布団をマットレスに変えるだけでも腰痛改善効果は大きい

マットレス・敷き布団

マットレス

寝具を布団からマットレスに替えるだけでも、意外に大きな腰痛改善が期待できます。
特に、朝起きると腰が痛む人は大きな改善が見込める可能性があります。
私自身、長年寝起き時の腰痛には結構つらい思いをしてきましたが、布団からマットレスに替えてから寝起きがずいぶん楽になりました。

時折、子供を寝付かせる時にそのまま布団で寝てしまうことがありますが、寝起き時に腰痛がひどくなりますので、私の場合はマットレスによる腰痛改善効果は大きかったと思います。



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寝起き時の腰痛の原因

寝起き時に腰痛が出ると苦しいものです。一日のスタートをできる限り快適にしていきたいものです。

朝起きると腰が痛い人は、夜寝ている間に腰椎や筋肉に負担がかかっていると考えられます。
この負担を取り除くことで寝起きの腰痛を軽減します。

寝起き時の腰痛の原因としては以下が考えられます。

  • 寝具が硬すぎるため、仰向けで寝ている際に腰部分が浮いている

寝具が硬すぎるため、仰向けで寝ている際に腰部分が浮いている

硬めの布団の場合、仰向けに寝ると腰椎が前彎しているため、腰部分が浮いてしまいます。

腰部分が浮いていると以下の問題があります。

  1. 筋肉が緊張しっぱなしになる
  2. 腰椎に負担がかかる
  3. 床との接触面が局所的になり血行が悪くなったり、圧痛が出る

立位や座位では、自然な背骨のS字が重力による垂直方向の負荷を吸収してくれますが、仰臥位(仰向け寝)では、重力により腰椎前彎を押し下げる方向に力が加わるため、床に接地しているお尻と肩で腰を持ち上げる状態になります。

就寝中は、無意識にこの状態を維持するため、筋肉が張った状態になり、腰椎にも負担がかかり、寝起き時に腰の痛みとなって現れます。

また、床と接している個所がお尻・肩に限定されるため、上半身の重みがお尻・肩に集中してかかってしまいます。
この状態では、お尻・肩付近の血行が悪化するととも、局所的に圧迫による痛みも出てしまいます。

さらに、筋肉の緊張、腰痛の負担、血行の悪化、筋肉・骨の局所的圧迫により、就寝中の眠りが浅くなり、不自然に寝返りが増えたり目が覚めてしまいます。
深く睡眠をとることができず、就寝中の体力の回復が芳しくないことも寝起きの腰痛につながるとともに、慢性腰痛から慢性睡眠不足へと悪循環に陥ってしまいます。



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マットレスによる就寝時の腰痛改善効果

このような状況に対し、マットレスを利用することで、以下の効果が期待できます。

  1. 仰向けで寝た際の腰部分の浮きをなくし、筋肉の緊張・腰椎への負荷を軽減する
  2. 体圧を分散することで、局所的な圧迫を抑制し、血行改善、圧迫による痛みを軽減する
  3. 上記効果により、深い眠りを得てより一層体力を回復させる

ある程度体をマットレスに沈み込ませることで、腰部分の浮きをなくすことができます。
また、柔らかさがあることで、マットレスと体の設置面積を増やし、圧力を分散することで局所的に圧力がかかるのを防ぎ、血行改善・局所的な痛みの軽減を図ります。

これにより、布団を利用していた際に発生していた課題を解決し、深く睡眠をとることができ、体力の回復を促進します。

マットレスが柔らかすぎることによるデメリット

しかしながら、マットレスが柔らかすぎる場合には、体が沈み込にすぎることによるデメリットが出てしまいます。
体の沈み込みが大きいと、寝返りが打ちづらくなります。

寝返りによる効果としては以下のようなものが挙げられます

  1. 重力により偏った血液の循環
  2. 圧迫箇所の分散
  3. 局所的な温度上昇の回避(体温調節)
  4. 姿勢の改善
  5. 筋肉のほぐし など

柔らかすぎるマットレスでは、これらの効果が得られず、適切な睡眠が得られなくなってしまいますので注意が必要です。

まとめ

今回は寝起き時の痛みの原因とマットレスによる改善策をご紹介させていただきました。私の経験から言っても、布団をマットレスに替えることには腰痛改善の効果が大きいと思います。

ただし、マットレスの選び方によってはデメリットも出てしまう可能性がありますので注意して下さい。