サイクルジャージの適切なサイズはどうやって選べば良い?
サイクルジャージは、しっかりと体にフィットするような、適切なサイズ感のものを選ばないとなりません。
でも、どういうサイクルジャージが、しっかりと体にフィットする適切なサイズ感のものなのかは、なかなかはわかりづらいです。
そこでここでは、サイクルジャージの適切なサイズ感の選び方について紹介していきたいと思います。
基本はツーサイズ下くらい
まず大雑把なサイズの選び方を紹介します。
サイクルジャージは、基本的にはツーサイズ下くらいのものを選ぶのが正解です。
ツーサイズ下というのは、普段着ている服から比べて、ツーサイズ下ということ。
つまり、普段の服がLサイズなのであれば、サイクルジャージはSサイズをチョイスするということです。
それくらいでないと、しっかりしたフィット感は得られないことが多いです。
なのでまずは、ツーサイズ下くらいのサイズ感のものを探してみるのがおすすめです。
大きめのフィット感のものであればもう一つ下
サイクルジャージの中には、そもそもフィット感がゆるめのものもあります。
フィット感がゆるめのサイクルジャージであれば、カジュアル感が出るので、ちょっとした街乗りなどの際にはその方が着やすいことがあるのです。
たとえば100キロくらいのロングランをするのであれば、フィット感があるほうが走りやすいことは間違いないですが、ちょっとした街乗りくらいであれば、そこまでスピード感を持って走ることもありませんし、フィット感も別に必要ないのです。
だから、そういうものを求めている方もいます。
需要があれば当然供給も満たしてきますから、あえてゆるめのフィット感のサイクルジャージというものもあるのです。
あえてゆるめのフィット感のサイクルジャージを着るのであれば、サイズ感はもう一つ下のものを選ぶのがおすすめです。
つまり先の例でいえばXSです。
それくらいでもゆるめのもののフィット感は活かせますし、それでいて走りやすいくらいのフィット感は出ますから。
あまりゆるいと、いくらスピード感をもって走らないとしてもすごく走りづらくなりますから。
着る時には胸で合わせる
もちろんそうした何となくのサイズ感だけで決めるのはよくありません。
何となくサイズ感を決めた後に、きちんと試着をしたうえで決めていかないとならないのですが、では試着する際には何を見れば良いのでしょうか?
それがわかっていないと、ただ着るだけになってしまいます。
当然ながら、ただ着るだけでは意味がないのです。
なので、ただ着るだけにならないように、どこを見るべきか知っておきましょう。
試着で見るべきは、胸のフィット感です。
そこがしっかりとフィットしていれば、そこ以外のところもだぶつかない可能性が高いです。
またそこがきつすぎるようだと、その状態で自転車に乗ってこぐのはしんどくなることがあります。
ちょっとくらいであればそれでもつらいことはありませんが、長時間乗るとなると、やはりそれではしんどくなるのです。
なので、そこがきつすぎず、かつしっかりフィットしているというようなサイズ感になるようなものを探していくのが正解です。
同じサイズ表記でも全然違う
先の、比較的にゆるめなつくりになっているものがあるという点でもそうですが、サイクルジャージは、同じサイズ表記でも実際にはサイズ感は全然違います。
だからSサイズでもすごくきついものもあれば、Sサイズですごく適切なフィット感になるものもあるんです。
それがなければ、別に試着をする必要はありません。
でも、それがあるのですから、今後違うモデルのサイクルジャージを買うときには、毎回試着をして、毎回胸のフィット感を確かめないとなりません。
時にはそれが面倒になることもあります。
しかし、サイクルジャージのフィット感は私服以上に大切なことになりますから、しっかりとフィットするものを買わないと後悔する可能性が高いです。
後悔するよりは、多少の手間を負った方が良いです。
なので、面倒でも逐一試着はしていってください。
着るときに自転車に乗るような姿勢をとることも大切
フィット感を確認する時には、姿勢もすごく大切になります。
当然ながらサイクルジャージのフィット感が一番必要になるのは、自転車に乗っているときです。
つまり、自転車に乗るような姿勢で試着をしてみないと、本当のフィット感はわからないのです。
立っているときのフィット感が良くても、そこまで意味はありません。
だから試着をする際には、ちょっと前かがみになってみたりしてみてください。
それで胸のあたりは苦しくないか、その下のあたりはたるんでいないかを見てみましょう。
問題がなければそれは適切なサイズ感になります。
逆にそうするときつくなったり、ダボついたりすることもよくありません。
そうなったら、サイズを変えてみたり、あるいは別のサイクルジャージを試してみるしかありません。
サイズを変えることも別のものを試すことも両方必要
サイズがあっていない時には、サイズを変えることも別のものを試してみることも必要になります。
たとえば、サイズがあっていないからフィットしないのか、そもそもそのサイクルジャージブランド自体が自分の体型に合わないのかわからないからです。
それを把握するためには、両方とも試してみるしかありません。
つまり、適切なサイズ感のサイクルジャージを探すためには、それだけたくさん試着しないとならなくなるということです。
でも、一度自分の体にしっくり来るブランドとサイズを見つけてしまえば、次からはそれの違う色味のものなどを買えばよいだけですから、すごく楽になります。
もちろん先述のように、違うモデルのサイクルジャージを買う時には結局試着はしないとなりませんが。
着丈を見ることも忘れずに
実は着丈も、見ておいたほうが良いポイントになります。
というのも、着丈が長すぎると、それによってポケットが活かせなくなったりすることがあるのです。
また、着丈が長いとそれを邪魔に感じることも出てきます。
それではやはり心地よく自転車に乗ることはできません。
どうせサイクルジャージを買うのであれば、より自転車に気持ちよく乗ることができるようになるものを買いたいものです。
そのためには、着丈が適切なサイズ感のものを買わないとならないのです。
短すぎるのもダメ
着丈が長いのはよくありません。
でもだからと言ってじゃあすごく短ければ良いのかというと、当然そんなことはありません。
着丈が短すぎると、どんどんずり上がってきてしまうことがあります。
どんどんずり上がってくると、当然フィット感もずれていきますし、そして何より不快感がすごく強くなります。
しかも何度直してもそれは起こるわけですから、ストレスです。
なので短すぎるものも避けていきましょう。
着丈も前かがみになりチェック
当然着丈も前かがみになってチェックしないとなりません。
前かがみになってチェックすると、その姿勢のせいで多少着丈は上がります。
そのポジションが、そのサイクルジャージの本当の着丈のポジションなのです。
だから、それで判断しないとなりません。
まとめ
適切なサイズ感のサイクルジャージを選ぶのは、このように意外と大変にはなります。
でも、それはそれだけ重要なものだということになるのです。
だから、横着しないで多少面倒でもしっかりと時間と手間をかけて適切なサイズ感のサイクルジャージを探していってください。
決して安いものではないですから、適当なものを買って後悔したくはないでしょう。