgeが登場した時ですので、2011年ごろになります。
しかし、グラフィックボードはその前の自作パソコンからの流用でしたので、大体7~8年使い続けているHD3850です。
もう古い製品になりますので、ドライバー等の更新はなされておらず、最近ソフトをインストールした事もありませんので、内部的な問題ではなく外部的な要因である事はわかっていました。
グラフィックボードの接触不良を疑いパソコンを分解
まずは、接触不良を疑いパソコンを分解して清掃。
グラフィックボード関連の場所は特に念入りにしました。
様子を見るためにパソコンを起動し画面の調子をみますが問題ありません。
「治ったかな」と作業をしようとすると症状があらわれ、やはり何も映らない状態になってしまいました。
グラフィックボードを交換しても再発
次に、起動後しばらくしてから症状が起こるので、熱暴走を疑い、ベンチマークソフトで負荷をかけ続けたのですが、それでは症状が現れる事はありませんでした。
一応、ディスプレイ側も交換してみたのですが、2台持っているディスプレイのどちらでも同様の症状が起こってしまったので、パソコン側に問題がある事は確定しました。
今一つ症状が起こるプロセスが特定できないままなのですが、とりあえずグラフィックボードを交換して様子を見る事にしました。
それで治れば良かっただったのですが、どのグラフィックボードで試しても、不定期に画面が映らなくなる症状は起こってしまいました。
自作パソコンの修理を行っている専門店に持ち込み
そうなってくると、思いつくのはグラフィックボードを装着しているマザーボードのスロットか、それを扱うコンデンサの故障なのですが、流石にそれを調べていく時間はありません。
仕方がないのでプロに見てもらい判断を仰ぐ事にしました。
自作パソコンの場合、家電量販店では、受け付けてくれない可能性がありますので、必ず自作パソコンの修理を行っている専門店に持ち込みをしてください。
専門店であれば、そこでパーツを買っていなくても、多くの場合は受けてくれると思いますが、心配であれば前もって確認しておくことをお勧めします。
プロの指摘でグラフィックボードではなく電源不良と判明
私は、知人が経営している修理業者に持ち込み、故障の症状と自分が今までやった事を説明すると「おそらく電源だろう」と言われました。
電源の調子が悪くなると安定して電力が供給されなくなり、様々な異常が起こるそうで、画面が映らないと言った症例もあるそうです。
考えてみれば、使っている電源も前の自作パソコンから流用している物なので、7~8年使用し、その使用時間はかなりの物になっている事を思い出しました。
そこで、グラフィックボードやマザーボードは交換せず、電源だけを交換して使用してみたところ画面が映らなくなる事はなくなり、現在も同じ構成のまま問題なく使用できています。
「画面が映らない=グラフィックボード」との思い込みに要注意
私は「画面が映らない=グラフィックボード」と思い込み、そこにばかり焦点を当てて対策していましたが、原因は別の所にあったようです。
ただし、プロの方でも画面に関する故障の場合に真っ先に疑うのはグラフィックボードで、それに異常がなければ、電源やマザーボードと他の部分を調べていくそうです。
そのためもし、同じように画面が映らない症状になった方がいても、電源を交換したら治るとは限らないので注意してください。
あくまでグラフィックボードを交換しても症状が改善しない場合に電源を疑う程度に思っておいてください。
まとめ
パソコンは様々なパーツが様々な処理を担う事で成り立っています。
原因を安易に特定しようとしてしまうと逆に時間がかかってしまう事を私は今回の経験で学びました。