サイコンの雄 ガーミンのおすすめモデルって何?各モデルの紹介とおすすめできる人

サイコン(サイクルコンピュータ)

GARMIN(ガーミン) Edge25J エッジ25J 370902 ブラック

日本国内でサイクルコンピューターを販売しているメーカーは沢山ありますが、日本のメーカーのキャットアイと並んで人気があるのがGARMIN(以下ガーミン)です。

今回、このキャットアイと人気を二分するガーミンのモデルに絞って、おすすめのサイコンのモデルについてお話ししていきます。

ガーミンのサイクルコンピューターを検討している方の参考になれば幸いです。



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ガーミンとは

ガーミンとはアメリカのGPS機器(全球測位衛星システムと呼ばれる衛星で地球上における位置情報や地形を確認する機器)の大手企業でNASDAQにも上場しています。

このプロフィールから察しの良い方は気付いているかもしれませんが、サイコンの専業メーカーではなく、GPSにまつわる様々な製品を作っているのが特徴の企業です。

そのためサイコンの他、スマートウォッチやゴルフコースの位置確認をする機器、登山時の現在位置を確認する装置、衛星通信を使った衛星通信機などGPSにまつわる様々な製品を製造しているのです。

そういったノウハウがあることから、サイコンとしては非常に精度の高い計測能力があり、その実績によって世界中の多くのユーザーに受け入れられています。

ガーミンのラインナップ

ガーミンのサイコンには5つのモデルがあります。

Edge® 25J、Edge® 130、Edge® 520J、Edge® 820J、Edge® 1030です。

これらのうちどれがおすすめかと言うと、いずれもおすすめであって、いずれもおすすめできない場合があります。

なぜなら、それぞれのモデルには特徴があり、おすすめしたい人が異なるからです。

次の項目から、各モデルの特徴やどんな人におすすめしたいかをお話ししていきます。



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ガーミン Edge® 25J

GARMIN(ガーミン) Edge25J エッジ25J 370902 ブラック

ガーミンのサイコンの一番低価格(16,800円(税别)※2018年11月現在)でベーシックなモデルになります。

しかし、他のメーカーのベーシックなモデルに比べるとやや高額なイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、ガーミンのベーシックを感じ取れる一台です。

特徴

特徴は、数値が三つ表示できること(時間、距離、速度、心拍数のいずれか3つ)やこのクラスには珍しいルート案内(地図は非表示でラインのみの案内)がついています。

また、正方形サイズでコンパクトなので、見た目もシンプルな印象を受けるデザインが特徴でもあります。

ベーシックモデルではありますが、最低限の機能がきちんと搭載されたモデルと言えるのではないでしょうか。

おすすめしたい人

必要最低限の機能と簡易的なルート案内が必要な人におすすめです。

例えば、クロスバイクなどでちょっとしたフィットネスをしたい人やロードバイクで近場をサイクリングするような人に良いかもしれません。

また、ちょっとコストが高いですが、時計や速度なども表示されますから通勤用のスポーツ自転車に取り付けるのも悪くありませんから、スポーツ自転車で通勤されている方にもおすすめしたい一台です。

ガーミン Edge® 130

ガーミン エッジ(Edge) 130 日本版 本体のみ GPS ブルートゥース

ガーミンの高性能エントリーモデルです。

ベーシックモデルの25Jよりもやや高い(23,800円(税别)※2018年11月現在)モデルで、より大きな画面で多くのサイクルコンピューターでみられるようなデザインのモデルです。

特徴

最大で6項目の数値が表示でき、GPSもアメリカ、ロシア、欧州、日本の物を使用し、より正確な位置情報を得ることができます。

速度や心拍、時間の他に勾配やケイデンス(1分間に回すペダルの回転数)、平均のパワーや走行距離の計測もできるようになっています。

地図表示はありませんが、もちろんルート案内機能も搭載されていて、更にスマートフォンとの連携で通知機能やデータの自動アップロードなどの他、パワーメーター(ペダルをこぐ力を計測する装置)への対応もしています。

おすすめしたい人

ロードバイクに少し慣れてきて、集団でのサイクリング、一人での遠乗り、あるいは時に大会なども参加したり、トレーニングもしたい人におすすめです。

パワーメーターの対応やケイデンスの計測が出来るのでトレーニングにも役立てることができますし、稼働時間も長いので他のメンバーとサイクリングへ行くのも問題なく利用できます。

とにかく、いろいろなことに挑戦してみたいエントリークラスの人におすすめです。

ガーミン Edge® 520J

GARMIN(ガーミン) Edge520J 136807

ガーミンの中位機種になります。

金額もこのあたりからやや高額(36,000円(税别)※2018年11月現在)になり、他のメーカーの上位機種と同価格程度の価格帯になります。

価格に見合う分、様々な機能が追加されています。

特徴

まず液晶がカラー表示になって見やすさが、かなり向上することやナビ機能も本格的なものを搭載し、マップの表示(店舗などの表示もされる)機能が付きます。

また、会の機種で計測できたデータの他にシマノDi2も接続可能となることで、変速機の現在の段数表示も可能になります。

また、各種ANT+センサー対応になることで、同じ規格を採用するほかのメーカーの計測器も使用することができるようになります。

おすすめしたい人

レースなどを考えている方で、データを見ながらトレーニングしたいような場合におすすめのモデルです。

上位機種並みのデータを収集でき、トレーニングに生かせることから、場合によっては本格的に競技を行っているハイアマチュアの方にもおすすめできるモデルです。

また、ナビ機能があることから、遠乗りなどのサイクリングを、より楽しむことができるというメリットもありますので、サイクリングを本格的に楽しみたい方にも押すすんです。

ガーミン Edge® 820J

GARMIN ガーミン Edge エッジ 820J(本体のみ)

上位機種で、ガーミンのラインナップのナンバー2に位置するモデルです。

他のメーカーの最上位機種よりも高額なモデルとなる分、機能も大変充実しているモデルになります。

ハイアマチュアクラスでもこのモデルの使用で必要十分なデータ収集や利用ができます。

特徴

GroupTrack機能があり、サイクリングチーム内全員の位置を追跡することができるので、チーム練習もはかどります。

グローブを装着したままでも使用できるタッチパネルがついているため、直感的な操作も可能です。

もちろん520Jについていた機能は全て搭載されています。

おすすめしたい人

競技団体に所属し、チーム練習を行ったり、集団でのコミュニケーションをとる人や自身でも積極的なトレーニングを行い、よりデータに即したトレーニングを行いたい人、カラー液晶のナビがついているので、本格的なロングライドを楽しみたい人など、競技に参加するハイアマチュアやより快適なライドを楽しみたい人におすすめのモデルと言えます。

ガーミン Edge® 1030

GARMIN(ガーミン) EDGE 1030 日本語版 GPSサイクルコンピューター(センサー類付)

ガーミンのフラッグシップモデルです。

820Jよりも一回り大きなボディと、より高性能な大型ディスプレイを装着しており、外見は、ほぼスマートフォンと見間違えるくらいです。

もちろん価格もそれが反映されており、10万円に近い金額(2018年11月現在)と言う価格設定は、他のサイコンの追随を許さない価格帯になります。

特徴

ナビゲーション機能が充実しており、3.5インチもの大画面を使用しています。

更に、自転車道にも対応した詳細地図が内蔵されていることから、より自転車利用に即したナビゲーションシステムを搭載しています。

もちろん、下位モデルに搭載されている機能は、ほぼすべて対応していますから、トレーニングやロングライドにも十分すぎる対応が可能となっていると言えるのです。

おすすめしたい人

レース本番の人にはおすすめしません。

大は小を兼ねると言いますが、過ぎたるは及ばざるがごとしで、このモデルは機能が充実しているがゆえに重量が重く、グラム単位で軽量化を行っている競技者には、不適と言えます。

ほとんどの機能が下位モデルでカバーできるからです。

ただ、オプションでバッテリーを増設できること(40時間の駆動が可能)と、ナビゲーションが充実しているので、同じ競技でもブルベ(数百キロに及ぶ長距離レース)のようなルートを自分で開拓しつつ長時間のライドを行う場合には最強のツールと言えますし、そういった人におすすめできます。

まとめ

ガーミンのサイコンは、いずれも高価格ですが、GPS機器メーカーとして確立された技術力やベースのモデルであっても、他社にはないルート案内のきのうなどを搭載するなど高い性能を誇ることから価格相応のサイコンと言えます。

また、そういった実績からステータス的な視点を持つ人も少なくないため、ファッション的な要素があることも他のサイコンにはない特徴ではないでしょうか。