実際に使って分かったおすすめレンタルサーバ(用途別)はこれ

Wordpress

諸事情あり、これまで9種のレンタルサーバサービスを使ってきました。

実際に使ってみてわかるのは、かなり使い勝手が違うということです。

使い勝手が違っていても使いやすければ基本的に問題ありません。

しかし、使いにくいレンタルサーバも結構あります。

そこで、それぞれのレンタルサーバサービスの特長や課題を紹介しつつ、用途別でおすすめのレンタルサーバサービスをご紹介したいと思います。

あくまでも自分が使ったレンタルサーバが対象なので、それ以外に良いレンタルサービスもあるかと思いますが、今回は紹介していません。

それと、評価は私個人の体感によるものですので、絶対値ではありませんし、万人に保証するものではありませんのでご了承下さい。

初心者が最初の1つ目のサイトとして使う

一番おすすめは「お名前.com RSプラン」です。

管理画面が初心者にも分かりやすくWordpressのセットアップ(同時にDBも作ってくれる)、無料SSLの設定、メールアドレスの登録が簡単です。

性能も高く、ページ表示もかなり早いです(表示速度はGoogleの検索順位に影響するといわれています)。

また、お名前.comでドメインの取得とRSプランの契約を同時に行うと、ドメイン代が初年度1円になったり、サーバへのDNS登録が最初から行われていたりと、結構助かります。

2番目は「Xサーバ X10」です。

性能がかなり高いことと、Wordpressの簡単セットアップがお名前と同等なので簡単です。

サーバ契約時にドメインを1つくれるので、最初のサイトとして新規にやっていくときにはちょうど良いです(サーバへのドメイン登録も最初からしてくれてる)。

1台のサーバに2つ目、3つ目とサイトを増やしていく

これも「お名前.com RSプラン」と「Xサーバ X10」ですね。

2つ目以降は、どちらの場合でもどこかでドメイン取得してサーバに登録する作業になりますが、もしお名前.comでドメイン取得するなら「お名前.com RSプラン」が、NSとサーバへのドメイン登録が同時に行えたり、IPアドレスの反映が早かったりするのでおすすめです。

中古ドメインをたくさん取得し、とりあえずサーチコンソールで手動ペナがないかチェックする

ドメイン取得、サーバへのドメイン登録、SSL有効化までをできる限り簡単に行う必要があり、断然「お名前.com RSプラン」が簡単で速いです。

しかも、複数のドメインを一括でNS変更+サーバへの登録ができるので、自分的には「お名前.com RSプラン」一択です。

とにかく安く使いたい

「コアサーバ CORE-MINI」が一番おすすめです。

格安サーバはいずれも「Wordpress簡単インストール」的なものがないか、あってもDB1つだけです。

ですので、1台のサーバに複数ドメインを入れたい場合は、どのみちドメイン登録、DB作成、Wordpressセットアップがそれぞれ必要なので、その程度の知識は必要です。

その中にあって、性能がそこそこ出て、管理機能もまぁまぁ使いやすいのは「コアサーバ CORE-MINI」です。

次におすすめなのは「バリューサーバ エコプラン」ですが、DBは1つしか作れないので、サイトを1つしか作らないか、DB1つに複数ドメインのパターンで対応する必要があります。

Xサーバ X10

サーバとしての動作が安定していて高速です。

管理画面は概ね使いやすいですが、メニューが多すぎて初心者は最初戸惑かもしれません。

他社で取得したドメインを登録してもDNSへの反映が遅く、すぐにはSSL設定やメールアドレス作成ができない場合が多いです。

WordPressとDB作成は一回のオペレーションでやってくれます。

SSHでログインしてごにょごにょできたり、cronも結構自由に使えて、WEB以外にもLinuxサーバとしてかなり使えます。

よく、初心者向けのおすすめで紹介されていますが、正直言って上級者ほど可能性が広がるサーバサービスだと思います。

自動化とかプログラミングとかできる人にはこの値段でこの自由度は格安です。

お名前.com RSプラン

用途にもよりますが、色々な視点で結局おすすめはこのサーバです。

サーバは安定していて高速です。

管理画面もよく使う機能が大きく表示され、初心者にも分かりやすい。

お名前.comでドメインを取得した場合は、サーバへのドメイン登録した際のDNS反映が高速で、すぐにSSL設定などに取り掛かれてストレスがありません。

たくさんドメインを取得してとりあえずサーチコンソールに登録するような使い方にはもってこいです。

WordPressとDB作成は一回のオペレーションでやってくれます。

コアサーバ CORE-MINI

格安の中では一番おすすめです(あくまで格安の中で)。

性能は結構出ます。

FTPの転送速度は、Xサーバクラスと比べるとやや遅く感じます。

管理画面はちょっとわかりづらい。

DNS登録とウェブ登録を別々にしなければならないのと、DBとWordpressの設定を別々にしなければならないのは、Xサーバやお名前と比べると手間が増えます。

が、何度か作業すれば慣れます。

価格を考えれば、管理画面の機能とサーバ性能はかなり秀逸と感じています。

DBが10個まで可能なのはじみ格安としてはかなり頑張ってる。

バリューサーバ エコプラン

ほとんどコアサーバと同じですが、管理画面やWordpressのインストールは若干こちらの方が分かりやすいです(これは人によるかも)。

DBが1つしか作れないので、1つのDBに複数のWordpressを設定する形になります(セットアップ時にひと手間必要)。

バリューサーバ スタンダードプラン

エコプランと管理画面や性能は同じですが、DBは複数作れます。

ただ、正直言って、DBが複数作れるのは別にうれしくない、というか慣れればDB1つに複数Wordpressでも特に問題ないので、ざっくり言ってエコプランよりただ高いだけの印象。

ロリポップ スタンダード

正直言って管理画面はレンタルサーバの中で一番使いにくいです。

WordPressのフォルダパスを指定しなければならないとか、DBを先に作ってなきゃいけないとか。

まぁ価格が微妙に安いからかもしれませんが、感覚的には価格の割には管理画面が作りこまれてない印象です。

最初の段階であまり使わなくなってしまったので性能面は未確認です。

スターサーバ ライトプラン

管理画面はXサーバと同じです。

スターサーバの利点はスタードメインで取得したドメインをすぐ登録できるところです。

IPの反映も結構早いのでスタードメインを使ってる方はおすすめ。

特に、「.jp」ドメインは、代行登録(Whoisでの管理者非公開)ができるのがスタードメインしかなく、かつ、A8サイトでセルフアフィリエイトで100円程度もらえるので、「.jp」ドメインをよく使う場合は、スターサーバを使うとストレスなく使えます。

ただ、ライトプランはDBが1つのため「Wordpress簡単インストール」的サービスが最初の1回しか使えません。

2個目以降のドメイン(Wordpress)を作るときは、FTPでWordpressファイルをアップロードして、初期設定画面でDBを指定する作業が必要です。

性能は値段相応です。

Joe’s IP分散サーバ

格安IP分散サーバです。

ただ現状自分が使っているのは1台です。

複数のドメインを一括でサーバに登録できたりしてドメインをたくさん使う人には結構便利です。

DBの管理、Wordpressの登録などは個別に行う必要があるので、技術的な理解はそれなりに必要です。

性能は値段相応です。

技術的な話

サイトが1つ出来上がるまでには以下の技術的作業が必要です。

1.ドメイン(URLの文字列)を取得する
2.ドメインのNS(ネームサーバ)を登録する
3.ドメインをサーバに登録する(いわゆるDNS登録。ドメイン名とIPアドレスを紐づける)
4.サーバにてWEBサイト用フォルダを作成する(多くの場合ドメイン名と同じ文字列のフォルダを作る)
5.SSLを有効にする
6.DBを作成する
7.WEBサイト用フォルダにWordpressをインストールする
8.Wordpress初期セットアップにてDBと紐づける

ざっくりいうと上記手順になります。

管理画面では結局これらを裏で作業しているわけです。

これらの作業をどれだけ簡単なオペレーションでできるかが管理画面の評価を決めるポイントになります。

例えば、管理画面でサーバにドメインを登録する作業をすると、裏では3、4をやっています。

「Wordpress簡単インストール」的機能は、6、7、8を一度にやってくれる場合が多いです。

また、お名前.comではドメイン取得サービスと連携することで、2、3、4を一度にやってくれます。

手間がかかるパターンとしては、お名前.comでドメインを取得して、コアサーバでサイトを作る場合は、すべての作業を1つずつオペレーションする必要があります。

1.お名前.comでドメイン取得
2.お名前.comで取得したドメインのNSをコアサーバ用NSに設定する
3.バリュードメインでDNS登録する(コアサーバのDNSはバリュードメインが管理している)
4.コアサーバでウェブ登録をする(フォルダを作る)
5.コアサーバでSSLを有効にする
6.コアサーバでDBを作成する
7.コアサーバでWordpressをインストールする
8.Wordpress初期セットアップにてDBと紐づける

手間がかからないパターンとしては、お名前.comでドメインを取得して、お名前.com RSプランでサイトを作る場合で、オペレーション的には以下になります。

1.お名前.comでドメイン取得
2.お名前.com Naviという管理画面でRSサーバにドメイン登録とNS設定を行う(技術的作業の2、3、4に該当)
3.RSサーバでSSLを有効にする
4.RSサーバでWordpress簡単インストールを行う(技術的作業の6,7,8に該当)

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