すぐに簡単にできる! サイコンを取り付けるときのコツまとめ!
クロスバイクやロードバイクに乗っていると、ふと「自分はどのくらいのスピードで走ってるのだろう」「自分はどのくらいの距離を走ってるのだろう」そう思いますよね。
そんなときに便利なアイテムがサイコン(サイクルコンピュータ)です。
今やネットでなんでも買える時代なので買うのには便利ですが、取り付けにはコツが必要です。
だけどこの記事を読めば、誰でも簡単にサイコンの取り付けができます。
ぜひ試してみてください。
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目次
まず必要な道具を確認します
まずは必要な道具を確認しましょう。
といっても必要なのは簡単な道具だけです。
サイコン
中身を開けて必要なパーツに漏れがないかチェックしましょう。
入っているものはメーカーや製品によって変わりますが「コンピュータ本体とセンサー本体(有線モデルはケーブルで繋がっています。
無線モデルはそれぞれ別です)」「ハンドルステムマウント(ステムに取り付ける台の部品)」「マグネットセンサー(車輪に取り付ける小さな部品)」「取り付け用結束バンド」「説明書」、おおまかにはこういった内容です。
説明書を見てよく確認しましょう。
ニッパー
小さめが理想です。
結んだ結束バンドを切るために使います。
細めで長めの結束バンド
ケーブルと自転車を結ぶ箇所がいくつかあるので、いずれにも対応できる長さのものが必要です。
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作業の流れを掴んでおきましょう
作業前に流れを掴んでおくと無駄な作業をしなくて済みます。
- ハンドルステムマウントをステムに取り付ける。
- センサー本体をフロントフォークに取り付ける。
- マグネットセンサーを前輪のスポークに取り付ける。
- 車輪の大きさをコンピュータに登録して、マウントに取り付ける。
以上がおおまかな流れになっています。
サイコンには有線モデルと無線モデルがありますが、どちらも機能は変わりません。
有線モデルはケーブルがあり、無線モデルにはケーブルがない分スッキリした見た目になります。
無線モデルのほうが総じて高価なことが多いです。
ハンドルステムマウントをステムに取り付ける
まずハンドルステムマウントをステムに取り付けます。
乗っているときにコンピュータを見る位置を決める大事な作業です。
理想はできるだけハンドルの真ん中に近く、真っ直ぐ取り付けができる位置です。
ヘッドライトやベルと干渉するようであれば、それぞれの位置を調整しましょう。
もしあまりにも取り付け場所がない場合は、車輪軸のクイックレバーにヘッドライトを取り付けるパーツやひっかけるだけのベルが売っています。
スペースがないときには検討してみてください。
おおよその位置を決めたらベルトを締める要領で固定できます。
固定したら、試しにコンピュータを取り付けてみましょう。
どんな角度でコンピュータを見れるのか、実際の状態を見てみてください。
取り外しの練習をしてもいいかもしれません。
後は自転車に跨がってみて位置や角度を微調整しましょう。
これでマウントの取り付けは完了です。
次にセンサー本体をフロントフォークに取り付ける
次にセンサー本体をフロントフォークに取り付けます。
先に知っておいてほしいのは、フロントフォークのセンサー本体と車輪に取り付けるマグネットセンサーがおよそ5mm以内に近づいたときに反応し、速度や距離を計測しています。
かなり車輪に近づけた状態に取り付けます。
取り付けは有線と無線に分けて説明します。
(有線)ハンドルステムマウントから伸びているケーブルを整えながら、フロントフォークのブレーキ本体よりも下まで伸ばしていきます。
(有線・無線)マグネットセンサーまでの距離5mm以内をイメージしながらセンサー本体(向きがあります。
大抵は「sensor zone」の記載や十字が描いてあります)を仮取り付けします。
(マグネットセンサーを取り付けた後で微調整が必要なので、少しだけ緩めに結束バンドで結んでください)(有線)ハンドルステムマウントから伸びているケーブルをブレーキケーブルやフロントフォークに這わせるようにして巻き付けていき、たるみそうな箇所を結束バンドで留めます。
(あらかじめ巻き付けながら取り付ける方法もありますが、手間がかかる割に結束バンドは必要なので先に取り付けてから巻き付ける方法が手軽でおすすめです。
半分以内の時間で作業を終えることができます)
マグネットセンサーを前輪のスポークに取り付ける
次にマグネットセンサーを車輪のスポークに通して取り付けます。
センサーの向き、位置をセンサー本体から5mm以内に収まるように取り付けます。
先ほど取り付けたセンサー本体の位置を微調整しながら、マグネットセンサーを取り付けます。
ゆっくり回転させながら、最初はぶつかるかくらいで調整した後で少しずつ離していくのが簡単な設定の仕方です。
また、しっかり反応しているかどうかを確認するためにコンピュータをマウントに取り付けてください。
ここでは車輪の大きさなどの設定をしていないので速度や距離、時間は合っていません。
しかしこの時点では反応しているかどうかだけわかれば十分です。
取り付けた状態で車輪を手で回して反応しているかをチェックしましょう。
ほんの少しセンサーの向きが違うだけで反応しなくなることもあります。
もし反応が悪ければまずは距離、次に向きを調整してみてください。
スポーク分のスキマが空いたネジ留め式になっているものが多いので、しっかりネジを締めてください。
走っている最中に少しずつ緩んでいくので、しっかり留めないと紛失の原因になります。
取り付け場所を確定したら、緩めに取り付けたセンサー本体もしっかり固定しましょう。
車輪の大きさをコンピュータに登録してマウントに取り付ける
車輪に取り付けたマグネットセンサーとフロントフォークに取り付けたセンサー本体がどれくらいの速度で反応するかで速度や距離を計測しています。
車輪の大きさが変われば遠心力が違うので、登録を行う必要があります。
説明書に従って取り付けた自転車の車輪の大きさを登録しますが、コンピュータ本体だけで設定できる簡単な設定です。
700cの自転車ならば700cを選ぶ、たったそれだけの設定です。
後輪に取り付ける場合
速度や距離だけじゃなくケイデンス(回転数)を測ることのできるサイコンでは、前輪ではなく後輪とペダル(正確にはクランク)に取り付けます。
ケイデンスを測ることで走るときのペースをスピードではなく、回転数でコントロールすることができます。
ギアチェンジしながら回転数を維持する長距離を走るケースでは非常に重宝する機能です。
基本的な取り付け方は変わりませんが、センサー本体はチェーンステー(ペダル・クランクの回転軸になっているBBと後輪軸を結んでいる地面と平行に伸びている本体部分)に取り付けます。
マグネットセンサーをペダルに取り付けて回転することでケイデンスを測ることができます。
また、スポークにも取り付けておけば両面反応タイプのセンサー本体で速度や距離を計測することができます。
取り付けた後の車輪の大きさの設定なども、要領は同じです。
まとめ
サイコンの取り付け方のコツをまとめました。
自転車屋に持って行ってもよいのですが、自分で取り付けられれば愛着もひとしおですよね。
一つ注意点があって、サイコンの多くは電池交換の際に蓄積していたデータをすべて消去されます。
しかし最新モデルの一部では「リスタート機能」と呼ばれるような電池交換後も元のデータを引き継ぐことのできるモデルもあります。
自身で取り付けができれば、引き継ぎもバッチリできそうですね。
ぜひ一度サイコンを楽しんでみてください。