自作PC初心者がマザーボード組み入れ時に注意したい9つのポイント

マザーボード

雑誌やWEBから様々な情報を得て、やっとの思いで入手したマザーボード。

最近では高価な箱に収められている製品も多く、思わず部屋に飾っておきたくなる魅力に溢れています。

しかし自作PCの世界ではこの後に組み入れ作業が待っています。

ここでは自作PC初心者に向けたマザーボード組み入れ時の注意点をお伝えします。



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部品の総点数を確認する

必要なネジが1本足りないだけで作業が大幅に遅れてしまう事もあるので、マザーボードを購入した後はすぐに必要なパーツが全て揃っているかを必ず確認しましょう。

購入後そのままで放置してしまい、いざ作業をする時になって部品が足りなかった、または間違って混入していたという事態に陥った場合、返品交換期限を過ぎてしまうとサポートが受けられなくなってしまう可能性があります。



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外箱と内袋は捨てずに保管しておく

PCパーツに関わらず、製品の外箱を買ってからすぐに廃棄してしまう癖がある人は、このマザーボードに関してだけは保管しておくようにして下さい。

後で詳しく説明しますが、この外箱はCPUとメモリの装着時にとても役に立ちます。

そして、マザーボード本体に付属している包装袋は、誇りを寄せ付けない役目を果たすので、一度に組み上げない場合は元通りに収納しておくと良いでしょう。

また、ネジなどの部品類が小分けに収納されている袋は捨てずにとっておくと組み立て時に部品を種類ごとに識別できるようになり、探す手間が省けるので便利です。

市販の部品収納ケースを別途購入すれば、長期保存も可能になります。

説明書の珍訳に慣れる

マザーボードの多くが台湾に本社を置くメーカーによって製造されています。

台湾のメーカーはこの分野のオーソリティといっても過言ではないでしょう。

これらのメーカーは通常マザーボードに付属する説明書を多言語表記にする場合が多く、そこには自作PCユーザーが多い日本に向けた日本語の表記も含まれます。

ただ一つ残念なのは、時折意味を理解し難い文章が登場している点です。

機械翻訳ほどではありませんが、「ここは一体どうするのか?」と作業の手が止まってしまう説明に遭遇する事があるかもしれません。

説明書には日本語の他に英語、韓国語、中国語で同じことが書かれている場合が多いので、ご自身が読み取れる他の言語で情報を補完しながら読み進めると良いでしょう。

また、説明書にはメーカーが作成したチュートリアル動画へのURLが記載されている事もあるので、手順を間違えないように参考にすると、間違いが起こる確率が減少します。

パーツの装着順序を考える

マザーボード本体を手に取っていただけると分かりますが、このパーツはPCパーツの中で最も触る場所に注意が必要となるパーツです。

理由はマザーボードの表と裏両面に散りばめられた剥き出しの端子類。

一般には端子類に触れたり、過度の力を加える事は推奨されていません。

よって自ずとパーツの両端を手の平で支えるような持ち方になってしまいます。

ここにはその後CPUとメモリ、そしてグラボや各種ケーブルを差し込むので、どの工程が一番マザーボードに負担を掛けずに済むかを考える必要があります。

一旦PCケースに固定してしまえば作業自体は楽に進みますが、ケース内では見え辛くなる場所や手が届かなくなる場所が必ず出てくるので、一部の作業はPCケース固定前に行う事になります。

メモリの取付けに注意を払う

マザーボードにメモリを取り付けるのは実に簡単な作業です。

ただ、取り付ける際に注意が必要な部分が何点かあります。

まず、メモリラッチの方式です。

多くのマザーボードでは両面ラッチ方式が採用されていますが、一部のマザーボードには片面ラッチ方式を採用しているものもあります。

両面ラッチ方式の場合、ストッパーが両端についているので、確実にメモリを差し込めば両側からロックされます。

一方の片面ラッチ方式の場合、ロックされるのは両端のうち一方のみとなるので、完全に差し込まれているか判断し難くなります。

さらには製品の個体差で、スロットによっては一見するとラッチのロックが不完全に見える場合もあるので注意が必要です。

どちらの方式でもメモリを装着する際は「水平に」押し込むことが重要なので、この点を確実に守って作業を行えば問題は無いでしょう。

また、マザーボードのメモリスロットには差し込むメモリの枚数に応じたチェンネルが存在します。

これらはデュアル、トリプル、クワッドと称されるチャンネルで、メモリの性能を最大限に発揮する為にはこの差し込み順序を守らなければなりません。

説明書をよく読んで、自分が用意したメモリをどのスロットに差し込めば良いのかをきちんと確認しましょう。

CPU設置には最大の注意を払う

CPUの設置で一番気を付けなくてはならない点は、ピン同士の噛み合わせです。

CPUとマザーボードのソケット側にはそれぞれオスとメスの関係となるピンがありますが、ご覧になると分かる通り、とても小さくて繊細なパーツです。

これを噛み合わせるようにセットしてCPU固定のラッチを下げる、というのがCPUの一般的な固定方法なのですが、このラッチを下げる際にかなりの異音が発生し、また相当な手応えを感じるので、初心者の方は少し恐怖感を覚えるかもしれません。

実際にピンを折ってしまったという方も過去にはいらっしゃいますが、注意すべき点はCPUの向きだけです。

この向きが合っていれば必ずピンは噛み合い、ラッチを固定することが出来ますので、力を入れて思い切って作業して下さい。

外箱を活用する

メモリとCPUの取付けはマザーボードをPCケースに固定する前に行った方が作業が楽になります。

ただし、マザーボード裏面には端子がむき出しになっており、平らな場所に置いてもグラついて安定しません。

このまま硬いところで作業を行うとメモリを押し込んだ力でマザーボードが破損してしまう危険性があります。

そこで活用して欲しいのがマザーボードの外箱です。

この外箱はダンボールとコーティングされた用紙の積層で成り立っており、適度な柔らかさと弾力があります。

そして元々マザーボードを収納していたので寸法もピッタリ合います。

メモリとCPUを装着する作業時にはマザーボードをこの外箱の上に置いて作業をすれば、マザーボードにかかる負担を大幅に軽減する事が出来るのです。

この方法は本当におすすめなので、是非活用して下さい。

I/Oパネルに注意する

マザーボードを真上正面から見た場合、I/Oパネルと呼ばれる各種コネクタが並んだ場所が左上にありますが、この部分はマザーボードをPCケースに収めた後も触ったり肉眼で確認する事が出来る唯一の部分となります。

ここは完成後にPCケースの裏面に位置する事となり、LANケーブルや各種USBケーブルが接続されるという仕組みです。

お使いのPCケースの形状によって若干の差があるものの、このI/Oパネルをケースにピッタリと収めるのには少々コツが要ります。

初心者が一番躓きやすいのが、どの程度I/Oパネルをケースから出すのかという点です。

この工程を確実な物にするには、マザーボードとPCケースをネジで固定するためのネジ穴を見ながら作業を行うと良いでしょう。

このネジ穴がずれていると最終的にマザーボードが固定出来なくなるので、両方のネジ穴を慎重に重ねるように位置を調整しつつ、I/Oパネルをケースの外に出るようにして固着させます。

ネジの締め方に注意する

マザーボードをPCケースにネジ留めする際には、決して時計回りや反時計回りに作業を行わないようにして下さい。

一方向のみに力が掛かると、マザーボード本体が変形してしまい、ネジ穴がずれてしまう可能性があるからです。

これを回避するには対角線に対して交互にネジ留めを行います。

例えば右上を留めたら左下、右下を留めたら左上、というようなバランスです。

そしてネジに掛ける力は強すぎず弱すぎず、ドライバーに手ごたえを感じたらそれ以上の力を加えないような心持ちで作業を行いましょう。

全てのネジを締め、ガタつきや異音が発生していなければ取付けは成功です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

使用するパーツの違いやPCケースの形状よって多少の差はありますが、基本的な部分はほとんど全てのマザーボードに共通する事項です。

正しい順序で作業を行えば、パーツの取り付けは決して難しいことではありません。

大切な製品を長く使い続けるためにも、丁寧で確実な作業を行うように心がけましょう。







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